韓国軍はなぜブラジル製の輸送機を選んだのか?

韓国軍は次期輸送機にブラジル・エンブラエル社のKC-390を選定した。

韓国軍は第1次輸送機事業で既に米国のC130Jを採用していて、今年4月のスーダン内戦地域からの在留韓国人の撤収に大活躍した機種だ。

常識的に考えれば、今回の第2次事業もC130Jを採用するのが普通だろう。しかし、何故にブラジル製という、世界の常識でもマイナーな機種を選んだのだろうか?

これについて、韓国の防衛事業庁では当初その理由を明かさなかったが、その後エンブラエル社は韓国との協力コンソーシアム(共同体)で、米国よりも技術協力などが充実している、という事を語っている。米国は重要機密の中共への流出を恐れて韓国を全く信用していないから、兵器を購入しても重要な部分はブラックボックス化しているが、ブラジルならば自由がきくという事だろう。

韓国の航空機産業は小型機では米国ロッキード社の技術援助で製造しているジェット練習機FA-50と、レシプロプロペラ初等練習機KT-1があるが、中型機は製造していない。

韓国としても輸送機の購入に端を発して、エンブラエル社から中型機製造の技術援助を受けたいだろう。

と、まあ、これらは表向きの事であり、韓国軍と言えば防衛産業不正の温床とも言われているくらいであり、今度の選定も軍幹部へのブラジルからのキックバック、なんてえのがあるのではと疑いたくなってしまう。

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