B_Otaku のクルマ日記

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2012年9月1〜15日
 
  
2012/9/15(Sat)  BMWの新規導入車種


BMWの主力モデルである3および5シリーズとX5のラインナップに新たなモデルが追加される。
まずは、これから。
エクステリアでは、特に大きな違いな見つけられないが・・・・。



車内に乗り込んでメータークラスター内の回転計の目盛を見ると、何やら5,000rpmからゼブラゾーンで、5,400rpmからはレッドゾーンとなっている。 んっ、ちょっと回転数が低くないか?



実をいうと、エンジンは4気筒2L 直噴コモンレールターボディーゼルで、184ps/4,000rpm 38.7kgm/1,750〜2,750rpmを発生する。特にトルクはガソリンNAならば4L級の凄まじさだ。



種を明かせば、欧州では既に主流になっているディーゼル車の320dが遂に日本で発売されることになった。



写真は320dツーリグで、勿論セダンも用意されている。
そういえばF30系のツーリング(F31)の日本国内導入も今回初だった。



次はX5だが、何やらエクステリアもチョイと派手だが。



こちらはX5 Xdrive 35d。
エンジンは直6 3L直噴ディーゼルで245ps/4,000rpm 55.1kg.m/1,750〜3,000rpmという大パワー・太トルクを発生し、特にトルクは5.5L並だからX5がいくら重い(2,300kg)とはいえ、恐らく強力な加速をもたらすだろう。





次回は残る5シリーズについて紹介する。


 

 
  
2012/9/13(Thu)  Hyundai i30 Wagon (2013)


日韓関係が微妙な時期にヒュンダイ車を扱うということは、もしかして、これをボロクソ貶して憂さ晴らしでもするのか? という期待もあるかもしれないけれど、別にそんな意図はありませんで、ただただ、公平に分析してみようかと(嘘つけ!なんて声も聞こえるが) 

さて、本日の議題はヒュンダイ i30ワゴン。以前(2011年11月)の日記で、ドイツ国内登録台数の上位車種を紹介した際に、意外にもCセグメントで8位に輝いたのがヒュンダイ i30だった。このi30がFMCされてハッチバックモデルは既に欧州で発売されいるようだが、今回はワゴンが2013年モデルとして発表された。



ヒュンダイといえば、日本車のパチ物的なパクリか、韓国丸出しのダッサ いデザインが多かったが、i30は打って変わって欧州テイスト溢れるスタイルとなった。そういう目で見ると、例えばプジョーのような雰囲気があると思って比べてみたらば、う〜ん、似ている。日本車風を脱却して今度はフランス車風となった訳かな。



それでは、後ろ姿はと言えば、何やら何処かで見たような・・・・・・。



そう、後ろ姿はさり気なく日本車風だった。

 

英国向け仕様の場合、エンジンは1.6Lターボディーゼルが110psと128psの2種類に、ガソリンエンジンが1種類ある。動力性能は110psディーゼルが0〜62mph が11.8秒で、更に強力な128psは 11.2秒、って、自慢する程の性能でもないと思うのだが・・・・。

既に何度か触れているが、韓国の財閥系企業は事実上国際金融資本の傘下であり、儲けは全て配当として海外に流れてゆき、主要部品は日本などから輸入してそれを組み立てるだけだから、益々日本への支払いが苦しくなるという状況になっている。

そんな状況だから、日本に対する借金は益々増えてしまい、結局財政的にも技術的にも日本に頼っているのだが、それに対して恩義を感じるどころか、この有様! な〜ンて、書くとB_Otaku はネトウヨだ、なんて言われそうなので、これ以上言わないが、特別右翼的思考がなくたって純粋な日本人ならば誰でも感じて当然だ。


 


  
2012/9/12(Wed)  価格破壊


今更言うまでもないがアジアの新興国の工業力アップと、それでも日本に比べて格段に安い人件費や安い為替レート等など、日本にとっては手痛い価格破壊が起こっているのは、このサイト の読者には今更いうまでもないと思うが、それでもクルマの価格はどちらかと言えば長い目で見ると、ここ10年ほどでジワリジワリと上がってきている。

例として、クラウンロイヤルを取り上げてみると、1999年に一番安いモデルを買う場合
 クラウン ロイヤルエクストラ 2.0 294万円、2.5 310万円
これに対して今現在では
 クラウン ロイヤルサルーン スペシャルパッケージ 345万円
で、どちらもナビなどが付いてないモデルなので、多少の装備差はあるにせよ、価格は確実に上がってる。

それに対してパソコンではどうだろうか。クラウンと同じ1999年のモデルと今のモデルを比較したらば、恐らく漫画みたいになってしまうだろう。例えば、2001年頃の 代表的なノートパソコンのスペックは
 OS:Windows XP CPU:PentiumⅢ 1GHz メモリ:256MB HDD:30GB
それで価格はといえば、普通に買えば平均的に20万円以上だったような記憶がある。

そして現在はどうなのかと、ググったり価格比較サイトで調べてみたらば
 CPU:Celeron B8
 メモリー: 2GB
 HDD: 320GB
これにDVDスーパードライブ、無線LAN、マルチカードリーダー、Webカメラなど一丁前の装備をしたノートパソコンが 何と2.6万円くらいで売 られている。それも1店舗くらいならば判るが、10社くらいがズラッと並んでいる。メーカーは台湾のAcerで、この会社は世界中のパソコンのボードに採用されていて驚くべきシェアを持っているから、実際の中身は有名メーカー物と変わらなさそうだ。

実は最近当サイトでは、ほぼ毎日近く更新をしているので、もしもパソコンが壊れたら、最悪その期間の更新が途絶えることも覚悟が必要となるので、バックアップ用のパソコン、できれば持ち歩けるノートがあればと思っていた。もしも上記の激安品で問題が無ければ、投資の少なさは劇的だ、ということで思わず購入ボタンをポチってしまった。購入価格は25,800円で、送料は無料!しかもクレジットカードで決済できる。

日本は既にパソコンの製造では完全に競争力を失っているが、それにしても2.6万円でまともなパソコンが買えるとうのは、脅威以外の何物でもない。これがパソコンではなくて、クルマだったら? まあ、クルマの場合はパソコン程には簡単に価格破壊はできないだろうが、それでもこのパソコンの現状が将来の自動車業界の姿だったら・・・・・考えただけでも、ゾ〜とする。

ところで、この激安パソコンて、どんなものなのだろうか? という、疑問も 多いだろう。そこで、何時もクルマねたばかりでは飽きてしまうことも考え て、不定期で何回かに分けて”激安パソコン顛末記”というのを連載しようと思っている。

2.6万円のパソコンは果たして使えるのだろうか?

請う、ご期待。
 

 
  
2012/9/11(Tue)  BMW M5 <3>


インパネの眺めは基本的に5シリーズサルーンと同じで、この写真を見ただけではこれがM5であることは判らない。



ドアインナートリムはシートとともに流石に高級素材を使っているから、見かけも実に高級そうだ。



センタークラスターのオーディオとエアコンのコントロールパネルは、これまた5シリーズセダンと同じ。





インナートリムはアルミのボチボチがついたアルミ・トレース・トリムと呼ばれる、ドイツの高級スポーツタイプで好まれる素材が付いていたが、実はこれはオプションで、標準装備はアンソラジット・ウッド・トリムとなる。
スタートスイッチの下にあるのはアイドリングストップ機能のオフスイッチ! 4.4Lターボで1,500万円也のM5にアイドリングストップ付けて、何を節約するのだろうか?



インテリアで標準の5シリーズサルーンとの数少ない特徴が、短いレバーを左右に動かすDCTのセレクトレバーで、 この方式は先代M5から引き継いでいる。しかし、レバー操作は慣れないと戸惑う事になる。



パドルスイッチは流石に高級素材でしっかりしたものが付いている。



先代É60では速度計の目盛が真上で120km/hであり、それ以後は目盛間隔が細かくなっていて実用的だったが、新型では等間隔になった ことから日本の道路では合法的に使用出来るのは左の1/3のみ。



レーシングエンジンを買うと5シリーズのボティが漏れ無く付いてくる、というのが先代M5だったが、今回はアルピナB5と競合しそうな内容となってしまった。M5に限らず、ウルトラ レスポンスのハイチューンNAエンジンを搭載するというMモデルは、いつの間にかなくなってしまったようだ。

なお、このM5には一応試乗を済ませてある。一応と書いたのは先代M5やアルピナB5のようにじっくりと乗ったわけではないので 、これらほどには詳細なレポートは出来ないが、基本的な乗り味についてまとめてみようと思っている。
 


  
2012/9/9(Sun)  BMW M5 <2>


M5の2回目として、今回はまずブレーキから。
BMW社は何故かブレーキに金をかけない主義であり、Mモデルでさえサルーンと同じ片押しキャリパーを採用している。したがって、先代 M5の場合などはF1譲りのV10エンジンを積んでいるにもかかわらず、ホイールから除くキャリパーは5シリーズサルーンと同じ 片押しキャリパーを黒く塗っただけだった。そんなこともあり、先代(É60)M5のオーナー達は、ホイールから覗くキャリパーを何とかブエンボの対向ピストンに取り替えたいと密かに思っていた筈だ。

そして、今回の新型M5は といえば、下の写真のようにフロントはブルー塗装にMのロゴまで付いた対向ピストンとなって、これならM5オーナーのプライドも満たされそうで目出たいことだ。だが、しか〜しっ、リアはなんとセコい片押しタイプで、しかもフロントに比べてやけに小さい。こんな小さいリアキャリパーでOKということは、実はこのクルマは結構なフロントヘビーなのかもしれない。まあ、V8にツインスクロールターボとその補機類をドカンと積んでいるのだから、フロントが重いのは当然かもしれないが・・・・・。





そのV8エンジンは4,394ccから560ps/5,750〜7,000rpm 69.3kg.m/1,500〜5,750rpmという強大なパワー &トルクを発揮する。



室内は標準で高級素材が使われているが、基本的には5シリーズそのものだ。



シートはサイドサポートのしっかりしたスポーツシートで表皮はレザーが標準となっている。 しかもレザーだって随分高級そうだ。



また、シート調整も当然ながらフルパワーとなっている。
そして、サイドスカットルプレートには、BMWファン憧れの”M5”のロゴが!



というところで、以下は次回にて。
 



2012/9/8(Sat)  VW GOLFⅦ


前回に引き続きM5の続きをお送りする予定だったが、ゴルフⅦの発表という大ニュースが入ったため急遽予定を変更する。

小型車の代名詞で世界的にもベンチマ ークとなっているフォルクスワーゲン ゴルフの新型、Ⅶが発表された。ゴルフは1974年の初代発売以来、既 に38年が経過したが、今回は4年ぶりに7代目にFMCされたわけで、最近のVWは何やら日本車並みモデルサイクルが短くなったようだ。
そのゴルフⅦは、先代よりも56mm長い4,255の全長と、59mm長い2,637mmのホイールベース、そして13mm広い1,799mmという全幅を持つ。全長の拡大により、前席が20mm後方に移動し、さらに後席の足元スペースは15mm改善されている。また、ショルダールームは、運転席で31mmアップの1,420mm、後席では20mmアップの1,469mm、そしてラッゲージルームは30ℓ拡大されて380ℓとなった。

先代に比べてより広くなったとはいえ 1,799mmという全幅は、もはや小型車とは言えない大きさだが、日本の多くのファミーマンションの立体駐車場には辛うじて収納できる。そしてCd値は0.27と先代に対して10%向上している。



インテリアでは英国仕様の場合、5.8インチカラーディスプレイのタッチスクリーンが標準装着されていて、上級モデルでは8インチディスプレイ付のナビゲーションシステムが装着される。また、電子システムとしてはレーダーセンサーを使用した衝突回避システムなどの、今時流行のシステムが付いているが、ゴルフにそういう装置が必要なのだろうか。逆に言えば、この手のシステムが今後は徐々に下位モデルにも採用されていって、丁度ABSのように、やがては全車標準装着が当たり前になるのだろうか。



エンジンは直噴ターボのTSIエンジンが85psと140psの2種類、ディーゼルも当然ターボで過給されて105psと150psの2種類がある。

最近の国産車は以前よりも随分進歩して、特にEセグメントの高級車の分野では、日産フーガ(インフィニティM)やレクサスGSなどは、メルセデスEクラスやBMW5シリーズに対して、多少贔屓目に見れば何とか1世代遅れくらいまでは追い付いてきたのかな、なんて言っても許されるくらいにはなったが、逆に小型車、特にVWゴルフについては、国産Cセグメント車では 相手にならない感がある。特に先日紹介した新型オーリスなんて、FMCした段階でゴルフⅥと比べるのが恥ずかしいくらいなのに、1週間後にはゴルフは更に進化してしまった。

えっ? よりによってオーリスを引き合いに出すことは無いだろう、なあんて言われそうだから、他の国産車にも触れておくと、Cセグメントではマツダ アクセラやスバル インプレッサなどが光っている訳だが、それでもゴルフとはちょっと路線が違う。国産Cセグメントは、ゴルフより安い価格帯で勝負、というところだろうか。しかし、欧州ではEC圏外からの輸入では価格的に辛いから、意外に欧州に生産拠点を持っているトヨタが強かったりする。そういう意味ではヒュンダイ i30は欧州生産だから、安さが受けて、それなりに売れているようだが。


 



2012/9/5(Wed))  BMW M5


BMWのMモデルといえばマニア憧れの高性能車であり、そのMモデルのイメージをBMWサルーンで実現した、いってみれば見かけだけのなんちゃってMであるMスポーツパッケ―ジは 、世間の批判をよそに大いなる人気を博して、ある時期の3シリーズなんて過半数がMスポーツだったくらいの勢いだった。 この成功を横目で見ていたメルセデスはついに我慢が出来なくなったようで、最近ではAMGスポーツというなんちゃってAMGをラインナップしていて、これまた一時期のBMWのようにC200の多くがラジエターグリルにデッカいベンツマークをくっ付けたAMGスポーツで、昔ながらのボンネットにスリーポインテッドスターの小さなマスコットを立てたクラシックモデルは、殆ど見かけない(売れていない)ようだ。

そのMモデルの中でも上位モデルであるM5のベース車両である5シリーズが新型のF10となったのが2010年で、日本では春から発売された。そして2年強経過した今年の7月より、M5 も発売されベース価格は1,495万円と、ベースとなる5シリーズのボトムグレードである523iの610万円に対して、何と約2.5倍の価格となる。



エクステリアは基本的にベースとなる5シリーズと同じだが、太いタイヤやチョっと過激なエアロパーツなど何となく違う 。しかし5シリーズサルーンのサスを弄ったり、アフターマーケットのエアロを付けたりしたクルマでも、こんな風なのもあるから、一目で M5と判るかと言えば微妙なところだ。



それでも明らかにM5と言える部分は、お馴染みのサイドフェンダーに開いたエアアウトレットと、左右各2本の太いエクゾーストパイプ という、お約束どおりとなっている。特にエクゾーストはごく自然に、しかも迫力物で装着されていて、これは街のショップのオリジナルのように如何にもとって付けたようなモノとはマルで違う。






フロントを5シリーズMスポーツ(535i)と比較すると、違いはバンパーのエアインテイク部分で、ライトなどは全く同一の部品を使っている。
いや、こうしてみるとMスポも結構それらしくデザインされているから、別々に見たらば多くの人が見分けられないだろう。





前述のように、リアの最大の特徴は両側各2本の太いエクゾーストパイプと、それに伴うバンパー形状で、それ以外はエンブレムくらいなものだろう。



エンブレムと言えば、3シリーズ(主に320i)や5シリーズのサルーンで、主にMスポーツでトランクリッドのモデル名エンブレムを外して、そこにMマークを貼っているナンチャッてMを良く見かける。 ただし、なんちゃってモノならば昔からAMG が定番だったが、そのメルセデスが遂にMスポーツの二番煎じであるAMGスポーツなんていうのをラインナップするのだから時代は変わったものだ。

次回も引き続きM5の写真を紹介する。
 



2012/4(Tue)  TOYOTA New AURIS <番外編-2>


シート位置を合わせて、ステアリングコラム裏側のレバーを緩めるとステアリングホイールが上下に動くので適度な位置として、今度は前後も調整するために手前に引くがビクともしない。どうやら前後は調整出来ないようだ。シートは国産車としてはマシな方だが、ポロGTIなんかと比べてはいけない。クラッチ踏力は軽く、女性や小柄な男性でも問題なく乗りこなせるだろうが、 ヴィッツRSのように本当にリングが繋がっているのか心配になるほど軽くはない。シフトレバーを1速に入れてゆっくりとクラッチを戻していくと容易にミートでき、発進もスムースだった。ただしエンジンはしょせん実用車だから、僅かなアクセル開度とはいえ素早く操作しても回転の上昇が追い付かないから、少し踏んで一瞬回転が上がるのを待ってからクラッチをミートするようにしないと、アイドリングでのミートとなって段差や坂などの負荷を大きい発進ではエンストの危険性もあ りそうだ。

コースは直線が短く、40km/hの制限速度まで加速して巡航状態になった頃には次のカーブが迫ってきたり、前車との調整のために信号が赤になったりという状態だった。そしてカーブは道幅が狭く見通しも悪く 、左右はガードレールだから、なるほど初心者の場合は擦り傷を付けてもおかしくはない。したがって、コーナーリーングを試すなんていうことは不可能だが、まあそれでも急なコーナーでの傾向くらいは判る。



それで一番興味のある、 ミッションのシフトフィーリングは少しゴムっぽいのと抵抗が大きいことから、迅速なシフトアップには多少の力を入れる必要がある。それでも、グイっとやれば結構素早いシフトアップは可能だった。それではシフトダウンはと言えば、 2速から1速に落とすには、回転を合わせないと難しく、ポルシェのように超強力なシンクロで例え2→1速でもスパっと入るという訳にはいかないようだった。そして、40km/hで3速→2速では、ちょっと手ごたえがあるが、マアマアのシフトダウンが可能で、その時に回転合わせのためのブリッピングもちょっと心もとないが何とかエンジンも空吹かしできたから、取りあえずMTの楽しみは満喫、とは言わないまでも何とか楽しめる状況だった。

動力性能については信号待ちからのスタートで40km/hまで1速フルスロットルを1周で各一回、合計二回のトライだったが、カローラフィールダー1.8がCVTでも結構トルクフルだった 経験からの予測どおりに、基本的に同じエンジンでMTであるオーリスの場合も十分に楽しめる程度の加速性能は持っていた。ハンドリングについては、前述のように狭くてコーナーがきついために、20km/h程度がやっとという場合が多いので、本当のところはよく判らないが、それでも出来の悪いFF丸出しのド・アンダーは感じなかった。

という結果で、今時貴重なMT車としての存在意義は充分にあると思うが、こういうマニアックなクルマはオーナーの要求が高かったりする訳で、その辺の判断は個人の基準によることになる。

トヨタではMEGAWAB以外にも池袋に総合展示場のアムラックス東京があり、こちらの試乗はタイムレンタルという60分と90分のレンタカーを使った単独試乗であり、試乗コースも時間内であれば高速道路以外は何処 を走っても良い。言い換えれば、ライドワンが素人用であるのに対して、こちらは都内の道路を時間内に有効に走らすという、 中・上級ドライバーを想定している。 そして近日、アムラックスにもオーリスの試乗車が用意される予定だが、残念ながらRSではなく180Gとなるようだ。オーリスの場合はRSといってもMTであろことと、内装などが少しスポーティーである以外は180Gと変わらないので、逆に180Gの結果と今回のMTのフィーリングを考慮すれば、ある程度の評価は出来そうだ。

なお、MEGAWABとAMLUXのサイトへのリンクを貼っておくおので、興味のある読者はご覧ください。

   
 



2012/3(Mon)  TOYOTA New AURIS <番外編>


お台場にあるMEGAWEBはトヨタが経営するクルマのテーマパークで、場内には短い試乗コース(1周1.6km)があり、ここを2周するのがライドワンというアトラクションで、通常は1回300円の料金がかかる。

そのライドワンで、発売されたばかりのオーリスが、それもMTのRSが既に準備されている(しかも無料)のを知って、初めてライドワンを利用してみた。予約は2日前まではネットでできるが、当日予約は現地で専用の端末から入力する。発売 まもなくマニアうけするMTとなると予約で一杯かとも思ったが、うまい具合に空きがあったので、早速予約をしてみる。

ライドワンは20分毎に1グループとなって充分な車間距離を開けながらも、並んで走ることになる。指定時間に受付(写真下)に行ってみると、丁度前のグループが終わって帰るところで、夏休みということもあるが、家族連れが多く、しかもどう見てもマニアとは程遠い普通のお母さんたちも多い。



やがて、グループまとめての注意事項の説明などがあり、それがまたズブの素人向けのもので、それによればボディを擦ったりする例が多いとのことで、いくら何でもそんな事があるのだろうか、何て思ったのだが、実際にコースを走って納得する。

準備ができて、各自コース上にある目的のクルマに乗り込む際に、係員が乗車証と免許証を確認するが、もしかして免許がないのにシカとして運転した例もあるのだろうか? まあ、コースは私有地内だから免許が無くても法には触れないが。

先ほどの注意事項の説明では、ドライバーは絶対に写真撮影をしないようにということを強調していたので、乗り込んですぐに係員が傍にいないことを確認して撮ったのが下の写真だ。



そいうえばBRZを試乗した時に、信号待ちを利用してドライバーの目線での写真を撮ったら、隣に乗っていた営業君が慌てて「あっ、写真は止めてください。危険です !」って、え〜っ?停車中に写真を撮って危険?? この営業君、若く見えるので余程のペイペイかと思ったら名刺には係長と書いてあった。恐らく、他の試乗客にも同じように、スピード出すな 、とかフルスロットルを踏むな、とかいっているのだろう。まあ、買う気で試乗した客は、クルマとしては多少不満 があってもトヨタ86を買うだろう。 結局、BRZの方が商品価値が高い構成なのは、トヨタにすればハンディを付けてやっているようなものだろうか。こんな体制で品物が悪かったら、スバルなんてとうの昔に潰れていただろう。いや、今だってトヨタに買収されたということは、事実上は倒産した様なものだが。

おっと、特別編でも無いのに何やら余計なことを言ってしまったが、本題に戻ろう。ライドワンでのオーリスRS試乗は、試乗記とするには無理があるが、MTやクラッチのフィーリングを試すくらいのことはできたので、今回はこの日記上で簡単なインプレッションとして纏めることにする。

それでは走りだした状況を・・・・なのだが、今回は余計な事を書き過ぎて長くなってしまったので、この続きは次回にて。
 



2012/9/2(Sun)  NISSAN New NOTE <2>


今回は残る室内を見てみよう。

先ずはインパネから。
幅広のセンタークラスターと、それを強調するような左右の光物により、逆にメータークラスターとグローブボックスが幅狭に見える。最近流行のナビを最上部に配置して視認性を高めるような配置ではなく、上部にはエアアウトレットが鎮座している。



写真のXグレードではエアコンはマニュアル方式となる。操作パネルはシンプルというか、これまた安っぽさ満点だが、マーチの兄弟分と思えば腹も立たない。



CVTセレクターは安物感丸出しのレバーとベースプレートで、これはコンパクトカー丸出しとなっている。それでも、一丁前にインテリジェントキーとプッシュボタンで始動する。



メーターは回転計と速度計の2眼式で、表示は結構見やすいが実は自光式となっている。最近の自光式は随分自然になって、以前のようにゲームマシンもどきのケバい奴が減ってきた。センター上部のディスプレイは水温と燃料の電子メーターとなっているが、その形状はちょっと目新しい。



ドアのインナートリムは一部にシート座面と同様のクロスを使ったり、ドアノブもメッキ部品とするなど、一見すると安っぽさが無い。



インパネの表面処理はオーソドックスな皮目のシボが付いているが、プラスチックっぽい質感でイマイチ高級感に欠けるが130万円という車両価格を考えれば、こんなものかもしれない。



最初に冒頭で触れたように、今回ティーダが廃止されてノートの上級モデルで代用するということだが、果たしてティーダユーザーは買い替え時に素直にノート メダリストに移行 するのだろうか。 ティーダで単なる安物では無いコンパクトカーに目覚めたユーザーは、今度は更に本格的な物を求めて、VW ポロかなんかに移行するのが落ちだったりして・・・・・・。
 



2012/9/1(Sat)  NISSAN New NOTE


マーチベースの小型ミニバンというコンセプトで2004年に発売されたのがニッサン ノート(E11)だったが、このクルマ、言ってみればホンダ フィットの一人勝ちを食い止めるべく開発されたものだった。それでも評判は良く、街でも結構見かける ので販売台数を調べたらば2011年には月平均4,000程売れていたから、今のご時世ならば悪くはないだろう。そのノートが8年ぶりにFMCを実施して2代目E12となった。正式な発売は9月3日らしいが、既7月に発表されており、ディーラーにも試乗車&展示車用として、随分前から配車されていたようだ。

ラインナップは自然吸気(NA)エンジンがS(125万円)とX(130万円)、スーパーチャージャー(S.C.)のDIG‐Sが同じくS(145万円)とX(150万円) 、そして最上級グレードであるMEDALIST167.5万円(S,C,のみ)、更にライダーが154万円(NA)と174万円(S.C.)となる。実は今回ティーダを廃止してノートに統合するために、ティーダユーザーの買い替え用として豪華装備を付けたのがMEDALISTだということだ。

それでは、先ずはエクステリアから。

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新型のエクステリアに先代(E11)の面影は全くない。これが今後の新しい日産顔なのだろうか。



リアラッゲージスペースはタイヤハウスの出っ張りが大きく幅方向に狭い。



エンジンは1.2Lで自然吸気(NA)とスーパーチャージャー(S.C.)の2種類がある。写真はNA版のHR12DEで79ps/6,000rpm 10.8kg・m/4,400rpmを発生する。なおS.C.版のHR12DDRは 98ps/5,600rpm 14.5kg・m/4,400rpmとなる。





シート表皮の材質や色は欧州調で、演歌調のトヨタとは一線を画している。なお、最上級グレードのメダリストではセンターがスエード調で サイドは合成皮革となる。



次回につづく。
 

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