クルマ試乗記の裏話47【日産の高級車ブランド 2】




前回のインフィニティMはEセグメントで、レクサスならGS、BMWやメルセデスでは5シリーズとEクラスに相当する。そこで今回はその下のDセグメント、すなわちレクサスIS、BMW3シリーズ、メルセデスベンツCクラスに相当するインフィニティGについて纏めてみる。

初代インフィニティGは1990年に販売が開始され、内容的には日本のプリメーラの姉妹車だった。プレミアムブラントにしてプリメーラというのはチョイとショボいが‥‥。

2代目は1998年に発売されたが、これまたプリメーラだった。

インフィニティGが何とかプレミアムブラントらしくなったのは2002年1月にセダン、6月にクーペが発売された3代目からで、スカイラインV35の姉妹車だった。

このモデルは米国では人気車趣となったが、日本においてV35スカイラインは実に不人気だった。その理由は従来からのスカイラインよりボディーが大きくなり、スカイラインマニアからすれば軽量・スポーティという良さがなっなったという事で、すこぶる評判が悪かったためだ。

要するにV35スカイラインは米国向けインフィニティGで、それを日本ではスカイラインとして販売していたのであり、日本国内のスカイラインマニアは切り捨てられた‥‥という事だ。

このV35スカイラインの発売された2002年当時は、未だ試乗記を始めていなかった事から、試乗記は無い。

スカイラインの試乗記があるのは4代目インフィニティの姉妹車であるV36からだった。それについえは次回にて‥‥。

つづく