【簡略版】AIは自らを複製・展開できる水準に到達した


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AI開発企業米アンソロピックが公表した研究報告で示された、スマート家電やIoT機器の上で自らを自己複製・拡散させていく分散型AIワームの増え方や潜伏形態を表して、デジタル粘菌という比喩表現を行っている。

なお、粘菌(ねんきん)とは、菌類ではなく、アメーバと同じ「アメーボゾア」に分類される単細胞の原生生物の総称。

Anthropicの研究チームは、オープンソース等の小型AIモデルの能力が向上していることから、人間が指示を出さずとも自力で家電等に侵入し、自らを複製・展開できる水準に到達しつつあると警告した。

200万台のスマート家電が乗っ取られたとしても、合計の計算能力はデータセンター用高性能GPU40基程度に過ぎず、圧倒的な破壊的パワーを持つわけではない。

最大の脅威は「強大な攻撃力」ではなく、「ネットワークの末端に潜み続け、駆除に手間がかかる不快な居座り」にある。