B_Otaku のクルマ日記


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2018/5/31 (Thu)  <茅ケ崎事故死>90歳容疑者逮捕
 

神奈川県茅ケ崎市の国道交差点で、4人が乗用車にはねられた死傷事故で、車を運転していたのは何と90歳の婆さんだった。事故原因は赤信号を無視して横断歩道を突っ切ろうとしたら歩行者が一斉に渡りだしたので驚いてハンドルを左に切ったら歩道に乗り上げた、という事らしい。

ええっ? それって90歳云々の問題では無く、信号無視すればドライバーが若くても事故になる可能性は大きい訳で、このドライバーは根本的に運転に対する考え方が間違っているとしか言いようが無い。

それで、その90歳の運転していた事故車の写真を見たらば何やら妙に懐かしいスタイルで、これって随分古いモデルじゃあないか?

写真を見て思い当たるのは多分日産 プリメーラのように思える。そこで知らべてみたらば成る程初代プリメーラ (P10 1990-1995) と推定出来た。プリメーラは2代目もキープコンセプトで一見するとソックリであり、最初は当然2代目だろうと思っていたが、いやいや良く良く見ると初代に違いないという感じだ。

初代だとすれば最後期モデルでも1995年だから今から23年前であり、これってマトモに動くのだろうか? という事で何やら色んな面で釈然としない事故だ。





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2018/5/29 (Tue)  救急搬送から1カ月 

突然強度のめまいで救急搬送されたのが4月27日だったから、あれから1か月が過ぎた事になる。そして退院したのが5月15日だから退院後では約半月が経過した。入院中は随分と時間が長く感じたけれど、今こうしていると1か月はあっと言う間に感じられる。

それで体調は徐々に回復していて、先週末にはどうしても行かなくてはならない所要があって、往路はタクシーを使ったけれど、これなら多少は歩けそうだという実感を得たので復路では思い切ってバスを利用してみた。バス停で降りてから我が家までは約300m くらいで、これが結構長く感じたけれど杖をつきながらゆっくり歩いて無事到着。いや今まで何とも感じ無かった道のりが何と遠い事!

そういえば先週テレビのワイドショーでは亡くなった西條秀樹氏の特集番組が多かったが、今まで西條氏のリハビリ風景をテレビで見た事があるが、その時はへぇーっ大変だね、という程度だった。しかし今回は全く違った目で見ていた。というのもリハビリの設備とかトレーニングは、自分自身つい最近やった事そのものだったりして、とても他人事では無かった。しかも2週間程度でもウンザリなのに、何年もやるなんて、考えただけでその大変さを感じられたのは、今回の経験が大いに影響しているのは言うまでも無い。

テレビのネタといえば、このところ各局全てが日大の悪質反則プレーの話題で持ち切りだが、それにしてもマルで冗談かと思うくらいに日大の危機管理の不味さがこれでもかと露見している。その留めは監督・コーチ (何れも元) の会見の時の司会者で、もう笑ってしまうしか無いくらいの馬鹿丸出しで、更に日大の評判を落とした結果となり、あれならやらない方がまだマシだった。

その日大には、これまたジョークのような話だが危機管理学部があるそうだ。ふ~ん、最近はそういう学部が流行りなのか‥‥と思ったが、実は危機管理学部があるのは日本で3校しかないそうで、日大以外では千葉科学大学と倉敷芸術科学大学だとか。あれっ、後の二つは何れも例の加計学園傘下のFラン大学じゃあないか。よりによって危機管理学部があるのは、最も危機管理が出来ていない日大と加計学園というのは、ジョークとしても面白過ぎる。

半世紀前にはポン大と馬鹿にされていた日大も、50年かけてやっと世間から認知され、今では中堅 (レベルの) 大学と見なされるようになった、と思ったらアメフトの馬鹿監督のお陰で今までの実績が水の泡と消えてしまった。だから一番怒っているのは日大OBだろうし、回復まで一体どのくらいの年月がかかるのだろうか。来年の志望者激減や百億を超える私学助成金のカットでもあれば、経営危機というか存続の危機となるだろう。まあ正直言って日大は医学部と理工学部以外は無くなっても困らないし、百歩譲ってこれに法学部を加えた3学部を分離して存続させれば良いんじゃないの。

 





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2018/5/28 (Mon)  年金フル世代のクルマを考える <4>

運転中に常に視界に入る車内の機器といえばメータークラスターだが、ターボRS とワークスは基本的に同じで、センターに大形の速度計がありフルスケール (FS) が 140km/h というのが如何にも軽らしい。その左隣の回転計は FS が 9,000rpm でレッドゾーンが 7,000rpm とターボとしては随分と高回転型だが、排気量が 660cc と小さいから高回転はそんなに苦にならないのだろう。

そしてこれらは白い盤面に黒い文字で、そのコントラストは高く視認し易い。そして右側には液晶ディスプレイがあるが、これは白黒にも関わらずコントラストが低く、如何にも安モノという感じだ。

ターボRS とワークスはメーターもステアリングホイールも共通となっている。

ただしワークスの 5MT は当然ながらメーター内のポジション表示や、マニュアルシフト用のステアリングパドルスイッチは無い。という事はワークスでも AT ならばターボRS と殆ど同じとなる。

ペダルについては AT では当然2ペダルでありブレーキの踏み間違いについては軽自動車の悲しさで狭いスペースは張り出したタイヤハウスなど悪条件の多い割には比較的マトモな配置であり、身体を左に捩じって運転するなんて事は無い。

狭いフロアへの配置という面では3ペダルの MT はより条件が悪い。特に左足を置くフートレストの装備はスペース的に無理で、運転中に左足は床に置いていてクラッチを操作する場面では一度足を手前に抜いてからクラッチに載せる事になる。まあこれについては欧州製の A セグメントホットハッチも同じ状況となっているから、そんなモノとの割り切りが必要だ。

以上、ターボRS かワークスかという事で両車を比較してきたが、結論は MT が欲しければワークスしか選択肢は無い訳で、ではセミオートだったらばと言えばレカロシートに20万円の価値を見出せるか、という事だろう。

と、ここでアルト ワークスの 151万円という価格を見て、あれっ? もしかしてフォルクスワーゲン(VW) の A セグメントモデルである up! のベースグレードって、それに近い価格だったような記憶がある。そこで調べてみたらば move up! 3ドアならば 159.9万円だからワークスとの差は 8.9万円とほぼ同価格じゃあないか!

それでアウターサイズは全長 3,610 x 全幅 1,650 x 全高 1,495㎜ ホイールベース 2,420㎜ で、これはアルト ワークスの 全長 3,395 x 全幅 1,475 x 全高 1,500㎜ ホイールベース 2,460㎜ と比較すると、流石に軽自動車のアルトよりも全幅は 175㎜ 広いがそれ以外は大きく変わらない。

up! は 2017年4月に MC を実施しているが、発売時のモデルは下記の試乗記を参照されたい。
  ⇒ Volkswagen up! 試乗記 (2012/10)

up! は VW のラインナップの中では出来の良い部類に入るが、日本でそれ程売れない理由はトランスミッションがセミオートタイプ、要するに今回のアルトと同じタイプというのが理由となるだろう。トランスミッションの話が出たところで、アルトのセミオートと MT に up! 、おまけとして日産 NOTE nismo S を含めたギア比を下記に纏めておく。

上表を見れば、アルトはやはり軽自動車らしく街乗りの速度域でも 5速までフルに使ってしまう程にギア比は低い。言い換えれば一般道では 5速をフルに使いこなした運転を楽しめると言う事だ。えっ、そんなの面倒だって? いや、そう言うタイプのドライバーは最初からアルト ターボだワークスだ何て言う事は考えないだろう。例えばワインディング路を楽しむという場合、ポルシェ カレラでは一般道では2速固定‥‥みたいな事になってしまい、コーナー毎の小まめなシフト操作なんていうことは無縁となる。

ここまでは軽自動車という事で検討してきたが、次回からは普通車として国産 B/Cセグメント辺りを対象にしてみる予定だ。

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2018/5/26 (Sat)  年金フル世代のクルマを考える <3>

ターボRS とワークスの比較3回目として、今回はインテリアを比べてみる。

一見して判る違いはフロントシートで、ワークスでは如何にものレカロ製スポーツシートが目を引いている。しかしターボRS のシートだって決して悪くは無く、むしろ極端にサポートの立ちあがったワークスよりも乗り降りという実用面を考えればこちらだって捨てたもんじゃあ無い。特に年をとると足腰だって弱って来るし、なによりターボとはいえ大して強力では無い動力性能の軽自動車でレカロのようなサポートは必要無く、言ってみれば見栄が最大の理由であり、そうなれば今さら見栄を張る必要も無く、若い頃はレカロなんかに憧れたものだったなぁ、ってな具合でどうかな?

両車のシートを拡大して見れば、ターボRS のシート表皮はレカロ調というか、これで充分じゃねぇ、っていう気がする。

ドアのインナートリムは両グレード共に共通で、その質感は流石に廉価版軽自動車だけあって見るからにプラスチッキーな安モノテイスト満開というところだ。それでもアームレストにはピアノブラックのパネルを使っているところが泣かせる!

ダッシュボードも基本的に共通だが下の写真は5MT のためにシフトレバーの形状は勿論位置も異なっている。

ターボRS (とワークスのAT)はダッシュボードから AT セレクターが生えている通称インパネシフトとなっている。対するワークスMT ではインパネシフトの位置にはブランクパネルというか小物入れとなっているが、これが如何にも蓋で塞ぎましたというのが見え見えだ。

何れもコンソール後部にはレバー式のパーキングブレーキがある。しかし MT の場合にはフロアーに小さなコンソールが付いていて、ここに 5MT 用のシフトレバーが配置される。今時にしては5速とうのがショボい気もするが‥‥。

次回も引き続き残るインテリアを比較する。

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