B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2014/2/14(Fri) |
BMW 420i<3> |
今回からはインテリア編ということで、先ずは例よってドアを開けたところから。
2ドアクーペだから当然ながらドアはフロントのみであり、リアシートへのアクセスはフロントシートのバックレストを前に倒してその隙間から乗るわけで、これは4ドア車に比べれは極めて乗りづらい。ただし、4シリーズの場合はセダンの3シリーズと共用のプラットフォームでホイールベースも同じだから、2ドアクーペとしては後席の足元の余裕は十分にある。 420i M Sportのシート表皮はサイドと先端部がアルカンターラで中央部がファブリックのコンビとなるが、写真のクルマはオプションの本革シートを装備していた。シート調整は当然ながらメモリー付き電動式が標準となるが、この部分は3シリーズセダンと全く同じもののようだ。 ドアインナートリムは基本的に3シリーズセダンを踏襲しているが、2ドアのためにドアが長いことと、リアパッセンジャーがドアを開けやすいように開閉ノブが多少後方に移動しているという程度の違いはある。 リアのサイドはドアもないし窓も開かないから操作ボタンの類は全くなく、スピーカーのみが目につく。 2ドア車の場合は前席シートベルトのアンカーが大きなドアの後端よりも更に後ろとなり、ベルトを引き出すのが大変だが、BMWの4シリーズではドアを閉めるとレバーによりベルトが前方に押し出される。この状態だとリアシートへのアクセスが出来ないから、ドアを開けるとこのレバーがスライドして後方に引込まれる。この装置は既に先代3シリーズクーペにも使われていた。 意外に広いリアパッセンジャールームには前席センターコンソールの後端を利用したエアアウトレットまで付いていて、この点でもセダンと同程度の居住性があり、乗り降りの不便さ以外はセダン並みとなっている。 ドアアームレストに組み込まれたパワーウィンドウスイッチは前席分しかなく、リアウィンドウはハメ殺しとなっている。 次回も引き続きインテリア編をお送りする。
|
2014/2/13(Thu) |
BMW 420i<2> |
今回も引き続きエクステリアの紹介をする。
クーペとなると一番の心配事はリアトランクのラゲッージスペースだが、セダンと比べて特別狭いとも感じられない。まあ、元々3シリーズセダンのラゲッージスペースだって決して広いとはいえない訳で、例のゴルフバック4人分というのはチョイと無理そうだ。 エンジンはセダン320iと全く同じだから、エンジンルーム内の眺めも当然ながら同じだった。 4シリーズクーペのエクステリアでセダンには無いものといえば、サイドフェンダー後端のエアアウトレットで、これはタイヤハウス内のエアを効率よく排出してブレーキの冷却風の流れを良くし、結果的にブレーキの冷却能力をアップさせる‥‥という事だとおもうが、効果の程は、ハテ? まあ、悪い方向にはならないだろうし、何より高性能車らしくカッコが良い。そしてその上には小さいとはいえMのロゴある。今までBMWはM SportについてはエクテリアにMロゴは決して使わなかったが、1シリーズで同じくサイドフェンターにこのロゴマークを付けてからは、他のシリーズにも展開している。 サイドエアアウトレットにMのロゴマークという、本来ならMモデルのアイデンティティをM Sportとはいえベースモデルの420iにも付けてしまうという大安売りで、Mの価値も下がってしまった、なんて嘆いている本物のMモデルオーナーの顔が目に浮かぶ。 ヘッドライトはバイキセノンライト(光軸自動調整/LEDスモールランプ/LEDアクセントライン)が標準装備されている。 サイドにはMロゴのエンブレムをサービスしてしまったが、リアには420iのエンブレムのみで、Mロゴは付かない。さすがにここにはM SportではMロゴを付けないのはBMWの最後の砦、という程でもないが、今現在一般モデルでリアにMロゴをつけているのはなんちゃってMということになる。まあ、そういうクルマは420i(320i)なんていうエンブレムは外しているのが普通だが‥‥。 今回のクルマはオプションの19インチホイールを履いていたので、その見かけはえらくスポーティーだが、よく見ればブレーキのディスクローターとホイールリムの隙間が大きくてスカスカとなっているから、本当はこんな大径は必要ないのだが、見栄でオプションの大径ホイールを付けているのが見え見だ。 ブレーキキャリパーは極普通の鋳物製片押しだが、他社のクルマと違って前後の大きさがあまり変わらない。普通はリアに比べてフロントの負荷がかなり高いので、前後のキャリパーは見るからに大きさが違うのだが、このクルマはそれだけ前後バランスが均等だということだ。まあ、BMWの場合は殆ど全てが50:50の前後重量配分となっていて、それこそがBMWの魅力の大きな部分だ。 なお、今回からはキャリパーのカバーにBMWのロゴが付いたが、勿論性能には全く関係ない。またホイールはM Sport専用のために、ここにもM ロゴも付いていた。 ということで、次回からはインテリアに進むことにする。 次回につづく。
|
2014/2/11(Tue) |
BMW 420i |
BMWの主力車種である3シリーズのセダン(F30)がFMCされたのが2年前(2012年1月)で、その後はツーリング(F31)が2012年9月、グランツリスモ(F34)が2013年6月に発売され、2013年9月にはクーペ(F32)が発売されたが、このクーペは今回からはBMWの新しい車種体系に合わせて4シリーズと呼ばれるようになった。その4シリーズは昨年の発売時点では3Lターボの435i(738万円から)と2.0Lハイチューンターボの428i(604万円から)のみで、一般的なユーザーが何とか買える500万円を優に100万円も超過していたが、今回遅ればせながらベースモデルである420iが追加発売された。 よくよく考えてみたらば、何やら4シリーズの実車の写真の紹介は未だった事に気付いたから、結局今回がこのサイトでは4シリーズ初登場となる。
歴代のBMW3シリーズクーペは3シリーズセダンをベースとして、基本的なデザインは大いなる共通点があるが、よく見れば全く違うボディパネルを使っていて、今回の4シリーズも全く同じコンセプトとなっている。なお、写真のクルマはM Sportのために、エアインテイクがよりアグレッシブでサイドにもエアロパーツが付いている。まあ、言ってみればなんちゃってM4ということで、これも歴代3シリーズと同様だ。 リアから見ると、なだらかに下降するルーフラインなどクーペらしく優雅でスポーティーなスタイルだが、エンジンがベースモデルということもあり、排気管は丸い1本出しとなり、ボディスタイルの割にはちょいとショボいのが玉にキズというところか。 サイドから見ると、セダンとは異なるルーフラインがハッキリと判る。 ここで、ラインナップが出揃ったF30シリーズの各モデルを比較してみる。 表を見れば一目瞭然だが、セダンとツーリング、そしてクーペは単なるボディ違いといったら言い過ぎだろうか、何ていう状態だが、グランツリスモについてはホイールベースが異なるから、他の3車とは一風異なっている。それにしても、シッカリとバリエーションを並べて選り取り見取りというBMWに比べて、セダンだけか、精々クーペがある程度で、ワゴンについては全く不毛のレクサスやインフィニティ(ニッサン)は、もうこの時点で負けていることになる。 次回からは何時ものように各部を少し詳細に紹介する。 |
2014 /2/10(Mon) |
Subaru Legacy (2015) |
開催中のシカゴモーターショーで新型レガシイがワールドプレミアされた。
フロントウィンドウの角度はより寝かされ空力特性は10%向上した。
インテリアはより広く、水平をテーマとして強調し、アームレストは新しい軟質素材とより厚いクッションを使用している。 エンジンは水平対向4気筒2.5L 175hpと6気筒3.6L 256hpで、何れもCVTによる4WDとなっている。 例によって、もっと多くの写真や解説を見たい場合は、こちらにて。 |
2014/2/9(Sun) |
NISSAN New TEANA<4> |
引き続きインテリアを紹介する。 エンジンの始動はステアリングホイールとセンタークラスターの中間辺りに丸い押しボタンという、多くのメーカーが採用している方法となっている。 ATセレクターは直線式でマニュアルモードは付いていないが、CVTだからあっても大して役には立たないのだが、世間様は欲しがる場合も多いかもしれない。 メーターは日本車らしく自光式やカラーディスプレイなどを使っていて派手だが見やすいことには間違いない。このメーターは実物を見ると立体的になっていて、ディスプレイの位置は奥にあり、少しでも視線移動が少なくということと、近くを見るのが苦手な高齢ドライバーにも優しい。 ステアリングホイールは当然革巻きでスポークには各種のスイッチ類が組み込まれている。 パーキングブレーキはペダル式で、例のプッシュ/プッシュタイプだが、この手のサルーンならこれでも文句はでないだろう。 新型ティアナは日本向に売ることは考えていないような車であり、同じコンセプトのカムリやアコードも大して売れないことを考えれば、この新型ティアナもハッキリ言って売れないだろう。というよりも、一体誰が買うのだろうか。と思ったら近所の不動産屋に、先代ではあるがティアナがあったのを思い出した。不動産屋ならばお客さんを現地に案内するのに、フーガでは経費が出ないし、シルフィーでは安っぽいし、という訳で使われているのだろう。確かにこの大きさで200万円代というのは、見栄を張るには結構良い選択かもしれない。 |