ニッサンは不人気だったV35スカイラインの後継として2006年にV36へとFMCした。V35が2002年の発売だから、プレミアムブラントとしては短命の4年でのFMCとなった。プラットフォームは新世代FR-Lで、エンジンも新開発のV6エンジンを搭載し、吸排気システムやサスペンションも一新した。まあ、V35では勝負にならないとみたのだろうか。
これに伴い米国インフィニティGも同様にFMCされ4代目となった。内部は大幅に改良された新型だが、エクステリアデザインはキープコンセプトとなっていて、ちょいと見た目には新旧の区別がつかないくらいだ。
新旧のエクステリアで最大の識別点は新型のヘッドライトがBMW 5シリーズに似た鷹の目のように切れ上がったデザインだ。
このV36スカイラインについては、最初にクーペに試乗した。
⇒NISSAN SKYLINE COUPE 370GT Type P 試乗記 (2007/11/12)
結果は中々良いクルマで、日本車としては例外的に欧州車的なしっかりしたハンドリングなど、結構高評価となった。ライバルとなるレクサスISにはクーペが存在しないから、その点でも強みとなる。
つづく。