B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2015年3月9〜15日
2015/3/15(Sun)
FORD FIESTA

FORD FIESTA と聞いて何を想像するだろうか。最近極めて評価の高い欧州フォードのBセグメントハッチバック車、と答える読者はどのくらいいるだろうか。恐らく大半の読者は「フィエスタってマツダのOEM 車だろう」とか「デミオの OEM だろう」なんていう程度の知識だろう。

実は現行 FORD FIESTA については海外での評判はすこぶる良くて、それも日本の提灯持ち評論家と違って厳しい海外の雑誌でも絶賛されていることから気にはなっていたし、一部の読者から試乗記のリクエストもあり、これはそのうち試してみる必要があると感じていた。

そんな矢先に、先日 MUSTANG GT を試乗してみたら予想外に高評価となり、それで FIESTA のことを思い出し、この際 FORD 絡みで一気に試乗してしまおう、と考えた訳だ。 

そこで先ずは FIESTA とライバルの仕様をチェックしてみる。

ライバルとしては相変わらずBセグメントでは世界のベンチマークであるフォルクスワーゲン POLO と一部の熱狂的ファンを持つプジョー 208、そして国産車としては普通車部門で売行き第二位のフィットの中から、マニア向けのグレードである1.5 RS を選んでみた。価格的に FIESTA はPOLO と208とほぼ同一価格帯となっている。なおホンダ FIT はRS とはいえ国産車の有利さで価格は安いから、特に欧州車云々を考えず、いや国産こそ最高と思っているユーザーは迷うこと無くフィットを選べばいいだろう。

現行の FIESTA は4代目であり発売は2007年だが、MCによってフロントグリルは一見アストンマーチンみたいな形になっている。なお日本における FIESTA の販売は売行き不振で一時期途絶えていたが、2014年2月に再開されたものだ。

リアビューはこれといった特徴は見当たらないから、この角度から見たらば何のクルマか分かる人は少ないだろう。

ウエストラインは後方に向かって大きくキックアップしている。またルーフラインはBピラー以降で強く下降しているし、Cピラーには小さなウィンドウが付いているが、6ライトというにはウィンドウ面積が小さすぎる。

このFIESTA もいつものように今回から何回かに分けて写真で紹介する。

つづく。




2015/3/13(Fri)
Mustang Shelby

2月6日の日記でサラッと触れた Mustang Shelby GT について、もう少し掘り下げてみる。

初代マスタングが販売された頃、フォードは販売促進のために SCCA (Sports Car Club of America) のロードレースに出場することを決定し、そのレースモデルの開発をキャロル シェルビーに委託した。ところがマスタングが出場を予定した市販車クラスB では100台以上の製造販売実績が必要となるために、そのままレースに使えるような市販車を販売する必要があり、このために販売されたのが Shelby GT350 だった。

写真上が市販バージョンのMustang Shelby GT350 で、下はそれを元に規定内のライトチューンを施してレースに参戦しているところだ。このように市販車クラスのレースに出るためにレーシングカーを多少デューンしてストリートモデルとする手法は、当時も今も変わっていない。

日本でもその昔、当時の日本グランプリに出場すべくプリンス スカイライン1500 をストレッチして、伸びたボンネット内にグロリア用の6気筒をぶち込んだのが初代スカイラインGTであり、ストリートモデルはその後GTBとして市販され、更にはノーマルのグロリアエンジンを積んだ廉価版の GTA も発売れていた。

Shelby GTは、その後はもう少し一般的なデチューンモデルなどをラインナップしたが、この手の例のもれず年々デューンは顕著になり、遂には単なる見かけだけのモデルとなってしまったこともあり、1969年を持って終了となった。

このように完全に途絶えていたShelby GT だが、2005年に6代目マスタングを発表した事で、2007年に当時の懐古路線も手伝って初代をモチーフにしたMustang Shelby GT500を発売したが、初代と違ってフォード自身が開発をった。ただしシェルビーも開発をサポートしている関係で Sherry の名を冠している。下の写真は2010年モデルで、並の Mustang GT に比べてよりサーキットモデルをイメージさせる外観を持っている。

エンジンは5.4L スーパーチャージャーで500psを発生し、ブレーキはブレンボの対向4ピストンキャリパーをフロントに装着している。

ところでMustang Shelby GT は日本での正規輸入車は無いようで、一部出回っているのは並行輸入品だろう。

なお何時ものように詳細は下記にて。
Ford Mustang Shelby GT350 (1965)
http://www.netcarshow.com/ford/1965-mustang_shelby_gt350/

Ford Mustang Shelby GT500 (2010)
http://www.netcarshow.com/ford/2010-mustang_shelby_gt500/






2015/3/12(Thu)
BMWのラインナップ<2>

前回に引き続き今回は5シリーズ以上についてまとめてみる。

BMWといえばプレミアムブランドの代表のように思われているが、本来は高級車専門メーカーといえば同じドイツのメルセデスベンツであり、BMW の場合は当時 (190E 発売前) のメルセデスにはラインナップの無いDセグメント、すなわち3シリーズがメインだった。

その3シリーズは4代前の E30 が輸入車としては多少買いやすい価格帯だったこともあり、この手のクルマとしては結構な売れ行きとなり、都心の一等地では可成り頻繁に目に入る状態から、一時期は六本木カローラなんて言われたりもしたものだった。

そんな BMW だから5シリーズとはいえメルセデス Eクラスと比べればワンランク落ちるクルマという認識であった。その5シリーズが押しも押されもせぬ憧れのミディアムクラスとなったのは先代の E60 からであり、これはそう昔のことでは無い。更には7シリーズに至っては、このクラスの王者であるメルセデス S クラスには未だ敵わない状況となっている。

まあ、そんな事情もあり、下の表のように3シリーズ以下の充実ぶりに比べるとチョイと寂しい展開ぶりでもある。

そうは言っても、これらのクラスでさえセダン系の5シリーズには Gran Turismo が、クーペ系の6シリーズには Gran Coupe がラインナップされているのは3/4シリーズと同じだ。これが7シリーズともなると、流石にセダンのみであり Gran○○の手合は用意されていない。

実は今回、このような一覧表を作ってみて、自分自身も始めてそのラインナップを理解できたという状況だった。という訳でこの表の目的は読者の役に立つように‥‥何て気持ちは一切なくて、単に自分の理解度を補うため‥‥だった。いや〜、お粗末様でした。




2015/3/9(Mon)
BMWのラインナップ

最近のBMW は矢継ぎ早にブランニューモデルを追加しているために、何がなんだか判らない状態になってしまった。以前のBMWならば3、5、7シリーズで3と5シリーズにはクーペとコンバーチブル、そしてワゴンという解り易いバリエーションであり、それに1シリーズが追加されたくらいは充分に把握できた。しかしその後の2、4、6シリーズが出て、それでも始めはクーペが独立して偶数のシリーズとしたはずが、何やらその後に訳の判らないモデルが追加されて、特にアクティブ○○とかいう手合が混乱の元になっている。

そこでBMW のバリエーションを各シリーズ毎に並べてみれば何やら少しは解りやすくなるかもしれない、という思いで作ったのが下の表で、取り敢えず1〜4シリーズについて纏めてみた。

その解り辛い元凶でもあるグラン何とかだが、2シリーズが Gran Tourerで3シリーズが Gran Turismo 、そして4シリーズでは Gran Coupe と其々コンセプトが違うのだが、取り分け3シリーズのGran Turismo と4シリーズの Gran Coupe の違いが解り辛いが、言ってみれば5ドアハッチバックと4ドアクーペというところだろうか。

SUV である X シリーズは2シリーズの設定がないが、本来実用性よりもスタイル優先のクーペの筈である偶数シリーズに、SUV があるX4が妙なのであって、X2が無いのは本来の姿だが、もしかしてそのうちにX2 が発売されるとか??

そして2シリーズの Active Tourer と Gran Touer はどちらもFWD (FF) というBMWとしては異端児であり、これも一緒に2シリーズに入れるのは納得がいかないが、これは将来的には別のシリーズになるのだろう。

次回は残りの5シリーズ以上について、同様に纏める予定だ。

 

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