箱根駅伝出場校って 結局はMARCH 日東駒専 大東亜帝国だった

 

毎年正月2~3日に、毎日延々と5時間以上も生中継する箱根駅伝だが、今年は前日の能登半島大震災の報道で駅伝どころでは無いだろうと想像していたが、東日本大震災に比べれば、それ程ではなかった事で駅伝中継も普通に行われていた。なんて書くと、被災地では多くの被災者が底辺な目にあっているのに不謹慎な、なんていう偽善左翼の声が聞こえるが、そうは言っても東日本大震災の死者・行方不明者は2.2万人とだったから、それに比べれば被害は少なかった、という事だ。

それはそれとして、大学といえば「偏差値厨」と受験生の間ではお馴染みの早慶MARCH日東駒専大東亜帝国という括りだが、では箱根駅伝ではこれらの大学は、どうなっているのだろうか。

そこで、総合順位を並べてみた。行頭にある文字は早慶、MARCH、日東駒専、大東亜帝国を表す。
M 1 青山学院大学
日 2 駒沢大学
・ 3 城西大学
日 4 東洋大学
・ 5 国学院大学
M 6 法政大学
早 7 早稲田大学
・ 8 創価大学
大 9 帝京大学
大 10 東文化大学
大 11 東海大学
大 12 国士舘大学
M 13 中央大学
M 14 立教大学
日 15 日本大学
・ 16 日本体育大学
・ 17 順天堂大学
・ 18 駿河台大学
・ 19 中央学院大学
M 20 明治大学
・ 21 神奈川大学
・ 22 東京農業大学
・ 23 山梨学院大学

おおっと、なんと、これらの括りに入っている大学は殆どが駅伝に出場していらのだった。
未出場は早慶の慶応、日東駒専の専修、大東亜帝国の亜細亜だけだった。この中で、専修と亜細亜は過去何度も出場しているが、今回は予選を通過できなかったのだろう。

結局、あの大学偏差値群というのは、あらゆる意味でメジャーな大学だったのだ。

ところで、偏差値厨の大好きな「Fラン」だが、本来これはボーダーフリーの「F」であり、全員が合格できるというレベルだったのだが、偏差値厨はこれを勝手に解釈して、なかにはMARCHでさえもFランだという輩まで現れている。

そういう奴はさぞかしリッパな学歴かと言えば、いやいや、それは無いだろう。まあ、高卒か専門卒というところか。

では現実に、例えば大東亜帝国に合格するにはどの程度の学力が必要かを検証してみよう。学部は文学部、ただし文学部の無い亜細亜大学は法学部で出典はマナビジョンで比較すると
大東文化大学 46~56
東海大学 48~62
亜細亜大学 49~56
帝京大学 50~61
国士館大学 48~63

なんと、平均でも偏差値50から55くらいは必要だった。

この偏差値について、偏差値厨の多くは自分が中学の時の偏差値と同じと考えているという大間違いをしている事だ。大学入試の偏差値は、そもそもほぼ全入の高校受験受験とは違い、母集団はより優秀な方に偏っており、一般に文系の場合高校入試+10と言われている。

すなわち、55の大学に合格するには65の高校を卒業している事が必要で、それってトップ高とは言わないが十分に優秀校であり、そのクラスが受験してくるのだった。

実はこの結果をみて、自分自身も驚いている。底辺大学の倒産防止で文科省は大手大学の定員を厳しく規制している事で、入試難易度が上がっている、とは聞いていたが、本当だったのだ。

では同じ箱根駅伝出場校で、ほとんど駅伝でしか名前が出てこない大学はといえば
中央学院大学 (法学部)44~48
城西大学 (経済学部) 47~51
駿河台大学 (法学部) 47~49
山梨学院大学 (法学部) 44~47

大学入試希望者のボリュームゾーンは偏差値45と言われている。という事は、この手の大学でも受験生としては平均でないと受からないのだった。

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