B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)



2013年10月1〜8日

2013/10/7(Mon)
Toyota Yaris Hybrid-R Concept (2013)

フランクフルトモーターショーで公開されたトヨタ ヤリス ハイブリッド-Rコンセプトは2つの強力なモーターで4輪を駆動し、エンジンはスペシャルチューンされた高性能なものを搭載している。

ヤリスは日本ではヴィッツとして販売されているモデルだから、言ってみれば性能とは無縁な実用車であり、MTのRSというグレードもあるにはあるが、エンジンは実用車そのものであり、そういう意味ではHybrid Rはマニアとしては大いなる興味が湧くだろうが、これはあくまでコンセプトカーだ。

ボディーは日本では未発売の3ドアをベースとしている。日本においては軽自動車でさえも4ドアが主流という状況だが、欧州では3ドアモデルというのは結構メジャーらしい。

エンジンは写真で見るだけでも高性能そうな外観だが、TMDによるエンジンは1.6L ターボで300ps、420Nmというハイチューンだ。これに60psの電気モーターを2機搭載して、システムとしての性能は420psというから、その性能は凄まじいものだろう。

このコンセプトカーがそのまま市販されることは無さそうだが、それでも将来高性能ハイブリッド車が市販される時代が来るかもしれず、既にBMWなどのように高性能を得るためのハイブリッドというのは存在するわけで、クルマ好きにとってはハイブリッド時代も悪いものでは無いかもしれない。

オリジナル記事の参照を希望する場合は下記にて。

   http://www.netcarshow.com/toyota/2013-yaris_hybrid-r_concept/




2013/10/6(Sun)
トヨタのハイブリッド車ラインナップ<2>

前回のFR系につづき、今回はFF系のハイブリッドシステムについて、エンジンルームの写真とともに紹介してみる。

C I4 2.5L 160ps (2AR-FXE)
2AR-FXEというエンジン型式から想像する通りで、これはFR用の2AR-FSEを横置きにしてFF用としたものであり、エンジン本体は基本的には同じものだが最高出力は178→160psとデチューンされている。搭載車種はカムリであり、次の2AZ-FXEに比べて大きく変わらないのにカムリのために新たなハイブリッドシステムを開発するのは、流石に北米販売No.1のカムリだけのことはある。何しろ、国内の主要車種の何倍も売れるのだから開発費だって十分にある訳で、言い換えれば国内専用の場合は開発予算をケチっている、とういうことだ。

D I4 2.4L 150ps (2AZ-FXE)
レクサス版のHSとトヨタ版のSAIの兄弟が搭載している。ところが、このシステムは何を隠そうヴェルファイア/アルファードやエスティマなどの大型ミニバン系にも搭載されている。決して売れ筋とは言えないHS/SAIのために開発するのはでは元がとれないが、ミニバンと共用なら十分に元がとれるというところだ。

  

E I4 1.8L 99ps (2ZR-FXE)
これはプリウス用で、いってみればハイブリッドの本命システムというところか。考えてみればエコが取り柄のハイブリッドなのに、高級サルーンや大型ミニバンに採用すること自体に矛盾を感じるが、プリウスなら如何にも省エネという感じがするだろう。

F I4 1.5L 74ps (1NZ-FXE)
ホンダが低価格ハイブリッドを発売するという、トヨタ様というトラの尾を踏んでしまったことで、怒ったトヨタが急遽発売した低価格ハイブリッド専用車のアクア用システムだが、最近設定されたカローラのハイブリッドモデルにも使用されている。

  

ところで、この企画のためにエンジンルーム内の写真をまとめていた時にふと気付いたのは、なんかアクアだけフレーム構造がやけにショボくねえ? という事実で、それならと確認のために作ったのが下の写真で、これは衝突時の衝撃吸収構造と言えなくもないが、それにしても重要そうな強度メンバーが何やらセコいボルトどめとか、その他の部分も他モデルとは全く違う。そう言えば試乗したアクアは今時珍しい剛性不足丸出しの不安定な挙動だったが、要するに手抜きシャーシーで低価格化を実現しているのでは、と思いたくなってしまう。

そうは言っても、アクアの売れ行きは抜群であり、エコなハイブリッド車が169万円から! というのがウケているのだろう。まあ、一般の日本人なんて、そんなもんっすよ。




2013/10/4(Fri)
トヨタのハイブリッド車ラインナップ

マジェスタがハイブリッド車のみとなったりレクサス(ほぼ全モデル)でのハイブリッド設定など、流石にトヨタは高級乗用車の分野でもハイブリッド化を進めている。そこで、トヨタのハイブリッドシステムのまとめてみた。

エンジン部分は

@ V8 5.0L 394ps (2UR-FSE)
A V6 3.5L 295ps (2GR-FSE)
B I4 2.5L 178ps (2AR-FSE)
C I4 2.5L 160ps (2AR-FXE)
D I4 2.4L 150ps (2AZ-FXE)
E I4 1.8L 99ps (2ZR-FXE)
F I4 1.5L 74ps (1NZ-FXE)

と7種類も取り添えてあり、これに@1KM A2JM B3JM C1LM4という4種類の電気モーターが組み合わされる。なおガソリンエンジンの型式は下3桁がFSEならFR用、FXEはFF用となっている。以下に各モデルのエンジンルーム内の写真を比べてみる。

@ V8 5.0L 394ps (2UR-FSE)
レクサスLS600hに搭載されているハイブリッドシステムはガソリンエンジンだけでもV8 5.0L 394psという、もう充分過ぎるくらいのパワーを誇っているが、これに1KMモーターを目一杯の出力(224ps)で組み合わされるから、その動力性能は圧倒的だが、本来はエコ目的の筈だったハイブリッドシステムの筈なのに、600hはどうやらエコとは縁遠いような気がする。とはいえ、世間のB層は「ハイブリッド=エコ」と信じているから、HYBRIDというエンブレムが付いていれば、V8 5Lも1.5Lのプリウスも同じ部類と思うだろう。

A V6 3.5L 295ps (2GR-FSE)
Lexus GSとMajestaが搭載しているV6 3.5Lもこれだけで充分速い訳で、LSは別格としてもGSやMajestaだって世間一般からすれば十分に高級車だ。何しろ価格はGSが700万円から、そしてMajestaでも610万円からということで、アクアを3台買っても未だオツリがくる、みたいな世界だ。

B I4 2.5L 178ps (2AR-FSE)
ISとクラウンでは直4 2.5Lとスペック的には高級車っぽくないが、それでも電気モーターの補助により3L並の動力性能を持ち、普通に走る分には充分だ。そして価格はIS300hが480万円からで、クラウンハイブリッドは410万円からと、これも決して安くはなく、価格から言えばBMW320iと競合するくらいだから、これまた庶民には高値の花だが、頑張れば買える価格でもある。

  

次回は残るFF車について、同様にエンジンルーム内を比べてみる。

つづく




2013/10/3(Thu)
Kia Soul (2014)

韓国起亜自動車のソウル(Soul)の2014モデルがニューヨーク国際自動車ショーで発表された。ソウルはサブコンパクトカーだが、ある面では非常に有名だ。なぜなら、例の北米での燃費性能捏造事件のクルマこそが、このソウルだからだ。

はい、本日はお待ちかねの嫌韓ネタです。しかも、話題の燃費性能詐欺車!

勿論ここから先は嫌韓読者専用の特別編です。

方針を理解して特別編に進む

さて、特別編に進まない読者向けの情報は、いつものようにありません。




2013/10/1(Tue)
CROWN MAJESTA<4>

今回はインパネから。

これはもう、マジェスタとロイヤルではマルで区別が付かない。アスリートはインテリアカラーの傾向が異なる(スポーティ?)から違いが判るが、実際には同じものだ。

 

センタークラスターもマルで同じ。

下の写真の角度ではセンタークラスターの操作パネルが結構立体的になっているのが判る。

そしてセンターコンソールも、やはり同じだが、木目(調)のパネルは多少木目模様が異なっている。

今回のマジェスタはベースグレードで610万円という価格で、これは高級輸入車の代名詞であるBMW5シリーズのベースモデルである523i(610万円)とピッタリと同じ価格な訳で、さてどちらを取るかは個人の趣味次第とはいえ、このサイトの読者の選択は100人中99人は523ïを選ぶのではないか。そして残る一人はといえば、トヨタと取引のある会社の経営者とか‥‥かな。

結局、マジェスタはクラウンのロング&ハイバワーパージョンということだった。そして、セルシオが無くなってからのトヨタ店としては最上級サルーンとなるわけだ。えっ? センチュリーが有るだろう、って、まあ、あれは別格ということで‥‥。




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