B_Otaku のクルマ日記


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2018/3/25 (Sun)  Volvo XC40 (2018)

先日は昨年末に日本カーオフザイヤーを受賞したボルボ XC60 の試乗記をアップしたが、今度はその下のCセグメント SUV である XC40 が発表された。このところ上り調子のボルボとしては、ここで更に SUV の市場を獲得したいというところだろう。

エクステリアは XC60 譲りのヘッドライトやドアの強烈なキャラクターラインなど、同じボルボの SUV としてのイメージを統一している。

リアもお馴染みのルーフまで伸びるリアコンビネーションランプを採用しているが、XC60 と比べてルーフより少し低い位置で終わっているし、ウエストラインから上のキャビンを後方で絞って、結果的に逆L字型のランプ形状としているなど、XC40 成りの軽快感も持たせている。

室内はフル液晶と思しきメータークラスターや大きなディスプレイを使ったセンタークラスターなど、これも XC60 に準じているが、やはり多少軽い雰囲気にしてクラスの違いを表現しているようにも見える。

シートは写真で見る限りは結構スポーティーな形状となっている。

エンジンはガソリンが3種類とディーゼルが2種類ですべてが 4気筒 2.0L となっている。そのラインナップはガソリンが 156hp の T3 , 190hp のT4 そして 247hp の T5 とディーゼルは 150hp の D3 , 190hp の D4 が用意される。要するに他のボルボ車と共通のエンジンと言う事で、ボルボはこのモジュラーシステムエンジンで当分勝負するのだろう。

日本での発売は未定だが、それ程遠い事でも無さそうだ。このクラスは BMW X1 等のプレミアムブランドやマツダ CX-5 等の大衆ブラントが入り乱れての混戦模様で、まあユーザーとしては選択肢の多いのは良い事だ。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/volvo/2018-xc40/








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2018/3/23 (Fri)  Mazda CX-5 vs BMW X1 <4>

インパネは一見したところでは CX-5 だって決して馬鹿にしたモノでも無く、X1 と比較してもそれ程劣らない‥‥と思う。ただし CX-5 は中間グレードの Proactive で、対する X1 も同じく中間グレードの xLine で‥‥んっ、その割には X1 は結構金が掛っているのは流石に BMW だけあって、CX-5 の中間グレードに対応する X1 はベースグレードかもしれない。と、まあ硬い事は言わない事にしよう。

マツダの立派なのは CX-5 どころかもっとランクの低い筈のデミオでさえ、ダッシュボードトップから飛び出した最新流行のディスプレイが (一部を除く) ほぼ全グレードで標準装備されている事で、これだからこそ X1 と比べても結構耐えられるのだった。これが他車のようにオーディオレスで標準はブランクパネルとか、市販のオーディオ一体ナビのポン付けとかだったら‥‥いやあ、悲惨な事になるが、国産他社ではそれが現実だ。

コンソールには両車共 AT セレクターやコマンドダイヤル、そして電気式のパーキングブレーキスイッチなどが並んでいて、配置は異なるものの機能としてはほぼ同じだ。だだし BMW の AT セレクターはお馴染みの電子式で‥‥は無い? ありゃ、1シリーズも電子式だから X1 も同じかと思ったら、こっちは FWD ベース、すなわち "2シリーズなんちゃらツアラー" がベースなので電子式では無いのだった。という事は、近い将来1シリーズが FMC された時には FWD 化されて、3シリーズ以上とは違うものになってしまうのだろう。特に M パフォーマンス (M140i など) などは現行の RWD が買える内に買っておくのも一つの手かもしれない。

コンソール後端のリア用エアアウトレットも両車共に実用本位のもので、この辺は BMW とは言えCセグメントの X1 だからこの程度なのだった。

ステアリングホイールは両車共にスポークに各種スイッチを組み込んだタイプで、この点ではマツダも充分に頑張っている。ただしセンターにあるマークが BMW のようなステータスが無いのが辛いところで、ブランドの価値というのは如何に大切かという事だ。

次にメータークラスターに視線を転じると‥‥

両車共にチョッと時代の先端からは遅れているメカ式であり、X1 も設計の古さを感じさせる。何しろ現行 X1 の開発コードは F48 であり、BMW の最先端なら G○○ となるところだから、やっぱり一時代遅れてはいる。

ペダル配置は CX-5 ではマツダのポリシーである踏み間違い防止の為にアクセルペダルを極力右に寄せて、ブレーキペダルは右足の自然な位置に付いている。この点は BMW だってアクセルが右に寄ってい丁度3ペダルのクラッチを取っ払ったような配置で‥‥なにっ、X1 は違う?? 要するに FWD ベースだから右ハンドルではタイヤハウスが邪魔をしてペダルが左に寄っているのではないか?

と言う訳で、今回は走りは全く無視してあくまでも目で見た違いを比較して見たが、X1 に値段だけの差は有るかといえば、まあ ”有る” とも言えるし、無いとも言える。要するに CX-5 では問答無用で BMW X1 には敵わない、という訳でも無く、それはそれで立派なものだ。付け加えれば CX-5 の場合は上級モデルの L Package で、内装色はピュアホワイトを選べば、これはこれで充分に X1 に対抗出来たかもしれない。

要するに、CX-5 は欧州車ユーザーが比較の対象にする事は決して非現実的では無い程度の出来であり、充分検討に値するという事だ。いや、目出度し、目出度し。

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【追伸】トランプ大統領は最新の情報をツイッターで発進しているので、これを見るのが一番早く、しかもインチキマスゴミの恣意的な解釈では無く、トランプ氏の考えが直接理解できるが、残念ながら英文だから誰にでもという訳には行かない。

ところが、そのトランプ氏のツイッターを判り易い日本語で翻訳してくれているサイトがあった。これは良い! 勿論参照と評価は各自の自己責任で。
https://twitter.com/mishimadou




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2018/3/22 (Thu)  Mercedes-Benz S650 Pullman Maybach (2019)

メルセデスベンツのプルマンリムジンといえば、昔からロールスロイスと並んで国家元首や王室などで使うクルマの定番であったし、日本でも戦前は皇室用に使われていた。そのプルマンリムジンの最新モデルが発表された。

現在のメルセデスでは Sクラスの上がマイバッハという事で、このマイバッハをベースとしてストレッチリムジンとしたのだろう。全長は 6.5メートルという事だ。

このクルマのドライバーは当然ながらオーナー自身である事はあり得ないから、フロントシートはプロドライバー (と従者) の仕事場だが、勿論内装デザインは後席と共通となっている。

そしてご主人様の収まるリアシートと、写真の手前には向かい合わせに2人分のシートがある筈だ。

エンジンは V12 ツインターボで 630hp という、このクルマに似つかわしいモノが載っている。ダウンサイジングエンジンがトレンドで V8 エンジン何て殆ど絶滅寸前な世の中で、堂々の V12 というのが流石だし、勿論ハイブリッド何て事も無い。

なお詳細は例によって下記にて、って言っても普通の民間人が買えるのだろうか?
  ⇒ https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2019-s650_pullman_maybach/





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2018/3/21 (Wed)  Mazda CX-5 vs BMW X1 <3>

エンジンルーム内の比較は両車共にガソリンエンジンを選んでみた。と言っても CX-5 25S は4気筒 2.5L 自然吸気 188ps, 250N-m に対して X1 20i は4気筒 2.0L ターボ 192ps, 280N-m と形式は異なるが性能は近い。エンジンサイズは X1 20i が排気量の差以上に小さいがその分はターボ関連の補機類がギッシリで、結果的には両車共隙間は無い。

室内の第一印象は X1 のシート座面がチョッと独特なのでこれが目立つが、これはあくまで xLine というグレードのみの事だ。それを除けばマツダも欧州で勝負するメーカーらしくインテリアの雰囲気自体は似ている。

シート表皮は CX-5 Proactive ではファブリックで、X1 xLine ではクロス/レザーのコンビだが、写真右下を見ればこれは人工皮革のようだ。そしてこのサイドのレザーは前方まで回り込んで3方向で繋がっているという、BMW では珍しいデザインとなっている。

シートポジション調整は両車共マニュアルが標準だが、写真左下の CX-5 ではオプションのパワーシートが付いていた。なおドアを開けると目に入るスカッフプレートは CX-5 ではただのまっ黒けの樹脂製カバー、X1 はメッキ仕上げに BMW のロゴが浮き出ているのは求めるブランド価値の違いか。

ドアのインナートリムは両車共中間グレードと言う事でプラスチック丸出しでは無いが、高級なレザー仕上げとステッチという訳でも無い。それでもX1 の方が少しマシだ。

ドアノブは両車共半艶クロームメッキだったり、水平トリムがついていたり、部分的にはステッチが見えたりとソコソコ高級そうな外観だが、良く見ればアームレストは弾性樹脂製でレザーパッドでは無かった。

つづく

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ところでこのところ前国税庁長官の佐川氏に対する証人喚問が急転直下実現する事となったり、前川前文部事務次官の中学校での講演に文科省がちょっかいを出し、しかもそれをやらせたのは JC 上がりのチンピラ議員だとバレたり、テレビも新聞も連日政管の出鱈目ぶりを報道したりと、つい昨年までは考えられなかった状況になってきた。

まあマスコミだってこの泥船からいち早く脱出するために先を争っている訳で、さてその泥船から脱出できずに一緒に沈むのは‥‥佐川氏か、それとも迫田氏も逃げ遅れるか、副官のヒョットコも船と共に沈むのか、それとも船長のデンデンまでか‥‥さぁて、これぁ、目が離せない。佐川氏の証人喚問の日は休暇をとって家でテレビに釘付け‥‥なんていう計画をしている猛者もいるとか‥‥。


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