2012年5月1〜15日
2012/5/15(Tue) |
AUDI A3
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2012年ジュネーブショーで発表された新型A3について、遅ればせながら概要をまとめてみた。
新型のアウターサイズは全長4,237mm、全高1,421mm、全幅は1,777(+12)mmでホイールベースは2,601(+22)mmと現行に対して幾分拡大されている。
エンジンはガソリンが
1.4TFSI(122ps、200Nm)、MaxSpeed:203km/h、0〜100km/h:9.3秒
1.8TFSI(180ps、250Nm)、MaxSpeed:232km/h、0〜100km/h:7.2秒
そしてディーゼルが
2.0TDI(150ps、320Nm)
、MaxSpeed:216km/h、0〜100km/h:8.6秒
の3種類となっている。
ミッションは1.4TFSIと2.0TDIが6MTで1.8TFSIは7速Sトロニック
、燃費は従来比で平均12%向上している。フロントフェンダーとエンジンフートはアルミ製(9kg軽量化)
で、車両全体では1.4TFSIで80kg軽量化して1,175kgとなっている。
新開発のシャーシーは快適(コンフォート)でスポーティなドライブと安定性を両立したという。またオプションのスポーツサスペンションではSラインが25mmダウン、その他が15mmダウンとなる。タイヤサイズは標準が16〜18インチだが、オプションで205/55R18 225/45R18 225/50R18が用意されている。
このシャーシは恐らく次期ゴルフ(ゴルフⅦ)にも使われるだろう。
パーキングブレーキ
は電動機械式でセンターコンソールのボタンで操作され自動リリースと非常制動機能を持つ。既に試乗記でも説明したが、パーキングブレーキは何処の国でも機械式で作動時はメカ的にロックすること
を要求されている為、電子式ではなく、あくまでも人間の代わりに電気装置がブレーキメカを機械的に作動させるようになっている。なお、非常制動機能というのは、パーキングブレーキは緊急時に第3のブレーキとして最小限の制動力を要求されており、これは単なる電気スイッチでは適切な操作が出来ないために何やら仕掛けがあるのだろう。なお、緊急用の第2のブレーキは、乗用車では
フートブレーキが2系統となっていて、故障時は生きている片側を使うことで代用している。
日本国内でのアウディはドイツ御三家の中では他の2社に大きく水を開けられているが、A3はその中では最も奮闘している車種だ。今回の発表を見れば、新型A3
は3ドア、しかも1.4はMTのみという、日本では全く売れない種種から発売されるというから、日本向けは大分先になるだろう。こういう基本的なところが、フォルクスワーゲングループの日本市場に対する思い入れの無さを示している。これに比べてBMWでは欧州向けと殆ど変わらないタイミングで日本向け仕様が用意されている事を考えても、アウディがBMWに対して販売台数で敵わないのは当然でもある。
新型A3に5ドアのスポーツバックに2ペダルのミッションが用意されて、日本に導入されるのは何時のことだろうか。その時には、既に新1シリーズに市場を食い荒らされた後で、
そればかりかメルセデスも本気で参入したAクラスもあり、結局アウディに思い入れのある一部のファンしか買わないクルマになってしまうのではないだろうか。
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2012/5/13(Sun) |
トヨタの新興国向け戦略車
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トヨタの新興国向け世界戦略車であるIMV (Innovative International Multi-purpose Vehicle)というプロジェクト
は世界11カ国で生産され、2004年の開始以来今年3月までの累積販売台数が500万台に達したという。IMVはピックアップトラックのハイラックス(Hilux)が3種類、ミニバンのイノーバ(INNOVA)、SUVのフォーチューナー(FORTUNER)の計5車種で構成されている。ハイラックスは小型ボンネットトラックで、ルーツは日野自工のブリスカだったが、1968年のFMCを機にトヨタブランドとなり、車名もハイラックスとなった。
その後も数度のFMCを経て2004年まで日本でも販売されていたが、現行の7代目からは海外専用となってしまった。
ハイラックスはバブル華やかな頃の4WDブームでは、ハイラックストラック(4WD)とともに、これをベースとしたハイラックスサーフが大いなる人気を博していた
のを覚えているだろう。しかし、主流がトラックベースのオフロードカーから乗用車ベースのSUVへと変わったことから、販売台数
は減少を辿り、遂には国内販売が終了してしまった。なお、サーフについては、その後ランドルクザープラドと兄弟車として販売されていたが、これもプラドに統合されたため、現在日本国内ではサーフも販売されていない。
現在のハイラックスは2004年より日野自工にて生産されていたが、その後タイに移管された。ミニバンのイノーバとSUVのフォーチューナーもこのハイラックスをベースとしている。
そこで先ずは、IMVの主要な仕様を比較してみる。
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TOYOTA |
TOYOTA |
TOYOTA |
TOYOTA |
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HILUX G |
HILUX FX |
INNOVA |
FORTUNER |
|
寸法・重量・乗車定員 |
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全長(m) |
|
5.255 |
5.370 |
4.585 |
4.705 |
|
全幅(m) |
|
1.835 |
1.760 |
1.775 |
1.840 |
|
全高(m) |
|
1.820 |
2.040 |
1.760 |
1.850 |
|
ホイールベース(m) |
3.085 |
← |
2.750 |
← |
|
駆動方式 |
|
FR/4WD |
FR |
FR |
FR/4WD |
|
車両重量(kg) |
|
1,740-1,883 |
NA |
1,585-1,670 |
1,740-1,955 |
|
乗車定員(名) |
|
5 |
15 |
8 |
7 |
|
エンジン型式 |
|
①1KD-FTV(3.0DT)
②2KD-FTV(2.5DT) |
2KD-FTV(2.5DT) |
1TR-FE(2.0)
2KD-FTV(2.5DT) |
①2TR-FE(2.6)
②1KD-FTV(3.0DT)
③2KD-FTV(2.5DT) |
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ミッション |
|
①4AT/5MT
②5MT |
5MT |
4AT/5MT |
①②4AT
③4AT/5MT |
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サスペンション・タイヤ |
|
サスペンション方式 |
前 |
ダブルウィシュボーン |
← |
ダブルウィシュボーン |
← |
|
|
後 |
リーフリジット |
← |
4リンクリジット |
← |
|
タイヤ寸法 |
|
265/65R17 |
205/70R15 |
205/60R15 |
265/65R17 |
|
ブレーキ |
前/後 |
Vディスク/ドラム |
← |
← |
← |
|
価格 |
|
フィリッピン国内価格
(1Php=1.88Yen) |
83-143万Php
(159-269万円) |
83-86万Php
(159-165万円) |
81-124万Php
(152-233万円) |
133-172万Php
(250-323万円) |
日本で販売されていた当時のハイラックスは、基本が小型車(4ナンバー)だったことから、全長4.7m、全幅1.7mの枠に入るように設計されていたが、海外専用となった現行車は幅広で、全長も5m超と随分長くなっている。
なお、エンジンは下記の4種類(ガソリン、ディーゼル各2種類)が使用されている。
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エンジン・トランスミッション |
|
エンジン型式 |
1TR-FE |
2TR-FE |
1KD-FTV |
2KD-FTV |
|
エンジン種類 |
VVT-i Gas
DOHC |
VVT-i Gas
DOHC |
D-4D Diesel
Turbo |
D-4D Diesel
Turbo |
|
総排気量(cm3) |
1,998 |
2,694 |
2,982 |
2,494 |
|
最高出力(ps/rpm) |
182/4,000 |
160/5,200 |
160/3,400 |
102/3,600 |
|
最大トルク(kg・m/rpm) |
18.6/4,000 |
26.5/1,600-2,400 |
35.0/1,400-3,200 |
①22.4/1,400-3,200
②26.5/1,600-2,400 |
|
トランスミッション |
5MT/4AT |
4AT |
4AT/5MT |
①5MT
②4AT |
イノーバとフォーチューナーについては、次回に詳しく説明するので、今回はハイラックスについて見てみよう。なお、今回の写真や仕様はトヨタ フィリッピンのHPによるため、向け先国によっては仕様が異なることもある
ことと、価格はフィリッピンペソ(Php)から1Php=1.88Yenとして換算した。
さて、先ずは主力のダブルキャブのエクステリアから見てみよう。4枚ドアに2列シートで5人乗りの乗用部と、後方の荷台を持つタイプで、日本でも4WDブームの時はマニアに人気があった。
このダブルキャブタイプは新興国で貨客両用の万能車として実用上からも人気が高いようだ。
上の諸元表で判るようにリアはリーフリジット、要するに旧態依然の板バネだが、これがシンプルで丈夫で、この手の用途には結構いける。まあ、トラック丸出しというヤツだが。
↓スパルタンな外観に比べて内装は鉄板剥き出しということもなく、意外にも文化的な室内だが、良く見ればやはり質素で余分な飾りは殆ど無い。当然ながらインパネもドアトリムもプラ
スチック丸出しだろう。
↓この写真だけ見れば乗用車かワゴンに見えるが、後席の真後ろは屋根の無い荷台となっている。
↓トラックとしては、各種用途に架装されるために、キャブシャーシーと
しても販売されている。
FXというモデルは後部荷台に仮設シートが装着されていて、合計で15人が乗車できる。なにやら昔の護送車や兵員輸送車のイメージだが、新興国での作業員の移動用には主流なのだろう。最近の日本では、このような用途ではマイクロバス
が使用されているが、半世紀程前までは、日本でもこのタイプのクルマが主流だった。
次回は既述のように、このハイラックスをベースとしたSUVとミニバンを紹介する。
つづく。
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2012/5/9(Wed)
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LEXUS GS 450h HYBRID
|
新型GS250については既に試乗記で取り上げているが、一足遅れでハイブリッドモデルであるGS450hが3月中旬に発売され
た。そこで、この新型ハイブリッドサルーンを紹介する。
新GS450hのエクステリアは一目でガソリンモデルと識別するのは難しいかもしれない。
その数少ない識別点の一つがフロントグリル中央にあるレクサスのLマークであり、他のハイブリッド車同様にLマークの余白がブルーとなっている↓
リアは夫々のエンブレムの違いは当然だが、それ以外ではGS450hは排気管が見えないという特徴がある↓
ハイブリッド車の場合、電池のスペースに占領されたトランクルームの狭さを感じる場合が多いが、新GSはガソリン車と比べて僅かに奥行きが狭い程度で、先代のような狭さからは大いに改良されている。
ここでGSのガソリンモデルおよび先代GSハイブリッドと緒元を比較してみる。なお、ライバルということで、フーガ ハイブリッドも比較してみる。
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LEXUS |
LEXUS |
LEXUS |
LEXUS |
NISSAN |
|
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GS450h |
GS350 |
GS250 |
(旧)GS450h |
FUGA
Hybrid |
|
車両型式 |
|
DAA-GWL10 |
DBA-GRL10 |
DBA-GRL11 |
DAA-GWS191 |
DAA-HGY51 |
|
寸法・重量・乗車定員 |
|
全長(m) |
|
4.850 |
← |
← |
← |
4.945 |
|
全幅(m) |
|
1.840 |
← |
← |
1.820 |
1.845 |
|
全高(m) |
|
1.455 |
← |
← |
1.425 |
1.500 |
|
ホイールベース(m) |
|
2.850 |
← |
← |
← |
2.900 |
|
駆動方式 |
|
FR |
← |
← |
← |
← |
|
最小回転半径(m) |
|
5.3 |
← |
← |
5.2 |
5.6 |
|
車両重量(kg) |
|
1,820-1,860 |
1,650-1,690 |
1,640-1,670 |
|
1,860 |
|
乗車定員(名) |
|
5 |
← |
← |
← |
← |
|
エンジン・トランスミッション |
|
エンジン型式 |
|
2GR-FSE |
← |
4GR-FSE |
2GR-FSE |
VQ35HR |
|
エンジン種類 |
|
V6 DOHC |
← |
← |
V8 DOHC |
V6 DOHC |
|
総排気量(cm3) |
|
3,456 |
← |
2,499 |
3,456 |
3,498 |
|
最高出力(ps/rpm) |
|
296/6,400 |
318/6,400 |
215/6,400 |
296/6,400 |
306/6,800 |
|
最大トルク(kg・m/rpm) |
36.3/4,500 |
38.7/4,800 |
26.5/3,800 |
37.5/4,800 |
35.7/5,000 |
|
トランスミッション |
|
CVT |
6AT |
← |
CVT |
7AT |
|
モーター型式 |
|
1KM |
− |
− |
1KM |
HM34 |
|
モーター最高出力(ps) |
200 |
− |
− |
200 |
68 |
|
モーター最大トルク(kg・m) |
28.0 |
− |
− |
28.0 |
27.5 |
|
燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード走行) |
20.5/18.2 |
10.0/9.9 |
11.6/10.8 |
14.2/− |
19.0/− |
|
サスペンション・タイヤ |
|
サスペンション方式 |
前 |
ダブルウィシュボーン |
← |
← |
← |
ダブルウィシュボーン |
|
|
後 |
マルチリンク |
← |
← |
← |
マルチリンク |
|
タイヤ寸法 |
|
225/50R17
235/45R18* |
225/50R17
235/45R18* |
225/50R17 |
245/40R18 |
245/50R18 |
|
ブレーキ方式 |
前/後 |
Vディスク/Vディスク |
← |
← |
← |
Vディスク/Vディスク |
|
価格 |
|
車両価格 |
|
700-800万円 |
580-680万円 |
510-600万円 |
697-797万円 |
640-643万円 |
|
|
|
*VersionL |
*VersionL |
|
|
|
GS450h同士の
新旧比較では、アウターサイズはほぼ同じ、そしてホイールベースも同じということで、実はプラットフォームも使い回しということになる。そして、エンジンやモーター類も型式やスペックが同じ。強いていえばエンジンのトルク特性が少し違う程度で、事実上は同じパワープラントと思えばよい。
要するに新型GSとは、BMWやメルセデスでいえば大規模マイナーチェンジといっても良いくらいだが、それでも内容が良くなっていれば良い訳で、実際に既に試乗したGS250は、旧GSに比べて大きく進歩していたから、使いまわしのプラットフォームとは言え大幅な改良を施していることは間違いない。
なお、フーガ
ハイブリッドはエンジン性能はGS450hと同等だが、モーターのパワーはGSの1/3程度で、この点のみを比べればトヨタのHV技術に軍配が挙がってしまう。
と、いうことで、次回はエンジンルーム内と内装について紹介する。
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2012/5/7(Mon) |
Nissan Juke-R Concept
|
ニッサン
ジュークにGT‐Rの3.8L V6 ツインターボエンジンと6速DCTやトランスアクスル方式のAWDなど全てのパワートレインを載せたのがニッサン ジューク-Rコンセプトで、本来はワンオフたのだが、何とこのクルマを限定生産で販売するという。
そこで、まずはオリジナルのJuke-R Concept の紹介から。
↑ジュークをベースとして、極端なオーバーフェンダーなど、何やら怪しげな雰囲気満点だ。
↓エンジンルームの中は、確かにGT‐Rと同じエンジンが見える。
スペックは以下のとおり。
・Kerb weight: 1806 kg
・Overall length: 4135 mm
・Overall width: 1910 mm
・Overall height: 1575 mm
・Wheelbase: 2530 mm
・Track width
front: 1586 mm
rear: 1598 mm
・Minimum ground clearance: 115 mm
・Max. speed: 257 km/h
・Acceleration 0-100 km/h: 3.7 s
・Max. engine power: 485 bhp
・Max. torque: 588 Nm
”生産型”はパワーが545psとコンセプトカーよりもパワーアップしているとか。
しっかし、このクルマ、一体いくらするのだろう。まあ、スペックVの千数百万円以上は間違いないが。
そして、こういうのを買って喜ぶオーナーとは?
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2012/5/6(Sun)
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New シーマ
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ニッサンより新型シーマが発表された。そのキャッチは「10年の時を経て進化したシーマがここに」ということらしい。シーマといえば初代(1988〜1991年、FPY31)はセドリック/グロリア(Y31)をベースに3ナンバー専用車としたもので、発売時期がバブルの真っ最中と重なったこともあり、商業的には大いに成功し、シーマ現象などという言葉があったのを覚えていると思う。
当時はセド/グロやクラウンなど国産フルサイズ車といっても5ナンバー枠だったし、当時のメルセデスのミドルクラスといえば最高傑作といわれたW124の時代であり、「最善か無か」という強烈なポリシーと、一般庶民には維持すら出来ないくらいに高価だったことから、セド/グロとW124の中間の価格帯のクルマというのは、実に良い点を突いていた事になる。因みにW124はベースモデルの230Eでも600万円くらいだった記憶があり、これに対してシーマはターボモデルのタイプⅡが470〜510万円だった。
2代目シーマ(1991〜1996年、FY32)は、バードトップボディの初代とは打って変わって、センターピラーをもつサッシドアの真っ当なセダンで、雰囲気としてはベントレーなどの英国高級セダン風となった。初代が中小企業の社長向けという感じだったのに対して、2代目はショーファードリブンの大企業役員車がメインという感じだった。そして、3代目(1996〜2001年、FY33)はベントレー風からメルセデス風となった。更に4代目(2001〜2010年、F50)はメルセデス風路線に益々磨きがかかって、街中で走っていると一見Sクラスと見紛うばかりだったが、売れ行きはジリ貧で結局2010年をもって販売が終了した。その後、途絶えていたシーマだが、この度遂に新型が発表となった。
今回の新型はハイブリッドのみで、緒元については下表を参照願おう。
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① |
② |
③ |
④ |
⑤ |
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|
NISSAN |
NISSAN |
LEXUS |
LEXUS |
LEXUS |
|
|
|
CIMA
Hybrid |
FUGA
Hybrid |
GS450h |
LS600h |
LS600hL |
|
車両型式 |
|
DAA-HGY51 |
DAA-HY51 |
DAA-GWL10 |
DAA-LVF45 |
DAA-LVF46 |
|
寸法・重量・乗車定員 |
|
全長(m) |
|
5.120 |
4.945 |
4.850 |
5.060 |
5.180 |
|
全幅(m) |
|
1.845 |
← |
1.840 |
1.875 |
← |
|
全高(m) |
|
1.510 |
1.500 |
1.455 |
1.475 |
← |
|
ホイールベース(m) |
|
3.050 |
2.900 |
2.850 |
2.970 |
3.090 |
|
駆動方式 |
|
FR |
← |
← |
AWD |
← |
|
最小回転半径(m) |
|
5.8 |
5.6 |
5.3 |
5.7 |
5.9 |
|
車両重量(kg) |
|
1,930-1,950 |
1,860 |
1,820-1,860 |
2,230 |
2,340 |
|
乗車定員(名) |
|
5 |
← |
← |
← |
← |
|
エンジン・トランスミッション |
|
エンジン型式 |
|
VQ35HR |
← |
2GR-FSE |
2UR-FSE |
← |
|
エンジン種類 |
|
V6 DOHC |
← |
← |
V8 DOHC |
← |
|
総排気量(cm3) |
|
3,498 |
← |
3,456 |
4,968 |
← |
|
最高出力(ps/rpm) |
|
306/6,800 |
← |
296/6,400 |
394/6,400 |
← |
|
最大トルク(kg・m/rpm) |
35.7/5,000 |
← |
36.3/4,500 |
53.0/4,000 |
← |
|
トランスミッション |
|
7AT |
← |
CVT |
← |
← |
|
モーター型式 |
|
HM34 |
← |
1KM |
← |
← |
|
モーター最高出力(ps) |
68 |
← |
200 |
165 |
← |
|
モーター最大トルク(kg・m) |
27.5 |
← |
28.0 |
30.6 |
← |
|
燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード走行) |
18.8/16.6 |
19.0/- |
20.5/18.2 |
12.2/11.0 |
← |
|
サスペンション・タイヤ |
|
サスペンション方式 |
前 |
ダブルウィシュボーン |
← |
← |
マルチリンク |
← |
|
|
後 |
マルチリンク |
← |
← |
マルチリンク |
← |
|
タイヤ寸法 |
|
245/50R18 |
← |
235/45R18 |
235/50R18 |
← |
|
ブレーキ方式 |
前/後 |
Vディスク/Vディスク |
← |
← |
← |
← |
|
価格 |
|
車両価格 |
|
735-840万円 |
640-643万円 |
540.0万円 |
1,000
-1,280万円 |
1,370
-1,550万円 |
表で判るとおりに、新型シーマはぶっちゃけフーガ
ハイブリッドのストレッチ版で、全長で175mm、ホイールベースで150mm延長されているが、幅方向に変わりはないし、エンジンやモーターなども全く同じだ。
フーガとの違いを写真で比べると、フロントエンドのデザインは多少異なるが、一目で兄弟と判る。
↓サイドから見比べれば、ホイールベースが伸びた分、リアドアが長くなっているが、それ以外はフロントエンドがチョッと長くなったくらいで、その他は全く変わらないのが判るだろう。
まあ、安易といえば安易だが、ニッサンとしてはトヨタのように全く別の車種に独立させるだけの余裕はないし、投資を回収する目処も立たなかったのだろう。要するに立場上からトヨタを買えない企業の役員車としてはフーガでは格下であり、トヨタで言えばクラウンよりも1ランク上の車種というものが欲しかったのだろう。この新型シーマは米国ではインフィニティブランドから発売されるようだ。ところで、他にこの手を喜ぶ国はといえば、そうそう、お隣の中国があった。何しろアウディA4やBMW3シリーズでさえ売れ筋はロングホイールベースモデルなのだから、このシーマも好評で受け入れられるだろう。
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2012年5月16〜31日← →2012年4月16〜30日
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