B_Otaku のクルマ日記


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2018/12/20 (Thu)  Mercedes Benz New A Class <4>

ダッシュボードは最新のモデルらしく、センターのディスプレイとメータークラスターが完全に同一平面の延長上にあり、その表示は全て CG によりカラーディスプレイに表示される。

センタークラスターというよりも単にダッシュボードの中央部とでも呼びたくなるくらいに操作部は薄いものが付いているだけだで、その割にはディスプレイ下のエアアウトレットが偉そうにスペースを占拠している。

センターの薄い操作部はエアコンの調整パネルだった。

コンソール上には最近のメルセデスらしく AT セレクターは無く、入力デバイスやスイッチ類が配置されているのみだ。

そのコンソールの後端は定番のリア用エアアウトレットとなっているが、妙にシンプルに見えるし質感はプラスチッキーだ。

コンソール上の入力デバイスとその両側に並ぶスイッチ類。

次回はインテリアの続きとして走行関連のデバイスを取り上げる。








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2018/12/19(Wed)  Lincoln Continental 80th Anniversary (2019)

リンカーン (Lincolon) といえば GM のキャデラックと並んでフォードが誇る最高級セダンであり、成功者の証しだった。そう "だった" のだが、今やこの分野ではメルセデスSクラスとBMW 7シリーズというドイツ勢に加え日本のレクサス LS に押されてマルで影の薄い存在だが、そうは言っても強いアメリカを象徴するこのモデルの80周年を記念してのアニバーサリーモデルが発売された。

エクスたリアは勿論堂々とした高級車らしいもので、しかしこれぞリンカーンというアイデンティティは無い。

そして大きな特徴としてはドアが観音開きである事だ。そう言えば日本の皇室用のセンチュリーロイヤルも観音開きであり、いやその前に初代クラウンも観音開きだった。理由は勿論後席へのアクセスのし易さだ。

運転席は時代を反映したモダーンなモノとなっている。

観音開きの後席からインテリアを見ると、成る程後席重視のショーファードリブンカーという感じだ。

このクルマは限定モデルで生産台数は僅かに80台という。それで日本には輸入されるのかと考えたが、その前にフォードは既に日本市場を撤退していた。バブルの頃ならモノ好きな金持ち相手に並行輸入もあったかもしれないが、今ではそれは無いだろう。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.new.ctcarshoom/lincoln/2019-continental_80th_anniversary/

 





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2018/11/18 (Tue)  Mercedes Benz New A Class <3>

インテリアは極普通の雰囲気だが、一見した時の印象はあまり良い質感では無い。まあ300万円代のCセグハッチならこんなモノだろう。

安っぽく見えるその一つはレザーとファブリックコンビのシート表皮で、特に妙にテカテカしてフェイク丸出しのレザーが原因となっている。

シートの調整はドアパネル側のためにシートベース側面はスッキリとしている。インテリアの質感がイマイチの割にはスカッフプレートはメルセデスらしいモノを奢っているのは、昔のメルセデスでは考えられないブランドの安売りだ。

ドアのインナートリムはメルセデスらしいデザインだが、現物を良く見ると肘掛とその付近を除くと全て硬質樹脂で、なんとなくカローラチックに感じる。

それでもドアノブやシートポジションスイッチにはメルセデスらしい半艶消しのメッキを使うなど、中々上手い手法だ。ただし、パワーウィンドウのスイッチ等はメッキは無く只のプラスチック丸出しだ。

ダッシュボードを斜めから見るとメータークラスタが平ら、すなわち全面が一枚の液晶ディスプレイである事が判る。またステアリングに対してメータークラスターとそれに繋がるダッシュボードなどが前方に配置されていて、メーターに奥行きが無い弱点を上手く補っている。

今までの処ではインテリアはまあ値段なりのものだった。

つづく





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2018/12/17(Mon)  Audi SQ2 (2019)

昨年発売されたアウディのコンパクト SUV である Q2 だが、今回はその高性能版の SQ2 が発表された。最近はラインナップが軒並み古くなってしまったアウディであり、お得意さんの中国がモデルチェンジを要求しない体質なのでそれにかまけてモデルチェンジをする気がないのかよ?という感じだが、Q2 は今まで無かった分野であり、アウディとしては珍しい新型という事になる。

それでコンフォートモデルというかベースモデルである Q2 と比べると、まあ何やら大した違いは無く見える訳で、フロントでは例によってバンパーを別形状にして‥‥何て事はせずに、エアインレットの周りをブラックアウトしただけ、のようだ。

リアについてはフロントよりは少し奢ってバンパーが別形状となっている。なおサイドアンダーカバーは Q2 でも写真左上のモデルでは同じような部品が付いている。いやまあ、もう少し違えてもバチは当らないと思うが。

次にインテリアはというと‥‥

これも当然ながら Q2 と共通で、しかもレッドのアクセントは Q2 だってより派手なモノもあるという、これまたもう少し何とかしろよ、という感じだ。

それでも流石にシートは "S” らしくスポーティーなものが付いている‥‥と思ったが、表皮やSマーク以外は変わらないように見える。

しかし見た目では Q2 との違いの少ない SQ2 だが、エンジンは強力で Q2 2.0 TFSI の 190hp に対して、同じ 2.0 TFSI とはいえ 300hp までチューンにングされている。これにより 0 - 100km/h は 4.8秒という俊足を発揮する。

この SQ2 も何れは日本でも発売されるだろう。と言っても正直言って個人的には大して興味も無く、試乗もしないとは思うが。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/audi/2019-sq2/

 




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2018/12/16 (Sun)  Mercedes Benz New A Class <2>

フロントフェイスは誰が見てもメルセデスであり、BMW のキドニーグリルと並んで、いやそれ以上のアイデンティティを持っている訳で、しかもセンターに大きなスリーポインテッドスターを配するクーペグリルというのは、その昔ならば SL など極一部のトップパフォーマンスモデルのみに使われていたものだから、その価値は極めて高い。だがしかし、昔を知る者からすればこのグリルの安売りは何とも寂しいモノがある。

ハッチバック車のリアーというのは如何しても安っぽくなりがちだが、Aクラスの場合はそれ程ショボいとは言えないものの、やはりフロントに比べれば大分格落ちとなる。

サイドビューを見るとウエストラインがほぼ水平というか良く見るとセンターが多少盛り上がった緩い円弧を描いている。最近のこのクラスではリアに向かってキックアップする例が多いのに比べるとある面ユニークではある。因みに先代はと言えば穏やかながらも、やはり後方に向かってキックアップしていた。

リアラゲージスペースはハッキリ言って狭いが、まあCセグハッチと考えれば "並み” であり、逆に今回からリアサスをトーションビームにした事でサスの張り出しが無くなり、幅方向の実質空間が増えている。

ボンネットフードを開けると、先ずはフード裏側にウレタン等のインシュレーターが無く、円形のプレスがいっぱい付いた不思議な形をした補強となっている。そしてフードを支えるダンパーは右側のみでしかも長く、マルで国産の安モノの手動ステイのように見える。

そしてエンジンは大きく右にオフセットしていて、FWDとはいえこれがメルセデスのエンジンルームか? と驚く事になる。えっ、 別に驚かないって?

その右に大きくオフセットしているエンジンのトップカバーには、伝家の宝刀であるスリーポインテッドスターがクロームメッキされている。しかしそれ以外では補機類がゴチャゴチャと向き出してあり、ここは安モノと割り切っているようだ。

A180 スタイルの標準タイヤは 205/60R16 とこのクラスの定番となっている。それでもホイールはスポークも細くて結構高そうなヤツが付いている。

ブレーキキャリパーは極普通にシングルピストンの片押しタイプで、FWD らしくフロントがリアよりもかなり大きいし、ローターの外径や摺動面積 (スウェプトエリアという) も前後差が大きい。

現在発表されているスペックではブレーキが単に DISK と表記されている。そこで現物を良くみると、フロントはベンチレーテッドタイプ、リアはソリッドタイプとごく一般的な組み合わせだった。

次回はインテリアへと進んで行く。

つづく



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