B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2017/2/5(Sun) |
BMW M2 <3> |
前回積み残しのフロントライトの拡大から見てみれば、ヘッドライトはバイキセノンタイプで自動光軸調整機構付き。最近流行りのLED タイプよりも明るさ自体はキセノンの方が有利だからこれで OK 。なおスモールライトリングやアクセントラインは勿論 LED 方式となる。ついでにキドニーグリルの縦桟はブレック。 標準装備のタイヤ&ホイールはフロントが 9Jx19&245/35R19、リアが 10Jx19&265/35R19 でCセグメントとしてはとてつもなく大径だ。 伝統的にブレーキに金を掛けない主義の BMW ではあるが、最近は M モデルには M カラー (ブルー) に ”M” のマークが付いたブレンボ製アルミオポーズドキャリパーを装着している。ピストンはフロント4ポッド、リア2ポッドで、前後配分が 50:50 とはいえ制動時の荷重移動でフロント負荷が大きくなるためにフロントが大きな4ポットに対してリアは小さな2ポットで容量が足りる。 ドアを開けると標準でレザーインテリアが装着されていたりと、高性能である以上に高級である事が判る。 標準装備のシートもブルーコントラストステッチの入ったダコタレザーと、これまたBMW の高級車らしい。スカッフプレートには当然ながら ”M" のロゴがあるが、何故か M モデルらしく "M2" では無い。これじゃあナンチャッテMと間違えられそうだ。 ドアインナートリムも中心部分はシート同様にレザーにブルーステッチだが、外周はといえばイマイチ安っぽいのはボトムクラスである 1/2 シリーズが基本だからだろう。 次回は残るインテリアの続きとして操作機器関係を見る事にする。 つづく
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2017/2/3(Fri) |
BMW M2 <2> |
フロントフェイスは写真の撮影条件の関係もあるが、それにしても妙にボディが膨れたおたふく面のように見えるのは、ブリスターフェンダーに繋がるバンパー両端が左右に膨らんでいる事も原因だ。 リアは左右から各2本出しの排気管が只者ではない雰囲気を醸し出している。 しかしサイドから見るとその寸詰まり感からこのクルマが1シリーズベースであることがバレてしまう。とはいえ先代の1クラスクーペ程にはかっこ悪くはないが‥‥。 ボディ側面フロントフェンダー部分とリアトランクリッド後端にそれぞれ "M2" のエンブレムがあり、M のみのナンチャってじゃないぞぉ〜と主張している。 側面から見てもリアのブリスターフェンダーが結構過激なのが判るだろう。 エンジンは N55B30A で 3.0L ターボにより 370ps を発生する。まあ本来ならMというのは高回転型のハイチューン自然吸気だったのだが、これも時代の波でターボ化されているのがチョイと残念ではある。 エンジンのトップカバーには勿論 "M” のロゴがある。それにしても幾ら3.0L ターボとはいえ排気管の太さと本数はどうもハッタリっぽい気もするが。 エクステリアでは派手なブリスターフェンダーによる迫力と、1シリーズベースに起因してちょいと寸詰まりのカッコ悪さとが同居しているという感じだ。 次回はホイール&ブレーキ、そしてインテリアの比較へと進む。 つづく
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2017/2/2(Thu) |
BMW M2 |
今でもマニア垂涎の初代 M3 (E30 1985年) に近いサイズの2シリーズクーペをベースとした高性能モデルには M240i が存在したが、丁度一年程前に本物のMモデルとなる M2 が発売された。その後昨年10月にマイナーチェンジを行い現在に至っている。 M240i は日本では 2015年7月発売モデルから設定されたが、それ以前は先代エンジンとなる M55B (3.0L Turbo 320ps 450N-m) を搭載した M235i が販売されていた。この M235i のベースであるハッチバック (1シリーズ) ボディーの M135i の試乗記ではM3 の遍歴の概要を説明しているので、興味のある読者は下記を参照願おう。 そこで先ずはM2 を含む現行2シリーズクーペと、そのベースである1シリーズの中でも最もベーシックなモデル (118i)のスペックを比較してみる。 M2 が M240i に比べて全幅が広いのは大きく張り出したブリスターフェンダーを見れば判る。実際に実車を見ると、やはり2シリーズクーペと比べて何やら迫力が違うのは間違いない。トレッドも広いところを見ればサスペンションが大幅に変更されているのだろう。
リアから見てもこのもっこりとしたフェンダーが目につく。全幅 1,855o というサイズはポルシェ 911 カレラ Ph2 の 1,835o よりも20o 広いことになる。ただし見た目はそれ程でもないのは全高がポルシェの1,295o に対して 1,410o と高い事が原因だろう。まあこの辺はCセグメントのファミリーカーがベースという辛さだろうか。
各部の詳細については何時ものように、次回以降に数回に分けて連載する予定だ。 続く |