B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


11月26〜30日←  [2015年11月21〜25日]  →11月16〜20日
2015/11/25(Wed)
Lexus RC <2>

今回はエクステリアとエンジン及びブレーキを眺めてみる。

フロントグリルは当然ながら最近のレクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルで、このグリルも最近は大分世間様に認知されているようで、これからもメゲずに続ければやがては確立されるだろう。何しろメルセデスベンツのスリーポインテッドスターなんて100年以上も前からやっているのだから、そう簡単には認知されないのは仕方がない。

リアの場合はフロントのようにグリルがあるわけではないのでアイデンティティを表現しづらいのはBMW などでも同様だが、さて RC のリアはといえば、やっぱりフロントほどのインパクトはない。

サイドから見るとウエストラインは結構高めで、それに比べてグラスエリアの狭さが目立つが、トヨタは以前からスープラなどでこの手の手法でスポーティーに見せるデザインを使っている。まあ何だかんだ言っても現物は結構カッコ良い。

リアラッゲージルームはクーペということで高さは低いし、サスの張り出しも大きいが、まあこの手のスポーツクーペとしては良い方だろう。

今回の展示車は RC 300h、すなわちハイブリッド車のためにエンジンルーム内にはオレンジの高圧ケーブルが目に付く。

ボンネットフードの内側は立派な防音材が貼ってあるし、部分的にアルミの断熱材?も貼られている。

展示車は F SPORT のために装着されているタイヤはフロント 235/40R19 、リア 265/35R19 となる。これが version L の場合は 235/45R18、Standerd では 225/50R17 となる。

ブレーキキャリパーはフロントにはレクサスではお馴染みの4ピストンオポーズドを奢っているが、リアには見るからに小さい片押しを使っている。この大きさの違いは前後の重量配分の違いを表わしている訳で、結構なフロントヘビーなのだろう。この辺が50:50 に拘る BMWとの大きな違いだ。

次回はインテリアをレポートする。

つづく




2015/11/24(Tue) Lexus RC

先日 IS200t 試乗のために立ち寄ったレクサスディーラーで、ショールームの一角に展示されていたクーペボディのクルマが妙に気になった。そういえば既に1年くらい前にレクサスの2ドアクーペが発売されたことは知ってはいたが、実際に現車を見るとハッキリ言ってレクサスらしからぬカッコ良さだ。というのはレクサスの2ドア車といえば日本ではソアラという名前で販売されていて、国内のレクサス販売網の発足とともにトヨタソアラからレクサス SC となり、しかし内容的には変わらないのに価格は数十万円の」アップということで物議を醸した例のあれだが、正直言ってこの手のコンセプトの本家であるメルセデス SL と比べれば恥ずかしいくらいにデザインが悪く、もう情けないのなんのって‥‥。

そしてもう一つは旧 IS をベースにして2ドアカブリオレとした IS C というのがあったが、これまたカッコの悪さは天下一品であり、これを買うユーザーの美的センスを疑いたくなるような代物だった。そんな状況だから RC だって期待していないし、だから発売されても放置していたのだが、どうやらそれは認識不足だったようだ。

認識不足ついでに白状すれば、実はこのRCは IS ベースのDセグメントクーペだと思っていたら、何とGS ベースだった。ということはBMW で言えば6シリーズに相当する訳で、成る程 RC の洗練されたスタイルは Eセグメントのシャーシーを使った余裕から来ているのか、と思えば納得できるものもある。

諸元を見ると幅方向は殆どGS と同じだが長さ方向についてはホイールベースを2,850o から2,730oへと120o 短縮されている。

全幅が1,840o あると 1,800o クラスの IS などと比べて余裕というか安定感というか、特にクーペボディでは大いにメリットが有る。

ということで、次回からは詳細をリポートする。

つづく。




2015/11/23(Mon)
BMW Compact Sedan Concept (2015)

BMW がコンパクトセダンのコンセプトカーである "BMW Compact Sedan Concept" が11月20日より開催されている中国の Auto Guangzhou 2015 、解り易く言えば広州モーターショーで公開されている。

噂では1シリーズがベースと言われているが、現行1シリーズベースのRWD なのか2シリーズ アクティブツアラーなどの FWD ベースなのかは特に発表されていない。

内装の写真は一応公開されているが、生産を前提にしているようには見えない。

このクルマが何故に中国でワールドプレミアされるかといえば、恐らく主戦場として中国を考えているのだろう。とはいえ、20年ほど前のBMW 3シリーズは今でいえば1シリーズ並のサイズだったわけで、コンパクトな4ドアセダンがBMWにラインアップされていても全く不思議ではないから、欧州や日本でも発売する可能性は‥‥といってはみたが今ではこのサイズは2ボックスが主流であり、やっぱり中国やその他新興国の小金持ち相手ということか‥‥?

例によって更に詳しい内容を知りたい読者は下記にて。
http://www.netcarshow.com/bmw/2015-compact_sedan_concept/




2015/11/22(Sun)
Fiat 124 Spider (2017)

フィアット124 は1966年に発売された小型乗用車でオリジナルは4ドアセダンだが、派生モデルに124スポルトクーペというその名のとおりスポーツクーペが、そしてオープンボディーの124スポルトスパイダーがあり、これらは '60年代から既にカーマニアをやっていた読者には懐かしい響きだろう。

当時は欧州車の情報は少なく、そんな中で雑誌カーグラフィックのスポーツカー特集は実に貴重な情報源だったが、その中でイタリア車といえばフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティーという超高性能&高価格車の非現実性も魅力だが、フィアット124の多少の現実性にも大いに興味があったものだ。とはいえ、当時の日本では輸入車は極めて高価であり、やはり非現実的なことには違いはなかったが‥‥。

そのフィアット124 スパイダーが装いも新たに発売されるという。下の写真を見れば特にフロントフェイスなどはオリジナルの雰囲気を充分に感じさせるものだ。

実はこの124スパイダーはマツダ ロードスター、欧州名 MX-5 のシャーシーを使用してボディとエンジンはフィアットが独自のモノを組み合わあせている。従ってエクステリアは全く異なり、124スパイダーにMX-5 の面影は全く感じられない。

内装に目を移すと、フィアットらしく如何にもイタリアンなインテリア‥‥と想像したが期待外れで、いやその前に何処かで見たような‥‥と思ったらなんとマツダ ロードスターそのものだった。ご丁寧にステアリングホイールさえセンターのFIATマーク以外は全く同じに見える。

124スパイダーのエンジンはフィアット製 4気筒 1.4L ターボで140ps 240N-m を発生する。オリジナルのマツダ ロードスターは1.5L 自然吸気で131ps 150N-m だからパワーの違いは大きくないがトルクについては流石にターボだけあって2.5L 級の大トルクを発生している。

いつものように更に詳しい内容を知りたい読者は下記にて。
http://www.netcarshow.com/fiat/2017-124_spider/


11月26〜30日←  [2015年11月21〜25日]  →11月16〜20日