B_Otaku のクルマ日記



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2017/12/25 (Mon)  Fairlady Z NISMO

日本を代表するスポーツカーのブランドと言えばフェアレディZ であり、初代 S30 系が発売されたのが 1969年だから今から 48年も前になる。実は Z になる前のフェアレデー (レディーの間違いでは無い!) は 1959年の発売だから更に 10年遡る事になる。

そのフェアレディーZ の現行モデルは 2008年発売の6代目 Z34 で、これも既に9年が経過したロングセラーだ。とはいえ今でも其れなりの需要はあるようで、特に米国では初代からの伝統であるプアーマンズポルシェとして、今では廉価版ボクスター / ケイマンの位置づけともなっている。

そのフェアレディZ に NISMO バージョンがあるが、まあ NOTE よりは NISMO が似合うという気はする。そこで既に末期モデルとは言え近日中の FMC の噂も無く、NISMO バージョンで乗り切ろうという、言ってみればクルマ界のイチローみたいなこのクルマにスポットを当ててみる。フェアレディZなんてダッせ―、と言っている輸入車オーナ-が目に浮かぶが、今回の NISMO バージョンの価格は MT でも 630万円だから、ご自慢の 318i M Sport (489万円) よりも 140万円も高い事になる訳で、逆になーんだ、BMW なんてったって安もんじゃんか、と言われるのが落ちだったりする。

先ずはスタンダードのZと比較するとスペック上でもエンジンがパワーアップされている。とはいっても自然吸気エンジンだからターボのように劇的な違いを出す事は無理であり、パワーでは 6% 、トルクでは 2%に留まっている。対するポルシェ ケイマンはパワーでは上位モデルのケイマンSが同等だが、トルクと言う面では "素のケイマン" でも勝っていて、しかも価格は MT なら 25万円しか差が無い。まあ実際にはポルシェの場合、オプションに数十万円は必要なので同等と言いきるのは問題もあるが、それでもフェアレディZ NISMO を買う予算があれば十分に視野に入る。

それでは他にライバルはと言えば、このクラスの2シータースポーツは世界を見回しても例が無く、本来同一クラスである筈の BMW Z4 は既に生産が中止されていた。残るはメルセデスベンツ SLC だが 2.0L ターボの SLC200 (685万円) でも 184ps ということで、これはチョイとカテゴリーが違いそうだ。

エクステリアはお馴染みのフェアレディZだが、フロントには赤く塗装されたアンダースポイラーと LED ハイパーデイライトが NISMO 専用パーツとなる。

サイドにはこれまた専用サイドシルプロテクター、リアは専用リアバンパーとスポイラーなど、まあ単なる見てくれだけのパーツではあるが、雰囲気を盛り上げている。

ということでこの続きは続編にて。

つづく






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2017/12/24(Sun)  Alfa Romeo Stelvio Quadrifoglio (2018)

世界的な SUV ブームは遂にアルファロメオまでがこの分野に進出してくる事態となった。その名はステルヴィオ (Stelvio) で、何やらイタリアの地名だそうな。

エクステリアは確かに誰が見てもアルファロメオという感じで、この辺のアイデンティティがアルファロメオの財産でもある。

ボディのアウターサイズは全長 4,700 x 全幅 2,160 x 全高 1,680㎜ というから馬鹿デカイとは言えないが、全幅 2.16mは日本で使用するには苦労しそうだ。因みに BMW X5 50i は全長 4,910 x 全幅 1,940 x 全高 1,760㎜ だから Stelvio はより広くて低いという SUV としてはスポーティーなスタイルなのも納得できる。

インテリアはレザー、カーボンファイバー、アルカンターラなどのプレミアムな素材と職人技で極めて魅力的に仕上げているというが、この手の素材は他車 (社) だって使ってますが、何か‥‥と言いたいところだ。

エンジンはフェラーリの協力による V6 2.9L ツインターボで 510hp/6,500rpm 600Nm/2,500 - 5,000rpm という凄まじいパワーを発揮する。このため性能も SUV としてはトップクラスで、0 - 100km/h は 3.8秒という。

このクルマは近い将来日本でも発売されるらしいが、スペックからしても相当高価なクルマとなるだろう。それで売れ具合はどうかと考えれば、そやぁ BMW X5 や メルセデス GLE 、そしてポルシェ カイエンの牙城に迫るのは先ず無理だろう。何しろ知名度は勿論のこと、イタリア車と聞いただけで信頼性が疑問だし、何よりも販売網が脆弱過ぎる。

なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/alfa_romeo/2018-stelvio_quadrifoglio/






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2017/12/22 (Fri) タロットカード

12月19日の日記「2018世界はこうなる」で昨年 (2017年) 版のエコノミスト誌の表紙の8枚のタロットカードを紹介したが、これを読み解くには少なくともタロットカードの知識が必要になる。まあ読み解くと言っても1年前の予言だからその答えは既に出ている訳で、言い換えれば正解の出ている問題をやるようなもので、これは練習として結構面白いかもしれない。

ということで、先ずはタロットカードについて纏めると、多くは78枚で一組となっていて、一番重要な大アルカナは22枚の何やら抽象的な絵柄のカードから構成されている。小アルカナは56枚でトランプ (大統領ではなくゲーム) の原型となったもので、占いではあまり使われない (らしい) 。

これを知るための入門書を探そうと色々調べてみたらば 「初めてのタロット占い」という本が価格も安くアマゾンでのカスタマーレビューの評判も良く、そして何よりも本と共に大アルカナカード (22枚) も付いているという事で早速購入して見た。


それで届いた本をサラッと読んだ感想は、先ず初心者向けに判り易く解説してある事だが、最初の項目ではカードを清める方法等の多少カルトチックな内容もある。考えてみれば占い自体がカルトなんだから、まあこれは当然か。

そして付属のカードは紙質も良く印刷も綺麗で、練習用には十分に使えるから、1,200円の価値は十分にあると思う。

それではエコノミストの2017世界はこうなるの表紙のタロットカードをもう一度思い出してみる。

そして上記のカードに対応する本来のカードを並べてみたのが下の写真だ。

これを上の写真の図柄と比較して、どこがどう違うのかでそこに秘められたメッセージを読み取る事が出来る‥‥だろう。

ということで、これからその作業をボチボチとやっていこうと思っている。何しろ今となっては予言では無く現実の検証というのも入門用には良いかもしれない。少し判ってきたら続編として掲載していく積りだ。

乞うご期待!




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2017/12/21(Thu)  Toyota Mark X Normal vs GR Sport <4>

ドアのインナートリムを比較すると‥‥これもその違いは全く判らない。

しかし拡大して見ると、パワーウィンドウ等のスイッチパネルが GR ではカーボンファイバー ”風” となっていて、車両の軽量化に寄与している‥‥わけが無く、只の飾りだ。

ダッシュボードを比較するとこれまた同じだし、ペダルやフートレストも全く同じアルミスポーツペダルが見える。通常の感覚では GR がスポーツペダルで 250S はウレタンパッドというのを想像したし、これを大きく拡大して比較するのが何時もの手法だったが、これでは拡大しても何も意味が無いためにこのネタは使えない。

とは言え一目で違いが判る部分もあって、それはステアリングホイールだ。GR 多少とも小径だしセンターのパッド形状も全く違う。

一応センタークラスターを比較するが、僅かな相違点と言えばエアコンの下のブランクパネルが GR では例のカーボン調となっている程度だ。

コンソールについても GR はパネルにカーボン調の素材を使っている事とシフトノブが違う事くらいだ。なお右下の写真では 250S のコンソール上一番手前に2つのスイッチ見えるが、これはオプションの本革仕様を装備している為にシートヒーターが装備されいて、そのスイッチだった。

正面のメータークラスター内の計器類は流石に見ただけで違いが判るのは GR のメーターパネルがグレーとなっているからで、これってポルシェのスタンダードとSの差別化をパクッた、もとい、参考にしたのだろうか。

現行マークX (GRX130) が発売されたのは2009年だから既に8年が経過している。その為にエンジンなどは今時希少価値もありそうな V6 自然吸気という出で立ちで、ハッキリ言って時代遅れのクルマとなっている。そしてそのマークXのバリエーションとしてスポーティー装備をした "GR SPORT" はこれまたコンセプトが古いし、価格も 2.5Lで 380万円、3.5L に至っては 440万円だから一体誰が買うんだろうかという疑問もあるが、トヨタと付き合いの深い (儲かっている) 中小企業の社長が息子 (実は大学生) の為に会社の経費で買うとか、まあそんな用途には良いかもしれない。

それで税務署の査察で指摘されたらば、関連書類はすべて廃棄したが内容に不備は無い。文句があるならてめえらの長官に言え! って言う事で‥‥。


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