B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2014/9/20(Sun) |
米国政府閉鎖 |
この時期になると一部では話題になる米国の政府閉鎖だが、今年も起きる確立が大だろう。まあ内容からして当然だがこれは特別編として扱うことにする。 いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。 |
2015/9/18(Fri) | Mazda Roadster vs BMW Z4 <4> |
ダッシュボード周りの写真は通常リアシートから広角レンズで撮っているのだが、今回のような2シータースポーツカーではリアシートが無く、しかもフロントシートのバックレストの少し後ろは壁がある、なんて状況だからフロントインテリア全景を撮るのは多くの場合不可能となる。ということで比較写真はサイドから斜めに撮ったものとなってしまう。それで両車を比較すると、結構雰囲気は似ているようにも感じる。 センタークラスターはどちらもナビやその他のコントロールの為のディスプレイがダッシュボード天板よりも飛び出しているが、Z4 ではそのディスプレイが折りたたみ式で、畳んでしまえば上面は平らになる。実は以前はディスプレイを飛び出して付けるのは社外品の後付みたいで標準装着品では好まれなかった傾向があった。それでも現行3シリーズでは遂に折りたためないディスプレイを飛び出して取り付けたし、他社もこの方法が増えることでユーザーにも認知されてきている。 ディスプレイを上部に飛び出して装着したことによりセンタークラスターはエアアウトレットが最上部に配置出来、その下にエアコン用のパネルを置いても位置はかなり高いから運転中の操作時でも視線移動は最小限となる。 センターコンソール上には両車共 AT セレクターが配置されていて、その手前にはダイヤルを中心にスイッチを配置した BMW では iDrive と呼ばれすコマンドスイッチがあるが、この手のスイッチは普通は BMW とは違いを主張するかのようにアレンジするのだが、Roadstar の場合は殆どBMW そっくりという感じで、言い換えればこれ程にも iDrive がメジャーとなった訳で、もう殆ど公知の事実的になってしまったのはメルセデスのウィンカー組み込みサイドミラーと同じだ。 そしてコマンドダイヤルの隣はパーキングブレーキの操作部だが Raodster はオーソドックスなレバー式だが Z4 では最近流行りつつある電動式だ。この電動式についてはそのうち機会があったら少し詳しく取り上げたいが、要するにアクチェータ−がホイール内のブレーキユニットに直接付いていて、操作スイッチからの司令は全て電気的となっているものが増えている。 加えて AT セレクター自体も Roadster ではこれまたオーソドックスな機械式、すなわちP レンジからガチャガチャと引いてDレンジに入れるのだが Z4 は電子式なのでレバーを引いても放すと中立位置も戻る単なる電気スイッチとなっている。これは BMW が一部の FWD モデルを除いて全てに共通となっている方式だ。 また走行特性を変更するためのモード切り替えスイッチも其々場所は違うがAT セレクターの近傍に配置されている。 メータークラスター内の配置は最近のクルマではセンターに大径メーターを配置したスポーツ志向のタイプと2つの大径メーターを左右対称に配置したコンフォート志向のものが一般的だが、そういう意味では両車は全く対称的だ。Roadster は前者であり、センターの一際径の大きなモノが回転計であり隣の速度計は小さい。これは Porsche でも同様なのだが、Porsche の場合はセンターの回転計の中にデジタル式の速度計を組み込んであるので隣にある速度計が小径で見辛くても特に問題は無い。ところが、Roadster の回転計にはデジタル速度計は仕込まれていないから速度の確認はし辛い。 ところで2ドアスポーツである Z4 のメーター配置が何故に乗用車的な配置なのかといえば、これは他のBMW 車との共通化だろう。生産台数の少ない Z4 では如何に BMW といえども全く別系統のメーターを起こす予算は無いのだろう。最も両車共 AT が主体の現状ではあまり意味が無い事でもあるが‥‥。 ペダルのパッドはどちらも樹脂製の地味〜いなもので、まあ200万円代の Roadster ならまだしも 500万円を軽く超える Z4 では如何なものか? 尤もBMWの場合は1千万円を軽く超えるMモデルでもこの手のペダルが付いているから、たかが500万円程度! (と一度言ってみたかった)のZ4 なら当たり前だ。 今回は同じくロードスター形式の2ドア RWD スポーツカーとして2車を比べてみたが、正直言って 250万円という価格差だけの違いがあるかといえば結構疑問があるが、まあこういうのは個人の考え方の問題もあるから何とも言えないが、最も関係するのは各自の経済力と言う事になる。 とはいえ、買い得とはいえ Roadster も新車で買えば総額は300万円を超えるくらいであり、決して誰でも買える価格ではないし、しかも実用性は極めて低いとなれば購入にあたっては結構敷居の高いクルマでもある。
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2015/9/17(Thu) |
Borgward BX7 Concept (2015) |
Borgward(ボルクヴァルト)は1960年代初頭に倒産したドイツの自動車メーカーで、一時期はメルセデスやBMWと争うくらいの高級車メーカーだったし、戦前は従業員が 2.2 万人もいたという。この Borgward がジュネーブショーで復活するという噂は今年の初めから出ていたが、噂どおり3月のショーでコンセプトカーが出展された。そして今回何故か半年経過してからオフィシャルフォットが公開された。 車名は BX7 Concept というからすぐにこれが販売されることはないが、写真で見る限りは単なる夢物語ではなく市販車に近いように見える。 写真上に写っている白い2ドアクーペが往年のボルクヴァルト車で、当時はメルセデスの牙城に挑むものだったらしい。 今回のBX7 Consept は見ての通りで SUV だが特に個性も無く、まるで何処かのメーカーからのOEM に見えてしまう。 インテリアは下の写真のみが公開されていて、ダッシュボード周りなどは判らない。 それにしても今頃新しく自動車産業に参入して、果たして勝算はあるのだろうか。しかも自動車王国のドイツで‥‥。 更に詳しい内容を知りたい読者は下記にて。
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2015/9/16(Wed) |
Mazda Roadster vs BMW Z4 <3> |
室内は両車共2シーターという事もありシートの後方には殆どスペースが無い。ボディ寸法が少し大きい Z4 が室内の余裕という面では多少勝るが、それでも狭いことには変わりない。この狭いコクピット感覚を楽しむのなら実に良い車だが、室内に余裕を求めるユーザーは最初から選択肢に入れるべきではない。しかし、こうして比べると結構雰囲気が似ている。 両車共シートのバックレストを保護するようにロールバーが付いているのはオープンボディの転倒時対策としては当然だ。Roadster は畳んだ幌が丸見えとなっているが、実は同じく幌だった先代 Z4 も Roadster のように畳んだ幌が見えていたが、現行モデル はリトラクタブルハードトップ (RHT) だから当然ながらトランク内に収納されていて表には出てない。 シートの調整は Roadster が手動で写真では Z4 は電動となっているが、実は Z4 もStanderd グレードでは手動となっている。別に手動でも文句は言わないが、それ以前に Roadster のシートは座面の上下は先端のみ (写真左下のダイヤル) で全体を上下することが出来ず、要するにヒップポイントは事実上固定となっているのはスポーツカーとしてベストボジションが取れずイマイチだ。 次にシート表皮については、Roadster の場合は標準はファブリックシートとなる。Z4 も Standerd の場合はファブリックシートが標準だが写真右下は Highline のためにレザーシートが標準となっている。 ただし、Roadster でも Leather Package の場合はその名のとおりでレザーシートが装着される。Z4 の場合は M Sport を選ぶとレザーシートでも左右の張り出しの大きないわゆるスポーツシートが装着される。Z4 で2シータースポーツらしさを求めるなら当然 M Sport だろうが、Z4 の場合は高級パーソナルカー的な用途も当然考えられ、その場合はガキっぽい M Sport なんかよりラグジュアリーな大人の雰囲気を味わうという手もある。まあ、ターボとはいえ 2.0L の sDrive 20i では大したパワーは無いから Highline を選んで優雅に乗るほうが似合っているかもしれない。 これに対して Roadster は大人の雰囲気は似合いそうもないから、やっぱり若者 (気持ちのみも含む) 向けだ。そう言えば以前の Roadster には英国風のグリーンのボディにタンカラーのインテリアというモデルもあったが、現行モデルにはそのうちこういうのが追加されるのだろうか。それとも以前は全く売れなくて、もうあれは勘弁してくれ、という感じだろうか? ドアのインナートリムは流石に高価なBMW の方がカネがかかっているのがひと目で判るが、Roadstar だって価格を考えれば決して悪くは無い。 アームレストのパワーウィンドウスイッチ付近を拡大してみると、やはり Z4 はレザーを多用したもので、Roadster とは格の違いを見せつけられたが、Z4 でも Standerd だったらそれ程でもないだろう。 Roadster の幌を下ろすにはルーフ先端中央にあるレバーをガチャッと引きロックを外して、ルーフ先端を手で後方へ引くという完全手動方式だが、これが結構素早い捜査が可能で下手な電動式よりも簡単だ。しかもドライバーズシートに座ったままで上半身を撚るだけで操作できる。おっと、老後の趣味に Roadster を買うというユーザーは上半身を撚る時にギックリ腰にご注意を! Z4 の場合はまさかあの RHT を手動で畳んでトランクに収納するということは有り得ないのでスイッチ1つで上げ下げが出来るフル電動となっている。 ところで、何でZ4 の Standerd の写真を出さないのかと言われそうだが、ハッキリ言ってそんな仕様はディーラーの展示車では先ず見つからない。まあそれは他社でも同じで、特に輸入車の場合はベースグレードは価格表でアピールするのが目的で売る気は無いのでないか、と疑ってしまう。 つづく。 |