B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2017/2/10(Fri) Skoda

欧州のクルマ関連サイトを見ていると結構頻繁に見るのが Skoda というメーカー名で、はてこれは一体どこの何者なのか? 実は Skoda (シュコダ) は創業が1895年という歴史のあるチェコの自動車メーカーで冷戦時には東側を代表するメーカーだった。その後のベルリンの壁 (社会主義) 崩壊により民営化されて結局フォルクスワーゲンの参加となっている。

そして実はシュコダのクルマというのはフォルクスワーゲン車をベースとしてものだった。それで主な車種を調べてみると

オクタビア (Octavia)
 一見セダンに見えるが実は5ドアハッチバックと、コンビと呼ばれるステーションワゴンの2本立てで、ゴルフとプラットフォームを共有するCセグメント車だ。他に兄弟車としてアウディ A3、セアト レオンがある。しかしこのオクタビア、何やらベースのゴルフよりも立派に見えるが。

ファビア (Fabia)
 ポロベースのBセグメントハッチバックで、これもオクタビア同様に5ドアハッチバックとコンビと呼ばれるステーションワゴンがある。

スペルブ (Superb)
 パサートベースのセダンでシュコダでは最大の乗用車 (商用車は別) であり、スペルブは1934年に旧スロバキアで生産されていた大型セダンの名前で、これを復活させたモノだ。スペルブにもステーションワゴンの "コンビ" がある。

ルームスター (Roomster)
 多目的車でファビアとオクタビアからコンポーネントを流用しているがシュコダとしては初の独自のプラットフォームを採用している。日産 ノートなどのライバルとなるルームスターとクロスカントリー版のスカウトがある。

シティゴ (Citigo)
 up! のシュコダブランド車で、流石にフロントマスクは変更してあるようだ。

このシュコダを日本で売ることは‥‥まず無いだろうから、シュコダについて多少とも薀蓄を傾ければ回りから尊敬される‥‥事は無さそうだ。残念っ!

なおシュコダの詳細については
⇒ https://www.netcarshow.com/skoda/ を参照願いたい。






2017/2/9(Thu) Bugatti Chiron (2017)

このところ 2,200万円のポルシェ 911ターボ 試乗記とか、日記でもランボルギーニ アヴァンタドール (1月26日 日記) 、そしてラ・フェラーリ アペルタ (1月27日 日記) など超インフレ状態だが、その程度で驚いてはいけない。超の上に超が付くようなスーパーカーといえばブガッティ。その最新モデルは丁度一年ほど前のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされたていたから、今となっては速報性は全くないが、まあネタとしては面白いので今回取り上げる事にした。

そのクルマの名は Bugatti Chiron (ブガッティ シロン) で、邦貨に換算して約3億円也。ただしこれはあくまでベース価格であり、平均的には 3,500万円くらいのオプションを装着しているそうで、フルオプションでは 1億5千万円以上の追加となるとの事だ。

ボディサイズは全長 4,544 x 全幅 2,038 x 全高 1,212o、ホイールベース 2,711o と思った程には低くないが、写真で見る限りは目一杯幅広くて低いプロポーションが目につく。


インテリアは当然ながら超が付く高級な質感に溢れているが、億単位のオプションを付ければもっと豪華になるのだろうか。


エンジンはW型16気筒 8.0L クワッドターボにより 1,500ps/6,700rpm の最高出力と 1,600N-m /2,000-6,000rpm 、車両重量は1,995kg というからパワーウェイトレシオは 1.33kg/ps となり、発表されている加速性能は 0-100q/h が 2.5秒未満というが、これは911ターボ試乗記でも述べたが、3秒以下の世界ではエンジンパワーよりもタイヤの性能と路面状態で決まるから一概には何とも言えないが、まあ凄い性能とだけ言っておこう。

そして最高速度だが通常はリミッターが 380q/h で作動するらしいがモードによってはリミッターが解除出来て、その場合は 420q/h という。もうこうなると実際の性能というよりも机上の計算で如何に凄いスペックにするかという事になる。


こういう話題でストレス解消でもしようかと思ったが、それ以上にバカバカしさが先に立ってしまう。まあ所詮はクルマだから高いの何のと言っても何億の世界だ。そういえばトランプ米国大統領のプライペートジェット機って、マジな中型旅客機だったようだが、あれっていくらするのだろう。そこで調べてみたらば機種はボーイング 757 で通常は200人くらいの乗客を乗せる機体に43人しか乗れないという。その分はこれでもかの装備があるのだろう。いや、まあ参ったね。

なおシロンの詳細を知りたい場合には何時ものように下記にて↓
⇒ https://www.netcarshow.com/bugatti/2017-chiron/





2017/2/8(Wed) ハイエースの盗難相次ぐ

巷では相変わらずクルマの盗難が多いようだが、その中で最も盗難にあっている車種はと言えば‥‥それはやっぱりレクサス LS とかの高級車‥‥では無くて、あこがれのスポーツカー‥‥でも無く、何と商用車であるハイエースだった。ハイエースは世界180カ国で販売されているから、盗んだクルマを解体して部品を世界中に不正輸出するなど需要が多いだけに美味しい商売なのだろう。

そのハイエースといえばワンボックスバンの定番であり、はたまたワゴン仕様は送迎用としてマイクロバスの小さいヤツ的な使い方もされているから街中で遭遇する機会も多いだろう。マイクロバスと違って普通免許で運転できる事もメリットでクリニックや介護施設、そして幼稚園なのどの半公共施設での使用も多いし、テレビなどのロケバンや容疑者の護送シーンなど、とにかく出番が多い。

次に先ずは現行ハイエースについて纏めてみる。現行はハイエースとして5代目となる 200系で、発売は 2004年だから既に13年が経過しているロングセラーだ。その前の 4代目 100系は 15年間も継続販売されていたから、現行型もあと2年程で FMC が視野に入ってくるだろう。

ハイエースには大きく分けて前述の送迎用に使われる乗用車仕様のワゴンと、貨物車に分類されるバンに分けられる。更にそれぞれにボディの長さ違い (標準、ロング) 、幅違い (標準、ワイド) 、ルーフ違い (標準、ハイルーフ) など、とにかくバリエーションが多い。だだし、先代 100系までは殆どが全幅1,700o 、全長4,700o 未満の小型車サイズ (4/5ナンバー) であったが、現行 200系ではバンの標準ボディのみが4ナンバーとなっていて、それ以外のバンとワゴンの全ては1,880o 幅となった。

そこで代表的なバン仕様の写真を見ることにする。なお以下の出展は http://toyota.jp/hiacevan/ による。

最初に標準ボディから。アウターサイズは全長 4,695 x 全幅 1,695 x 全高 1,980o という見事な4ナンバー (小型車) サイズで乗車定員は 3/6 名、すなわち 6人の定員は荷物を積むためにセカンドシートを畳むと 3名となる訳だ。価格は写真の "GLパッケージ" が 223万円から (ガソリン2.0L 5MT) という今時信じられない安さだ。しかも"GLパッケージ" というくらいだからホイールキャップだって付いてるぞ!

キャブオーバー車は運転時の高い視点から取り回しが良いが、更には見かけの割に実は小型車サイズだから狭い道でも平気で入っていけるというメリットもある。

次はワイドボディ、ハイルーフのスーパーロングバンだが、こちらのアウターサイズは全長 4,840 x 全幅 1,880 x 全高 2,105o という堂々のサイズで価格は写真の "GLパッケージ" が 253万円から (ガソリン2.7L 6AT) とこちらは標準ボディより少し高いが、それでも200万円代の中頃だから、チョイとしたファミリーミニバンよりも安いくらいだ。

なお上記のバンには標準ボディも含めて 3/6/9人乗りという3列シートバージョンもある。それでハイエースの試乗記はと言えば残念ながら無い。そこでハイエースの最大ライバルで、この手のクルマでは本来ハイエース以上に老舗だった日産 キャラバンの簡易試乗記をリンクしておく。
⇒ NISSAN NV350 CARAVAN 簡易試乗記





2017/2/6(Mon)
BMW M2<4>

実は今回は時間の関係でダッシュボード全景を撮る事が出来なかったが、サイドからでも基本的に2シリーズクーペそのものという事が判るだろう。勿論インテリアトリム等には M モデルらしい材質が使われてはいる。

センタークラスターやコンソールも 2シリーズそのままだが、勿論多少は異なっている。

M2 の大きな特徴は M モデル独特のセレクターレバーで、それと共に M2 のトランスミッションは DCT 方式が採用されている。もっとも M モデルで同様のセレクターが付いていても X5 M などの SUV ではトルコン式のミッションが使われているが‥‥。

メータークラスター内の計器類の配置なども変わらないが、この手の高性能モデルの定番である速度計のフルスケールの延長や M ロゴ付きの回転計などが目に付く。回転計は6,400rpm からゼブラゾーンで7,000rpm からがレッドゾーンだが、フルスケールは 7,500rpm で、これは1シリーズと同じものだ。ここはせめて 8,000rpm くらいまでの目盛りが欲しいところだ。

という事で、M2 の内外装を見てきたが、まあハッキリ言って生まれは BMW のボトムクラスである1シリーズだから、必死でセレブぶっても所詮は庶民の生まれ‥‥という成り上がり的なモノが感じられるのがチョイと辛い。それで肝心の走りはと言えば近日中に試乗記として纏める予定なので

乞うご期待!


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