B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2017/2/14(Tue) |
BMW 2 Series Coupe vs Toyota 86<2> |
今回は前後の比較から。 既にスペックの比較で判明しているが、全幅は全く同じ 1,775 o だが全高は 220i の方が100o も高いから、プロポーションな大いに異なる。 実は全高の違いが一番わかり易いのはサイドビューであり、2シリーズはウエストラインが高く全体にゴロンとだるまさんみたいで、86 のスマートさとは比ぶべくもない。 トランクスペースは流石にセダンベースの2シリーズに軍配が上がるが、高さについては 86 と対して変わらない。 エンジンは 220i ならばどちらも排気量こそ 2.0L だが、直列4気筒ターボの 220i と水平対向4気筒自然吸気の 86 という全く異なる方式を採用している。 タイヤについては一般的にオプションが豊富だったり取替が簡単 (ジャッキアップは必要とはいえナット5本) というようにどうにでもなるが、この2車は標準でも結構スポーティーなホイールを装着している。なお写真のグレードは 220i は Sport のために前後とも 225/45R17 タイヤを標準としているが、これが M Sport になるとリアが 245/40R17 となる。86GT は前後とも 220i よりも一サイズ小さい 215/45R17 となる。 ブレーキについては例によってイマイチしょぼい BMW に対して 86はフロントに2ポットキャリパーを奢っているが、これは要するに OEM 供給元のスバルの方針だ。 しかしこうしてみると 86 がセダンからの派生車ではなくスポーツカーとして本気で開発されたのが判るし、それはトヨタの資金力とスバルの技術力がうまい具合にコラボした結果で、いやいや日本のクルマも捨てたものじゃあないっすよ。えっ、でも国産車の多くはミニバンとかつまらないクルマだって? それは商売だから売れるクルマを作る事は必要だし、本来クルマは実用品だから家族構成によって、というか日本の平均的ファミリーだったら子供の事を考えてミニバンを選ばざるをえないお父さん達も多いわけで、86 のドライバーに年配者が多いのは既に子育てを終わったから、というのもまんざら外れてはいないように思うが。 次回はインテリアの比較へと進む。 つづく
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2017/2/13(Mon) |
BMW 2 Series Coupe vs Toyota 86 |
Cセグメントの小型クーペといえば現在試乗記前半をアップしたばかりの BMW M2 が思い浮かぶが、これは本物のMモデルだから約800万円と流石に高い! ただし、一見して同じ様なスタイルならば 220i M Sport が500万円程で買えるし、Sport というグレードならば約480万円となる。いやそれでも高いじゃねぇか、という意見もあるだろ。しかも M2 試乗記を見れば判るとおりで決してカッコは良くない。そこで思い浮かぶのが日本の誇るトヨタ 86 であり、これならサイズ的にも近いし何より RWD という面でも十分な対向車種と成り得る。 それ以外にCセグメントのクーペはと探してみたが、これが意外に見当たらない。BMW の最大のライバルであるメルセデスベンツの場合、Cセグメントは ”A” であり、クーペは ”CL" だからCセグメントクーペなら CLA となり、確かに CLA は存在するがこれは4ドアであり、しかも駆動方式はFWD という事で2シリーズクーペとはカテゴリーが違う。そしてアウディはといえばCセグメントは ”3” であり、コンフォードモデルは A3 ということになるが、A3 にはハッチバックというかワゴンというか主力のスポーツバックと、加えて4ドアのセダンというラインナップでクーペは無かった。 ということで、意外にもCセグメントの2ドアクーペが希少であり、ましてやRWD となればやっぱり2シリーズと 86 しか存在しないのが現状だった。そこで先ずは例によってスペックを並べてみるが、アウディは2ドアということで参考に A1 を選んでみた。 こうして比較すると 86 はアウターサイズで言えば2シリーズクーペ (以下220i) よりも少し小さい事に気がつく。取り分けホイールベースについては120o も短いが、その逆に全高は100o も低い。 CLA については4ドアでしかもFWD だからやっぱり比較するのは無理がある。ただし全長が 220i よりも 105o も長いために寸詰まり感が少なく、スタイルとしては 220i に勝っているように思う。 そしてA1 については当然ながら他の3車種に比べて一回り以上小さいのはBセグメントだから当然だが価格も一番安く、86 と殆ど変わらないどろろが多少安い価格帯となっている。この A1 については発売直後の初期型だが下記の試乗記があるので何かの参考にされたい。 それでは本題に入って、早速 220i クーペと 86 を比較してみる。なおグレードは 220i が SPORT という事実上のボトムグレードを主に一部 M Sport を加えて、また 86 ではGT (白) と GT Limited (シルバー) を使用している。 先ずは両車を斜め方向から比較してみると、まあそれぞれ個性があるがどちらも悪くは無い。しかし、このアングルから見ても既に 86 の方が低くスポーツカーらしく見える。 そして各部の詳細については次回以降に数回に分けて連載する予定だ。 続く
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2017/2/12(Sun) | Hyundai Elantra GT (2018) |
ヒュンダイの中核をなすエラントラはサイズ的にはCセグメントで、昨年の米国乗用車販売台数では9位に入っていた。初代エラントラは 1990年に発売され、現行モデルは 2015年発売の6代目であり、ということは4年毎に FMC を実施していた事になる。しかも FMC の度に全く違うイメージのデザイン (とはいえ何かのパクリだが) となるのは如何にも自動車後進国っぽい。そういえば、日本車もその昔は4年毎の FMC で、ある時は米国車風だったり、行き成り欧州車風になったりという時代もあったっけ。 エラントラは一時期日本でも販売されていたが、実際に街中を走っている姿は殆ど見なかった。そのエラントラにセダンをベースとした GT という派生モデルが発表された。日本的に GT といえばセダンベースでも高性能なスポーツタイプを想像するが、エラントラの GT は BMW のグランツリスも的なワゴンに近いクロスオーバーツアラーらしい。 と、能書きを垂れるよりも実際に写真を見てもらおう。 ややっ、ヒュンダイと言えば日本車や欧州車のパクリで有名だが、エラントラ GT のパクリ具合は半端じゃあない。バンパー内のアンダーグリルまで一体化した大きな6角形グリルやCピラーに小さなウィンドウを配した一見6ライト風のサイドウィンドウ、ドア下端のキャラクターラインなど、もうここ迄やるかぁ? と言いたくなるくらいのパクりようだ。 まあそれでも普通はリアに関しては同じパクるにしても違う車種から部分的に失敬してくるのだが、エラントラ GT の場合にはリアもソックリにしてしまった。 そうなると米国でトップ10 に入っているエラントラセダンはアウディ A3 セダンのパクリなのだろうか? 少なくとも Bピラーまでのボティ前半は GT と共通だろうからソックリさんだとしても、後半は独自のデザインということもあるかもしれない。と思って比べてみたのが下の写真で、おっと、やっぱりベースとなったエラントラ セダンからしてアウディ A3 セダンのパクリだった。 実はこのアイテム、最初は特別編にしようと思ったのだが、やってみると淡々と事実を解説するだけで十分なことが判り、結局普通に日記本編で扱う事にした。 なおエラントラ GT の詳細を知りたい場合には、例によって下記にて↓ |