このところネット界隈で度々目にする、「境界知能」という言葉。
境界知能とは知能指数(IQ)が70~84で、知的障害の診断が出ていない人の通称で、 IQは一般にIQ85〜115が平均的とされ、70未満の場合には「知的障害」と診断されるため、境界知能はそのどちらにも属さない。概ね日本人の14%程度というから、小・中学校の35人クラスなら5人程度はこの領域の生徒である事になる。
確かに、自分自身の中学時代を思い出すと、当時は40人学級だったが、男女合計で数人は全く授業内容を理解できていない様子だったし、特に男子は狂暴で意味不明の怒りで暴力を振るったりと、問題児の典型だった。
境界知能の特徴は、相手の気持ちが理解できず、会話の内容を誤解して突然キレたり、結果的に普通の生徒からすると訳もわからず暴力を振う奴、となるが、本人にしてみれば其れなりの理由があるのだった。
また、深く考える事が出来ないから、金がない→盗みに入る→見つかったのでナイフで刺した→1万円程度を盗んで逃亡、という事になる。普通の考えなら、少しばかりの金を盗んで強盗殺人で下手すりゃあ死刑、運が良くても無期懲役で一生刑務所暮らしなんて、割が合わなさ過ぎると思うのだが、それが判らないのが境界知能なのだろう。
そいうえば、刑務所の受刑者は知能指数が低いというが、成程理由があったのだ。
それでは、IQは高ければ高い程良いのかというと、135以上の場合は逆に世間の常識とかけ離れた感覚があって、常人には理解しがたい事をやるなど、これまた問題が多いらしい。
なあ~る程。
しかも、生まれも育ちも飛びぬけているのだが。
何事も、極端なのは良くないのだった。
そういえば「バカと利口は紙一重」なんて言われたものだが、確かに昔の人は判っていたんだな。
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