今回はスイスポのインテリアを紹介する。
最初に目に付くのは両サイドのバックレストが大きく張り出したスポーツシートで、特に座面よりもバックレストのサポーツが強くなっている。
と、書いた後でスイフトXGのシートを見たらば、程度の差はあるが何だか似たような形状をしていたから、スイスポのシートが特別スポーツタイプという訳でもな
いのか、それともXGがファミリーグレードの割にサポート重視のシートが付いているのか?
表皮は欧州調のファブリックで黒い表皮に赤いステッチがアクセントを添えている。
シート調整は全て手動だが、上下も調整できる。まあ、これは最近の国産車では当然だが。
↓ドアのインナートリムは一部分にファブリックを貼ったりしているが、全体的にプラスチックっぽさが丸出しで、Bセグメントの低価格車がベースであるこいう生まれは隠せない。
↓アームレストにあるパワーウィンドウのスイッチもやはりそれなりだった。
ここで、新型スイスポのスペックを調べてみよう。ライバルは同じくBセグメントハッチバックのマニュアル車としたが、実際のところこれらはスイスポと違って、ファミリーグレードのエンジンそのままを使用している。そういう意味でもスイスポは国産唯一の本格的なBセグホットハッチということになる。
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Suzuki |
Toyota |
Honda |
Mazda |
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Swift sport |
VITZ 1.5RS |
FIT 1.5RS |
DEMIO 1.5Sport |
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車両型式 |
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CBA-ZC32S |
DBA-NCP131 |
DBA-GE8 |
DBA-DE5FS |
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寸法・重量・乗車定員 |
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全長(m) |
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3.890 |
3.930 |
3.915 |
3.900 |
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全幅(m) |
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1.695 |
1,695 |
← |
← |
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全高(m) |
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1,510 |
1,500 |
1.525 |
1.475 |
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ホイールベース(m) |
2.430 |
2.510 |
2.500 |
2.490 |
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駆動方式 |
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FF |
← |
← |
← |
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最小回転半径(m) |
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5.2 |
5.6 |
4.9 |
← |
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車両重量(kg) |
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1,050 |
1,020 |
1,050 |
1,000 |
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乗車定員(名) |
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5 |
5 |
← |
← |
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エンジン・トランスミッション |
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エンジン型式 |
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M16A |
1NZ-FE |
L15A |
ZY-VE |
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エンジン種類 |
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I4 DOHC |
← |
← |
← |
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総排気量(cm3) |
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1,586 |
1,496 |
← |
← |
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最高出力(ps/rpm) |
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136/6,900 |
109/6,000 |
120/6,600 |
113/6,000 |
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最大トルク(kg・m/rpm) |
16.3/4,400 |
14.1/4,400 |
14.8/4,800 |
14.2/4,000 |
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トランスミッション |
6MT |
5MT |
6MT |
5MT |
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燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード) |
14.8/15.6 |
18.0/17.2 |
17.4/16.2 |
19.4/- |
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パワーウェイトレシオ(kg/ps) |
7.7 |
9.4 |
8.8 |
8.4 |
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サスペンション・タイヤ |
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サスペンション方式 |
前 |
ストラット |
← |
← |
← |
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後 |
トーションビーム |
← |
← |
← |
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タイヤ寸法 |
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195/45R17 |
195/50R16 |
185/55R16 |
195/45R16 |
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ブレーキ |
前/後 |
Vディスク/ディスク |
← |
← |
Vディスク/ドラム |
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価格 |
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日本国内価格 |
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168.0万円 |
172.0万円 |
169.8万円 |
162.2万円 |
これらの価格を見てみれば何れも170万円前後であり、他の3車が1.5Lのファミリーエンジンであるのに対して、スイスポは1.6Lの高回転(スポーツ)エンジンを搭載しているから、買い得感は満点だ。ファミリーカーのエンジンはパワー云々の前に一般的にレスポンスが悪くて、特にMTの場合はブリッピングに
ついて来られないという問題がある。
次回も引き続きインテリア(操作系)について。
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