B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2017/2/24(Fri)
ABARTH 124 Spider

アバルトと言えばフィアットベースのチューニングカーで言ってみればBMWのMやメルセデスのAMG のような位置付けだが、そのアバルトの最新モデルがアバルト 124 で、これは 1960年代にフィアット 124 をベースにした 124 スパイダーという車があり、そのアバルトバージョンがアバルト 124 だった。

そのアバルト 124 を現代に再現したのが現代版アバルト 124だ。その写真を見ると‥‥

成る程約半世紀前の 124スパイダーの雰囲気を見事に再現している。

だだし、この現代版 124 スパイダーは、既に多くの読者がご存知と思うが何を隠そうマツダ ロードスターをベースにフィアットのエンジンとボディを載せたもので、しかも日本国内のマツダの工場で生産されるから、法律上は立派な国産車!

それでマツダ ロードスターおよび初代フィアット124 の諸元を一覧表にしておく。

マツダロードスターとはホイールベース、トレッドが等しいのは同じシャーシーだから当然で、ボディは別物なので多少の違いはある。エンジンはマツダブランドが 1.5Lおよび 2.0L(RF) の何れも自然吸気であるのに対して、アバルトブランドは 1.4L ターボという違いがあり、性能的にはマツダブランドよりも上となっている。

なお日本ではアバルト124 として販売しているが、米国ではフィアット124 にバリエーションが3種類あって、その最上位グレードが ”アバルト” となっている。まあ日本でフィアット 124 として下位グレードを売っても何のステイタスも無くなってしまい、それならマツダブランドで充分ということになるから‥‥ということだろう。

なお次回からは何時ものように内外装を写真で紹介する。




2017/2/23(Thu) Hyundai i30 Tourer (2018)

2月12日の日記ではヒュンダイの新型エラントラ GT がアウディ S3 にソックリという事を取り上げたが、今回の新型ヒュンダイ車は i30 Tourer で、さてこちらの方は‥‥

もう何も言うことはない。マツダ6、すなわちアテンザ ワゴンと瓜二つで、もう最初に i30 Tourer の写真を見た途端にピンとくるくらいのソックリさんだ。しかもオフィシャルフォットのイメージカラーまで一緒!

もうヒュンダイのクルマっていうのは全てが日欧の売れ筋車のパクリなんじゃあないか、と思ってきたので i30 の下位モデル、すなわち i20 はどうかと思って調べてみたらば i20 にクーペバージョンがあった。i20 はBセグメントであり、Bセグクーペなんて殆ど希少モデルであり思い浮かぶのはアウディ A1 くらいだが、んっ? アウディ A1 って、ややっ、下の写真を見れば何と!

もう何だってところ構わずパクリまくりで、A1 までコピーする何ていうのはパクリの本家である中国もびっくりというところか。まあ中国の場合は自国で売るのだからパクろうがどうしようが勝手にやったら、というところだが、ヒュンダイの場合はこれを世界中に輸出するというのだから、いい度胸してるじゃねぇが、と言いたくなる。

なお i30 Tourer の詳細についてには下記にて↓
⇒ https://www.netcarshow.com/hyundai/2018-i30_tourer/




2017/2/21(Tue) ベイビー・ボクスターはどうなった?

数年前にポルシェがボクスターより下のクラスの新型車をVWを共同で開発中、という噂が立っていたが、その後何の音沙汰も無い。そこで何かのヒントが有るかと思ってここ数年のポルシェおよびフォルクスワーゲンが発表したコンセプトカーを調べてみたが、それらしきものは無かった。

しかし話題になった当時はフォルクスワーゲンがそれっぽいコンセプトカーを発表していた覚えがあるので更に遡って調べてみたらば、Volkswagen BlueSport Concept (2009) というのがあった。これは2009年のデトロイトショーで発表され、全長3.99m のボディーに180ps のディーゼルエンジンを搭載し、その性能は 0 - 100km/h が 6.6秒で最高速度は226q/h というから、概ねトヨタ 86 と同等でありこれは丁度手頃な性能だ。その写真の一部を示すが、詳細は元記事  https://www.netcarshow.com/volkswagen/2009-bluesport_concept/ にて。

確かにボクスターの弟分という雰囲気充分だ。

ということはベイビーボクスターの真実味があったのは7年程前という事になるが、その後全く噂が途絶えてしまったようだ。

と、思ったら今度は2014年末にベイビー・ボクスターのプロジェクトは中止されたという記事がオートカー誌に出ていたのが見つかった。ところが、この中止されたプロジェクトのコードナンバーは "718" という説明があったが、718 といえば現行の4気筒化されたボクスター/ケイマンの訳で、これは次の2つが考えられる。

推定 その 1
 元々ポルシェのラインナップをダウンサイジング化する計画で、ボクスター/ケイマンについては4気筒となるので新しいコードナンバーを与えて、それが 718 であり、実際に発売される時点では 981 をベースにエンジンのみを変更し、そのモデルを 718 とした。すなわちベイビー・ボクスターのポロジェクトはそれ以前に中止されていたか、プロジェクト自体がガセネタだった?

推定その2
 確かにベイビー・ボクスターはフォルクスワーゲンと共同開発も進んでいたし、前出の BlueSport Concept もそれを前提にしたコンセプトカーだったが、その後の両社の事情などにより中止となり、それとは別にポルシェはボクスター/ケイマンの4気筒化の道を歩んだ。

と、勝手な想像をしてみたが、最初から 911 とボディ前半を共有することを前提で開発された初代ボクスター (986) からコンセプトを引きずっている現行 718 はボトムモデルとしては少し大きすぎるし、今や初期の水冷 911 (996) の性能を追い越すまでになったボクスターの動力性能を考えても、この下のモデルがあっても良さそうだし、マニア達は待ち望んでいると思う。

まあ、口の固いポルシェのことだから、実は密かにベイビー・ボクスタープロジェクトは進行していて、近い将来突然発表されて大騒ぎ‥‥ということを期待しておこう。


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