B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2015/7/5(ThU)
Chrysler 200

前回の日記 、2015年の上半期米国新車販売台数で乗用車トップテンに新たに登場したクライスラー 200 について少し掘り下げてみることにする。このクルマ、名前からしてクライスラー 300 の弟分という感じだが、確かにEセグメントの 300 に対して 200 は米国特有の中型 FF 車、すなわちトヨタ カムリに代表されるカテゴリーのクルマだった。

そこでライバルはといえば、販売トップテンの第一位であるToyota Camriy と 三位の Nissan Altima (二位は Corolla) 、そして五位の Honda Accord かとも思ったが、ここは僅差で六位だったが米国メジャーの Ford Fusion を選んで諸元一覧としてみた。

4車ともにベースモデルでは4気筒 2.4 ~ 2.5Lエンジンを搭載し最高出力は 180 PS 前後を発生する。また、上位モデルとしてはV6 3.5L 最高出力230〜240 ps クラスとなるが、Fusion だけは最近の Ford 得意のダウンサイジングエンジン採用と、このクラスでは一歩先に出ている。

ところで、今回これらのクルマを調査していてふと気付いたのが、サイドビューが皆同じデザインとなっていることだ。すなわち Camriy の除けばCピラー上に小さなリアクォーターウィンドウを持っていることで6ライトとなっている。

それでは今回の主役である Chrysler 200 公式写真から代表的なものを以下に添付しておく。

こうして見るとボディは曲線を多用して、結構凝ったデザインとなっている。

インテリアは兄貴分の 300 を彷彿させるような、結構豪華なアメリカン・フィーリングとなっている。ただしこれは上級グレードであろうから、ベースグレードでは話は違うかもしれない。

何時ものようにより詳しい内容や写真を参照する場合には下記のサイトにて‥‥。
http://www.netcarshow.com/chrysler/2015-200/

ところで、米国トップテンでは二位のCorolla と共に四位は Honda Civic であり、最近の米国ではC セグメント車も売れ筋ということのようだ。






2015/7/3(Fri)
2015年の上半期米国新車販売台数

2015年上半期 (1~6月) 米国小型車販売台数が発表された。半年前の日記(2015/1/9 2014年の米国新車販売台数) と同様に今年もまとめてみる。

例年のように先ずはメーカー別から。

なおデーターの出展はこれまた例によって Automotive News による。

販売台数の合計は2014年 (何れも上半期) の約816万台に対して2015年は約852万台と 4.4% アップしているから、自動車の販売で見る限りは米国経済は順調に推移していることになるが、あくまでも自動車で見た場合だ。なおメーカーの順位には少しは入れ替わりがあっても良さそうな気はするが全く変化がない。

なお昨年米国市場から完全に撤退したスズキは今回の統計には一切出てこないが、スズキはインドなど東南アジアでは絶好調であり、米国撤退の経営判断は正しかったようだ。まあ元来小型車が主力のスズキからすれば米国市場は決して得意な分野ではなかった訳で、中途半端に販売するよりはこの際スカッと撤退したのが実に良かったことになる。

次に車名別のベストテンと見ると、先ずは乗用車の場合目に付くには10位のクライスラー 200で、これは従来ベストテン入りはしていなかった。このクルマは昨年フルモデルチェンジされようで、その新車効果が効いているのだろう。このクライスラー 200 については近日中にこの日記でもう少し詳しく扱ってみる予定だ。




2015/7/2(Thu)
軽スポーツ比較 <3>

今回から室内の比較を行うが、2シーターのためにフロントしかシートが無い2車と、極普通の4シーター実用車ベースのアルトを同一に比較するのには無理がある訳で、それでもまあ兎に角並べてみた。シートは2シーターの2車が見るからにサポートの良さそうなスポーツシートとでもいうものを装備しているが、その中でも形状的にはコペンの方がサポートの張り出しも多くて如何にもそれらしい。まあ FWD という実用車のレイアウトにオープンスポーツカー風のボディを乗せたコペンだから、せめてシートくらいはスポーティーに装う、何てえ事はコペンファンの怒りに触れそうだから言わない (書かない) が。

シート表皮については3車3様だが、軽自動車としてはどれも決して悪くはない。とはいえ他社よりも大幅に価格の安いアルトの表皮は他2車より見劣りするのは、まあしかたないだろう。なお着座位置は S660 が極端に低く、アルトは当然ながら実用車ベースだから高めであり、コペンはその中間というところだ。

ところで、シートの調整については3車とも手動方式となっている。そういえばスポーツタイプに限らず軽自動車全体の中で電動調整のシートってあるのだろうか?

  

ドアのインナーパネルについては3車ともいわゆるプラスチッキーな質感で、この辺りは所詮軽自動車と言いたくなるが、アルトを除けば軽とはいえ200万円のクルマだから、もう少し何とかならないのだろうか。

そのドアトリムに付いているアームレストには世間の常識としてパワーウィンドウのスイッチが付いているのだが、コペンにはこれが無い。それではいったい何処にあるのかといえば、センターコンソール上だった。ただし2世代前のBMWでもウィンドウのスイッチはセンターコンソール上にあったから別に珍しいものでは無いし、最善か無かの時代のメルセデス (W123)も同じ位置にパワーウィンドウスイッチあった覚えがある。

そのアームレストについては何故か S660 の超安っぽさに比べてアルトはピアノブラック風の黒い光沢仕上げが効いていて、軽自動車としては悪くないし勿論 S660 より見かけは良い。

  

ここでラッゲージスペースの比較をするのを忘れていたことに気付き急遽比較してみたが、S660 は何度も言ってきたようにフロントにある小さな箱はタルガ風ソフトトップを巻いて保管するスペースであり、それ以外には手荷物を置くスペースですら無い。コペンはといえばこれまたリアのトランクのほとんどはリトラクタブルハードトップを格納するスペースで、チョッと厚みのあるカバンでも怪しいくらいだ。そして残るアルトだが、今まで狭いと思っていた軽自動車の一般的なリアラッゲージエリアでも、他2車と比べれば次元の違いを感じるくらいに広い!

  

つづく。


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