アウディ A6となれば、次は当然ながらメルセデスベンツ Eクラスだが、ヤ●セには懲りた事からシュテルンを飛び込みで訪れてみたら、偶々対応した営業マンが実に誠実だった事から、ここで試乗する事となった。
折しも新型のW211にFMCされたタイミングでの試乗だった。
メルセデスベンツ E320 (2002/08/25)
この時期のメルセデスベンツは、トヨタ セルシオ (レクサス LS)の低価格と高品質の両立に危機を感じ、それまでの「最善か無か」というコンセプトを捨てた時期であり、内装は明らかにチャチになるなど、チョイと残念な気持ちではあった。
そして、BMWは5シリーズセダンには試乗済だったが、ワゴンボディのツーリングの試乗車が入ったという事で、早速乗ってみた。
BMW 525i (E39) ツーリング(2002/05/20)
ドイツ御三家以外でのプレミアムブランドといえば、先ずはジャガーが思い浮かぶが、ジャガーのディーラーは妙に高飛車で、これれぁ駄目だ、という気持ちだったが、折角遠くまで出かけたので取り敢えずジャガーとしては初のDセグメントである、Ⅹに試乗してみた。
ジャガー X 2.0 V6 (2002/05/15)
結果はハッキリ言って購入を検討するような代物では無く、取り分けダルダルのステアリングはクラウンよりも酷い代物だった。それに加えて、強気なディーラーは試乗コースが極めて短く、「わりゃあ~っ、人を馬鹿にしとるんかぁ」状態だった。
結局、見かけだけはジャガーしてる以外は何の取柄も無く、兎に角ジャガーのXJに似たスタイルに惚れ込まない限りは買わないだろう。
その後ジャガーXは世界的にも失敗作だったし、この時のディーラーもその後閉鎖されている。
そしてもう一つ、ボルボも日本ではプレミアムブランドの一つを思われている。実は自宅のポストにボルボの広告が投函されていたのを機に、早速ディーラーに訪れてみた。ボルボといえばワゴンであり、勿論試乗もV70ワゴン、というかセダンの試乗車は元々用意されていなかったが‥‥。
ボルボ V70(2002/05/25)
結果は上記の試乗記を参照されたいが、ハッキリ言ってこれ程酷いクルマとは思わなかった。
という事で、やっぱり世の中で「ベンツ・ビーエム」と言われるのは伊達では無いのだった。
つづく