B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2017/2/28(Tue) |
ABARTH 124 Spider <4> |
今度はドアを開けて室内を見渡すと、写真のクルマはシートのセンターがレッドで、これもイタリアンテイスト満点だ。 実はこのシートはオプションのブラック/レッドのレザーで、ボディカラーがホワイト (ソリッド) の場合にオプションで選択出来る。またオプションのパールホワイトボティーを選ぶとこのシートが付いてくる。またボディ−カラーがレッドの場合にはブラックのレザーシートがオプション設定されていて、更にボティーがオプションのブルーでもブラックレザーとなる。なお標準はレザー/アルカンターラのコンビシート (ブラック) だが、そもそも標準ボディーカラーはホワイトとレッドしかない。 そのシート中央上部には ”ABARTH" のロゴが付いていて、マツダじゃねぇぞっ! と言っている。 ドアのインナートリムは何とロードスターとは全く異なる形状となっている。この部分を敢えて別部品にしたのはアバルトの拘りだろうか? 拡大してみると意外に地味というか、ロードスターのようにフェイクのステッチ等が無いのは金型のコスト削減だろうか? 次回は残る部分、すなわちダッシュボードやコンソールの比較結果を行ってみる。 つづく
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2017/2/27(Mon) |
ABARTH 124 Spider <3> |
ボンネットカバーを開けるとそこに見えるエンジンはマツダブランド車とは全く異なる。 アバルト 124 とマツダ ロードスターの最大の相違点がこのエンジンであり、アバルト 124 はフィアット製の 直4 1.4L ターボ 170ps 250N-m を搭載し、これはマツダ ロードスターの直4 1.5L 自然吸気 131ps 150N-m よりも明らかに強力だ。エンジンのトップカバーも如何にもアバルトらしいイタリアンなデザインで、これだけみればマツダ ロードスターとはマルで別のクルマに見える。サソリのマークと "multiair turbo" というラテン系の表現が紛うことなきイタリアン! エンジンルーム内の眺めがマルで別物であるのとは対称的に、トランクリッドを開けてみるとそこに見えるのはマツダ ロードスターと全く同じラッゲージスペースであり、これだけ見たらばその区別が付かないくらいにおんなじだ。 アバルト 124 のタイヤサイズは 前後とも 205/45R17 で、これはマツダ ロードスターの 195/50R16 よりワンサイズ大きいが、実は昨年末に追加販売されたリトラクタブルハードトップのマツダ ロードスター RF とは同サイズだ。 そしてブレーキについては特にフロントがマツダ ブランドと大きく違い、こちらは高性能車の定番であるブレンボのアルミ対向4ピストン (オポーズド) キャリパーを搭載している。ただし、そのキャリパーには ”ABARTH" の文字は無く、”brembo" の文字とロゴが見える。なおリアキャリパーはマツダブランドと全く同じモノ (ただし赤く塗りたくっているが) を使用している。 一見マルで違う両車だが、少なくともトランク内を見ると全く同一品であることが判る。 次回はインテリアの比較へと進む。 つづく
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2017/2/26(Sun) |
ABARTH 124 Spider <2> |
今回からはアバルト 124 の実写写真を使用して内外装を紹介する。 第一印象はナカナカのカッコ良さで、確かにイタリアンテイストを感じるし、オリジナルであるマツダ ロードスターとはまるで違う印象なのはフロントフェイスの違いが最大の理由だ。いや、まあ、しかし上手く化けたもんだにゃあ。 リアについても大幅にデザインが変更されていて共通点は殆ど見つからない。しかし、ソフトトップについてはもしかすると共通かもしれない。まあ、こういう生産量の少ないパーツは極力共通化するのがコストダウンの基本だからこれは当然だろう。 ロードスターはフルオープンにした姿が本来だから、これがカッコ悪いと台無しだが、アバルト124 のフルオープンは勿論言うこと無しのカッコ良さだ。 フロント真正面から見ると‥‥お〜っ、良いねぇ。 そしてリアだって勿論イタリアンしていてるし、4本出しの排気管がアバルトらしい。 サイドビューだって長いボンネットを持つプロポーションは良き時代のスポーツカーの定番そのものだ。 アバルトのエンブレムはフロントはボンネットカバー先端でサイドはフロントフェンター後部にサソリがいる。 そしてリアはトランクリッド後部中央に、これまたフロントと同じエンブレムが付いている。なおトランクリッド右側後端には ”124 Spider" のエンブレムも付いている。
いやまあ、正直言ってイマイチカッコ悪いマツダ ロードスターがここ迄変身したのには正直驚いた。 次回はエンジンやブレーキを中心に話を進めることにする。 つづく |