ベントレーといえばロールスロイスの兄弟分で、ロールスがフォーマルな公用車の印象なことに対して、ベントレーは少しカジュアルというか、公用に対してのプライベートユースという感じだろうか。
下の写真はベントレー S1コンチネンタル(1956)で、ロールスロイスの雰囲気を持った2ドアクーペという出自がハッキリと感じられる。
そんなベントレーも1931年から続いたロールスロイスとの関係からフォルクスワーゲングループとなったのが1998年
。その新生ベントレーが2003年に発売したのが、2ドアクーペのコンチネンタルGTで、発売当時はVW製のW12気筒 6.0Lを搭載していた。上の写真で紹介したように、ベントレー2ドアクーペの伝統的名称であるコンチネンタルというブランドに
は大いなる価値があることになる。下の写真はコンチネンタルGT 2009年モデル。
そのコンチネンタルGTは昨年モデルチェンジされた。そして最近、2013年モデルが発表されたようで、新型V8エンジンの性能は4.0Lツインターボにより、507ps/6,000rpmの出力と660Nmのトルクを1,700〜5,000rpmの広い回転域で発生する。ミッションは新型のクロスレシオ8速ATが装備され、この組み合わせでは0〜100km/hを5秒以内、最高速は290km/h以上という性能を発生する。と、数字で見ると、この程度の性能はV8クラスの高級GTなら当たり前に感じるが、ベントレーの高性能というのはホンの余裕、という感じで、別に必死に加速したりはしないが、いざという時にはトップクラスのスポーツカーの条件である0〜100km/hが4秒台くらいは出せるぞ、という感覚だ。
なお、GTのW12エンジンは6.0Lから640psを発生する。日本での販売価格はクーペのGTとカブリオレのGTCで下記のようになっている。
Continental GT V8 ¥21,660,000-
Continental GTC V8 ¥23,800,00
Continental GT(V12) ¥24,150,000-
Continental GTC'(V12) ¥26,400,000-
という訳で、もっと写真を見たい読者は、例によってオフィシャルフォットにリンクを貼っておく。
追伸:
何やら浮世離れした話題になってしまったので、次回はグっと庶民的に先ごろセレナに追加されたS−HYBRIDを紹介する。価格は丁度コンチネンタルGTの消費税と取得税分で買える!
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