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2023/4/30 (Sun) Mercedes-Benz E-Class (2024)
メルセデスベンツ E-クラスといえば、パーソナルカーの最高峰であり、その地位は一時(W211)電子制御ブレーキ(SBC)の失敗でライバルの BMW 5シリーズに追いつかれたが、その後は FMC で見事に復活(W212)し、今では(W213)その王座を取り返している。
なお、これらの試乗記は
⇒W211 E300 ステーションワゴン & E320CDI (2006/9/26)
⇒W212 E300 AVANTGARDE (2009/9)
⇒W213 E200 (2016/8)
ところで、メルセデスベンツの最新Eクラスとしては、BEV の EQE (2023) が発表されているが、これはSクラスの EQS (2023) のホイールベース違いだった。
⇒2021/10/30 (Sat) Mercedes-Benz EQE (2023)
これには伝統のEクラスも終わりか、と嘆いたが、今回の発表でガソリン(とハイブリッド)モデルは新型になり、今後も継続される事が判明し、めでたし、めでたし。
因みに車両のコードは W214 であり、これは正当な新型Eクラスの証しという事だ。
さてその新型Eクラスだが、当然ながら基本的なスタイルはキープコンセプトだ。
リアについては、最近流行りの横長テールランプを採用していて、これは前述の EQE と共通したスタイルだ。また先代に比べてより曲線を多用しているのが判る。
インテリアについては‥‥
流石に設計時点の新しさを感じる。
それと共に、何やら見覚えがあると思ったら、前述の EV のEクラス、 EQE と基本的にデザインが同じだった。ただし、ドライバー正面のメータークラスタはより近代化されている。
エンジン バリエーションは半分がプラグインハイブリッドというが、エンジン車のバリエーションも残っていて、4気筒と6気筒、何れもターボチャージャーによりディーゼルとガソリンが用意される。
欧州では、2035年までに内燃機関(エンジン)車を禁止すると表明したが3月25日、2035年以降も条件付きでエンジン車の新車販売を容認すると明らかにした。メルセデスベンツは 2035年の内燃機関禁止に合わせて、 EQE の発表により Eクラスも EV 化となると見せかけて、実はエンジンタイプのオーソドックスなEクラスもちゃあんと準備していたのだった。
な~んだ、環境詐欺に乗っかったと見せかけて、土壇場で反転するという離れ業と見せてくれたのだった。
なお、詳細は下記にて
⇒ https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2024-e-class/