環境詐欺に乗っかって世界のカーメーカーが次々に BEV を発表している今日この頃。ボルボもこの度ブランニュー BEV を発表した。

エクステリアはオーソドックスな SUV だが、BEV らしくフロントにはグリルが無い。ただし、１本の対角線とその中央のボルボマークというアイデンティティは貫いている。

アウターサイズは、全長4,233mm、全幅1,837mm、全高が1,549mm。これはトヨタ C-HR の全長 4,385 x 全幅 1,795 x 全高 1,550 mm 、ホイールベース 2,640mmに近く、SUV としてはスモールクラスとなる。

リアは独特なデザインで、SUV としては珍しくユニークだ。

ダッシュボードは EV らしく極めてシンプルで、センタークラスターの大型ディスプレイで全てを操作するという、テスラ方式を採用している。

インテリアは北欧テイストでお洒落、という程ではないのは車両自体がスモールクラスであり、ボルボの上級モデルのようなハッとする北欧風味満点のインテリアを採用するのは無理なのだろう。

パワートレインは３種類、バッテリーは２種類が用意され、エントリーモデルは買いやすい価格を、ハイパワーモデルはツインモーターで 315kw という大出力で、0-100km/h 加速 3.6秒というスーパーカー並みの性能を発揮する。

ボルボでは2025年までに世界販売台数の50％、営業利益率の8～10％をEVで構成するという目標を立てているというが、実際そんな事になれば充電インフラも商用電力も不足となるなど、非現実的な事はトヨタ会長が声明を出しているが、とは言え今の段階では流れに乗った（ふりの）政策は必要なのだろう。