B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/9/25(Sun) |
BMW X5 <2> |
フロントフェイスはまあ誰が見てもBMW だし、フルサイズの SUV だから迫力もある。大きさの迫力と最近は増えすぎたとは言え庶民からすれば高値の華のキドニーグリルだから威圧感は十分だ。 リアビューは BMW に共通デザインの ”L” 形リアコンビネーションランプなど見る人が見れば BMW と判るがフロント程のアイデンティティでは無い。 X5 のリアゲートは上下開きで、先ずは展示車の xDrive 40e の上ゲートを開けると‥‥おやっ?床が妙に高い位置にある。そうです、40e の "e" はプラグインハイブリッドを示すからリアにはデッカ〜いバッテリーが積まれている為に床が高いのだった。 こちらは M5 の場合だがガソリンの X5 に共通のモノで、下ゲート下端と床面は平らになっている。 リアの排気管は写真の xDrive 40e では変形横長が左右から出る2本出しだが、これは試乗したxDrive 50i もほぼ同様のタイプが付いている。そして M5 M は勿論太〜い丸型をダブルにして、これが左右に出ているから高性能車の定番でもある4本出しとなる。 サイドビューは勿論背が高いからからサルーンのスポーティーさは無いが、他社も SUV では似たようなもので、これが SUV というものだ。だだし、最近は SUV は欲しいがサイドビューがカッコ悪いというユーザーの為に例えば X6 のようなクーペタイプの SUV なんていうのもある。 ヘットライトは今時では当たり前になりつつある LED 方式で、もう今やバイキセノンなんて絶滅危惧種となってしまった。でもあれって明るくて良かったのにねぇ。LED の白は何だか目に優しくない感じで、同じ明るさでも眩しさというか目を刺すような刺激感を感じる。世の中 LED ライトばっかりで、これで一番美味しい想いをするのは‥‥はて? もしかして眼科医? ここで各バリエーションのエンブレムを比べると、先ずは毛色の違う xDrive 40e ではDピラーに "eDrive" のエンブレムがある。それに加えて各モデル共フロントドアにモデル名を表すエンブレムが付いているが、M モデルのみはフェンダーのエアアウトレットにクロームのフレームがあり、この上部に ”X5 M” というロゴが付いている。また 下の M Sport の場合には写真下中央のようにフェンダーに ”M” のエンブレムが付いている。 なお、一般的に BMW 各社のモデル名はリアトランク後端に付いているが、SUV の場合は X5 のようにサイドにエンブレムを付けているために、後方に付いたクルマからはグレードは判らない。このリアエンブレムは後続車の知ったかドライバーが見て、な〜んだ 116 か、とか言って馬鹿にしたり煽ったりする時の貴重な情報源という事になる。
次回はエンジン&ブレーキへと進む予定だ 。 つづく
|
2016/9/23(Fri) |
BMW X5 |
SUV は今や世界的なブームであり欧州でも結構な売れ行きのようで、日産 エクストレイルとその兄弟車なども欧州で其れなりのシェアを確保しているようだ。そんな SUV をこのサイトでも最近は適時試乗しているが、その中では最近メルセデスベンツ GLE を試乗記で取り上げてみたが、そうなるとライバルである BMW X5 も気になってくる。X5 については現行 F15 タイプについて昨年7月に xDrive 35d 試乗記をアップしているが、今回は最近試乗したBMW 最大のライバルであるメルセデスベンツ AMG GLE 43と同等クラスの X5 xDrive 50i の試乗記を企画したことで、それに先立っ現行の X5 ラインナップを纏めることにした。 なお既に試乗記発表済の xDrive 35d について試乗記を参照願うとして、下の表では省略してある。まあ、ぶっちゃけて言えばこのサイトのレイアウトでは比較表は4車種が丁度良くて、5車種になると無理が出てくるという理由もあるのだが‥‥。 表でも判るように現行の X5は M モデルまで含めればエンジンのバリエーションはベーシックモデルがガソリンおよびディーゼルの各直6 3.0L ターボあり、プラグインハイブリッドあり、大パワーのV8 4.4L ターボあり、そしてM モデルありというように選択肢は広く、価格帯も860~1,600万円とほぼ2倍の幅がある。 なお今回の写真は基本的に xDrive 40e (Standard) で一部に X5 M を、そして走行時のメーターなどは試乗車の X5 xDrive 50i を使用している。
斜め前のよくある角度から見るとスタンダードモデルとMモデルの差は意外にも少ない事に気が付く。言い換えれば X5 M はMモデル独特のオーラのようなモノが感じられなという不満が湧いてくる。 次に斜め後方からの眺めはというと‥‥
M はそれらしく丸いダブルの排気管が左右から覗いているのが目に付くが、それ以外はバンパー形状が多少異なるものの、それ程の違いは見当たらない。ただし、この角度だとMのタイヤの異常な太さ (リヤは325幅!) が目に付く。 何時ものように、次回からはより詳細な写真を紹介する。 つづく
|
2016/9/22(Thu) |
2016前期 登録台数上位車 <2> |
それでは国産売れ筋4車の比較について、先ずはエクステリアから始める。 今回の4車は結果的にBセグメントのハッチバックとなったが、要するに経済的な万能ファミリーカーということで、それもあってか特に強烈な個性のクルマというのは無い。 しかし視点を変えると、設計時点の古いヴィッツは他3車と比べると何やら古臭いデザインに感じてしまう。 サイドビューはアクアの全高の低さが目に付くのと、逆にフィットとノートの背の高さがハッキリを判る。そしてここでもヴィッツは設計の古さが歴然としていて、他の3車はCピラー小さなウィンドウを付けたりリアドアを目一杯後方まで開けるなどの工夫が見られる。 前述のようにこのクラスのベーシックなクルマは数が多いだけあり、街の景色に埋もれるくらいの没個性的な方が好ましいということで、アクアを除いてはどれがどれだか判らないという感じだ。 ヴィッツが他3車に比べて古臭く見える大きな理由は、リアコンビネーションランプ (テールランプ) に個性な無いというか新しさが無いことだろうか。そしてアクアとフィットはテールランプをルーフ近くまで上方につなげている。 ここまでの比較では何れも大きな個性は無いものの、アクアは驚異的低価格のハイブリッド専用車としてセンセーショナルなデビューをしたこともあり唯一フロントに個性があり、ヴィッツは設計時点の古さを感じるなどはあるが、結局どれもスタイルに惚れ込んで買う車達ではなさそうだ 。こういうところが、イタリアやフランスなどのラテン系の小型車との大きな違いだろう。 つづく |