B_Otaku のクルマ日記

 
2011年9月16〜30日
 
2011/9/30(Fri)  トヨタ カムリ <2>


カムリのアウターサイズは全長4,825×全幅1,825×全高1,479mmで、これはクラウンロイヤルの全長4,870×全幅1,795×全高1,479mmに対して全長が50mm短く、全幅は30mm広い。ホイールベースはカムリ (2,775mm)はクラウンロイヤル(2,850mm)よりも75mm短い。



前述のように、クラウンロイヤルに比べて全長、ホイールベースともに短いにも関わらず、後席の足元スペースはむしろ クラウンよりも広いくらいに感じるのは、カムリがスペース効率に有利はFF方式であることが原因だろう。



標準シートは織り目の荒いファブリックで、一時期流行ったケバケバのベロアよりは余程マシだが、織り目が粗すぎで埃が貯まらないかと心配になる。
レザーシートの表皮はゴワゴワで質が悪く、すぐにひび割れしそうで、ちょっと情けない。トヨタブランドの本革シートはランクルプラドなども同じようにショウモ無いレザーを使っていたが、革なら良いというもんでもないだろう。 下の写真のように、真新しい時からサイドは型崩れでヨレヨレになっている。





ドアのインナートリムは写真のように安っぽく、サイドエアバッグの出口?らしきラインがマル見えというお粗末さだ。
パワーウィンドウスイッチなどのパネルはブラウンのカーボン風プラスチックとでもいうのだろうか、高級感はソコソコというところで、この材質はインテリア各所のトリムに使われている。



インパネは一応、高級車っぽい雰囲気はある。



フロントセンターコンソールの後端はリア用のエアコンアウトレットとなっている。

インテリアの残りは次回へと続く。


 


 
2011/9/28(Wed)  トヨタ カムリ


米国では
ベストセラーとなっている中型FF車、トヨタカムリがFMCされた。米国ではガソリン車とハイブリッド車(HV)の二本立てとなっ ているが、日本国内の販売はHVのみとなる。

グレード構成と価格は、ベースグレードが304万円、Gパッケージが317万円、そしてレザーパッケージが380万円となる。Gパッケージはベースモデルに対して13万円の追加で、助手席もパワーシート、ランバーサポートが追加され、タイヤが215/60R16スチールタイヤ+ホイールキャップ⇒215/55R17アルミホイールとなることで、実際の売れ筋はGパッケージだろう。

なお、Gパッケージよりも更に63万円高いレザーパッケージはシート表皮とインテリアの一部がレザーとなると共に、HDDナビゲージョンシステムも標準となる。



スタイルは最近のトヨタ車に共通のもので、基本的にはオーソドックスなセダンとなっている。カムリもその昔は背の低い、よく言えばカッコは良いが実用性に大きく劣る4ドアクーペ的なボディだった時代もあるが、今は真っ当なセダンとして実用性 を目指している。なお、見かけ優先のセダンなんて意味不明なコンセプトは、今ではヒュンダイによってソナタとして受け継がれている。



サイドから見ると、ウエストラインはキックアップして、トランクはハイデッキとなっているのが判る。





トランクルームを覗いてみれば、なぜか、意外にも狭い。と、思ってよ〜く考えてみたらば、今回の新型カムリはHVだった。



エンジンは2AR−FXE 直4DOHC 2,493cc 160ps/5,700rpm 21.7kg・m/4,500を発生し、これに2JM 143ps 27.5kg・mのモーターを組み合わせて、システムでは205psを発生する。



注目の燃費はJC08モードで23.4km/L、10・15モードでは26.5km/Lであり、プリウス等と比べると大分劣るが、カムリの場合は余裕のあるビッグセダンとしては充分な低燃費を狙っているという、コンセプトの違いがある。
次回はインテリアを紹介する。


 


 
2011/9/27(Tue)  ダイハツ ミライース<2>


今回はインテリアを紹介する。



室内はハイト系の軽自動車に比べると前後方向に多少狭い。
フロントシートはベンチシートが多い最近の軽自動車には珍しくセパレートタイプとなっているが、サイドサポートは殆ど無く座り心地もイマイチだ。まあ、遠心力に耐えるようなコーナーリングをする事もなく、長距離も走らないので問題はないだろう。



シート表皮は上級のGとも共通のファブリックで、欧州車風の織り目となっている。



インパネはメータークラスターのフードやオーディオ部分を黒くしたためにメリハリがあって、とても90万円のクルマには見えない。



標準装備のオーディオはコントロール部分のパネルをシルバーにして1DIN風にしているが、スペースは2DIN分あり、ナビの装着などに備えてある。 以前だったらオーディオが1DIN分を使い、残る半分のスペースはチャチな小物入れだったりしたが、最近は低価格の軽自動車でもそんな事は許されなくなったようだ。



ATセレクターはミニバン等と同じインパネシフトで、エアコンはマニュアルだが、上級のGにはオートエアコンが標準となる。考えれ見れば90万円でマニュアルとはいえエアコンまで付いているのだから、大したものだ。



速度計は実にシンプルだが、上端にはエコのインジケーターがあり、写真上半分のオレンジでは燃費が悪い状態で、良好な状態では下半分のようにグリーンとなる。なお中心のグリーン の文字はアイドルストップの準備完了を表している。



前席の中央にはカップホルダーがある。
サイドウィンドウもちゃあんとパワーウィンドウが装着されている。まあ、今時手回しでは返ってコスト高となるかもしれないが。



ミライースの凄いところは、低価格の軽自動車にも関わらずダッシュパネルには革目のシボが付いていることだ。これではコンパクトカーも真っ青というところか。
ただし、現物をよくよく見れば、シボは天板側がちょいと目が大きく形状もダレていて、流石に製造用の金型にはあまり金を掛けていないように見える。といっても、それは高級車と比べた場合だから、イースのシボが決して悪い訳ではない。

さて、このミライース。今注文すると納期は2ヶ月程度と思ったほどの爆発的売れ行きでもない。勿論、大いなるヒット作間違いなしだが、今のご時世では90万円でも直ぐに飛びつくユーザーばかりではないようだ。

ところで、肝心の乗り味については、既に試乗済なので近日中に簡易試乗記にてアップの予定。
 


 
2011/9/26(Mon)  ダイハツ ミラ イース<1>


ガソリンエンジンでは驚異的な30km/ℓ(JC08モード)という驚異的な燃費と、主力グレードが100万円を切る(べースグレードは80万円弱)という話題のミラ イースは、既に2月21日の日記で概要をお伝えしたが、今回は実車を見てきたので、もう少し詳しく紹介してみる


なお、写真のクルマは下から2番目のグレードである、L(89.5万円)で一番の売れ筋となる筈のモデルだ。



スタイルは最近の軽としてはオーソドックスにも見えるが、よくよく見るとAピラーは実用車に似つかわしくない程に寝ているのは、空気抵抗のためだろうか。それ以外にもフロントの各部は緩い曲線で形成されているのも少しでも抵抗を減らすためだろう。
実はミラと比べてミラ イースはホイールベースが45mm短い。当然ながら全長は両車とも軽の枠一杯の3,395mmだから、ミライースは結果的にフロントオーバーハングか軽としては長いことになる。これにより角のR (曲線部分の半径)を大きくとって、空気抵抗を減らしているようだ。



ラッゲージスペースは軽だから当然狭いが、それでも大きな電池を積んだHVに比べればスペースを確保できるだけでも強みとなる。



ボンネットを開けてみると、そこには3気筒DOHC、658ccで52ps/6,800rpm、6.1kg・m/5,200rpmを発生するKF型エンジンがある。



ところで、このミラ イースだが、名前にミラが付くからミラのバリエーションかとも思えるが、ミラ自体は2006年12月の発売だから、もう既に発売以来5年が経過している。それ以前のミラはキッチリと4年でFMCしていたから、現行ミラは既にFMC時期を過ぎていることになる。そういう点ではミラ イースは事実上の新型ミラと思って良いのではないだろうか。
そこで、ミラ イースとミラ、それにライバルとしてスズキアルトを加えた諸元を表にしてみよう。
 
    DAITATSU ② DAITATSU ③ SUZUKI
      MIRA e;S L MIRA X Special ALTO F

車両型式

DBA-LA300S DBA-L275S DBA-HA25S

寸法重量乗車定員

全長(m)

3.395

全幅(m)

1.475

全高(m)

1.440 1.530 1.535

ホイールベース(m)

2.445 2.490 2.400

駆動方式

FF
 

最小回転半径(m)

  4.4 4.2

車両重量(kg)

  730 780 730

乗車定員(

  4

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  KF K6A

エンジン種類

  I3 DOHC

総排気量(cm3)

658
 

最高出力(ps/rpm)

52/6,800 58/7,200 54/6,500

最大トルク(kg・m/rpm)

6.1/5,200 6.6/4,000 6.4/3,500

トランスミッション

CVT 4AT
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

14.0 13.4 13.5
 

燃料消費率(10・15モートkm/L)

32.0 24.0 22.5

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ストラット

トーションビーム トレーリングアーム

タイヤ寸法

前/後 155/65R14 145/80R13 145/80R13
 

ブレーキ

前/後 ディスク/ドラム

価格

車両価格

89.5万円 86.0万円 80.9万円

備考

    ABS未装着

前述のように、ミラ イースはミラに比べてホイールベースが若干短く、加えて全高も低いことに気が付く。また、エンジンは同じKF 型ではあるが、ミラ イースはミラよりもデチューンすることで燃費を稼いでいるようだ。パワーダウンの分は軽量化(ミラより50kg軽い)と走行抵抗の低減で賄っているのだろう。こうしてみると、ミラはやはり一時代前の設計であり、近い将来消えるのだと思う。

スズキアルトについては、少なくとも燃費ではミライースに全く歯が立たないから、これは結構苦戦になるかもしれない。なお、発表して最初の連休である昨日まで3日間は、ダイハツディーラーには大勢の客が押し寄せており、立ち寄ったディーラーでは用意した2台の試乗車はフル操業状態だった。

次回はインテリアを紹介する。

 


 
2011/9/24(Sat)  続BMW New 1 Series


昨日、新1シリーズ(F20)を急遽紹介したが、実はその後 にオプションリストを見ると、ナビパッケージというのがあるではないか。そこで、発表資料をよ〜く見てみれば、iDrimeは間違いなく標準装備ではあるが、ナビは標準ではない事が判った。
えっ?iDriveってナビを主体としてコマンドダイヤルで操作するシステムではないのか?
と言いたくなるが、成る程標準装備表には「6.5インチ コントロール・ディスプレイ」と「iDriveコントローラー」は標準装備となっているが、 ナビがついているとは何処にも書いてなかった。

要するに新型1シリーズはiDriveシステムを使ってオーディオ操作やオンボードコンピュータの表示を見たりするが、ナビは付いていないということらしい。それでは、ナビだけを後付けできるのかといえば、それはNOで、ナビの場合はディスプレイが8.8インチとなるために、注文 の時にオプションの 「iDrive ナビゲーション・パッケージ(116i:27万円、120i:29万円)」を追加する必要があるから、事実上は別のグレードとなる訳で、これぁ、ディーラーとしては見込み発注でナビ付きと無しの割合に悩む事となりそうだ。

と、いうことは、116iにナビを付けると335万円となり、決して買い得ではなくなってしまう。しかも、新型車だから値引きは期待できないし、これならばモデル末期の3シリーズと実売価格は変わらないかもしれない。その3シリーズについては、そろそろ本国生産も終了となるようで、国内でも在庫 車の整理に入っていくだろう。次期3シリーズでは、6気筒の自然吸気は廃止されるようなので、シルキー6を味わいたい読者は、現行E90系の最終モデルを叩きに叩いて、安く手に入れるという選択もあるかもしれない。

そういう訳で、結果的には当方の早とちりということで、期待を抱いた読者には誠に申し訳ない結果となってしまったが、iDriveが付いていてもナビは無いというのは世間でも誤解されて問題にならないのだろうか?
えっ?そんなチョンボはお前だけだ、って。

話を1シリーズに戻して、そうなるとBMWのラインナップでは、やはりX1が買い得ということになる。そのX1は近日中に6気筒版の25iが中止となり、その後釜には新型の2Lターボが搭載されるという。価格は400万円代の中ごろらしいから、18iとの価格差は縮まることになる。


 
2011/9/23(Fri)  BMW New 1 Series


9月22日、新1シリーズの国内発売が発表された。
まずは数字上でどう変わったかを確かめるために新旧のスペックを比較してみる。
 
    BMW ② BMW ③ BMW BMW
      (新) 116i (新) 120i (旧) 116i (旧) 120i
 

車両型式

  DBA-1A16 DBA-1A16 LBS-UE16 LBA-UD20

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.335 4,240

全幅(m)

1.765 1,750

全高(m)

1.440 1.400

ホイールベース(m)

2.690 2.660

駆動方式

FR

トレッド(m)

1.520 1.485 1.480
    1.555 1.495
 

最小回転半径(m)

  5.1

車両重量(kg)

  1,400 1,420 1,390 1,410

乗車定員(

  5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  N13B16A N43B16A N43B20A

エンジン種類

  I4 DOHC Turbo I4 DOHC

総排気量(cm3)

1,598 1,599 1,995
 

最高出力(ps/rpm)

136/4,400-6,450 170/4,800-6,450 122/6,000 170/6,700

最大トルク(kg・m/rpm)

22.4/1,350-4,300 25.5/1,500-4,500 16.3/4,2500 21.4/4,2500

トランスミッション

8AT 6AT
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

10.3 8.4 11.4 8.3
 

燃料消費率(10・15モートkm/L)

17.6 17.2 14.2 14.4

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ストラット

5リンク

タイヤ寸法

前/後 205/55R16 195/55R16 205/55R16
 

ブレーキ

前/後 Vディスク/ディスク

価格

車両価格

308.0万円 367万円 299.0万円 346.0万円

備考

iDrive標準装備 iDrive標準装備    

アウターサイズは多少大きくなっているが、全幅はわずか15mmしか増大していないのが嬉しい。
最近の新型車は内外を問わずFMCを機に幅が大きく広がってしまい、小型車でも1,800mmクラスという場合が多いが、新1シリーズの全幅1,765mmという数値は、狭い日本では貴重だ。

エンジンは特に116iの場合、同じ1.6Lとはいえ新型はターボ過給されることで、パワーで14ps、トルクにいたっては何と6.1kg・m(37%)も増加している。116iといえば動力性能に関しては我慢グルマという認識だったが、これでバカにされることも無くなった。

更に全モデルでiDriveが標準装備となっているようだから、ターボ化とナビ注※の標準化にも関わらず、価格は116iが+9万円とほぼ据え置きというのは、
事実上の値下げといえる。

それにしても、先日簡易試乗記で紹介したニッサンジューク16GT Fourにナビや安全装備など116iと同等の装備をすれば、恐らく大きな価格差は無くなるだろう。同じ1.6Lターボで片や憧れの高級ブランドBMWの”本物”で、片や出来の悪い国産手抜きグレードというのだから、これは新116iが売れるであろう事は容易に想像できる。
ジュークどころが、プリウスの上級車にナビなどの装備を付けても、新116iと同等の価格帯となるだろう。う〜ん。
国産車はどうしちまったんだ。
これぁ、ヤバイぞ。

※注:ところが、これにはチョイトした落とし穴があった。この顛末については、9月24日の日記を参照ください。




 
2011/9/21(Wed)  ダイハツ ミライース


軽自動車としては珍しく発売前から話題となったダイハツのミライースが20日に発表された

東京モーターショーでコンセプトカーとして発表されたイースは未来的なスタイルだったが、実際に発売されたクルマは”ミラ”という名前が付くことからも判るように、低価格のセダンタイプ軽自動車であるミラの新型だった。

しかし、充分な話題性は持っていて、先ずは燃費がJC08モードで30km/ℓというガソリンエンジンとしては驚異的な低燃費を実現 していること。しかもベースモデルならば80万円弱、最上級モデルでも112万円(2WD)という低価格だから、話題になって当然というものだ。

このサイトの読者の主流層からみれば興味の無いことかもしれないが、このご時世だから、低価格とエコ路線というダイハツの方向性は、知っておい ても損は無いだろう。ということで、急遽紹介してみた。なお、写真が無いとイメージが沸かないだろうから、ダイハツの公式サイトよりオフィシャルフォットを転載しておく。



エクステリアは コンセプトカーとは打って変わって軽の実用車丸出し だが、価格を考えれば文句は無い。それでも、旧型ミラの四角いデザインからすれば新しくはなっている。





インテリアは現車を見ないと何ともいえないが、低価格の軽自動車だから高級感を期待する方が間違ってはいる。それでも、質素なりに纏まっていればいいのだが、さて。



ということで、走りはどんなものだろうか?
まあ、先日新たにアップした試乗記がポルシェ カレラで、今日の日記はミライース。しかし、どちらも徹底してターゲットユーザーの求めるものを追求している点では共通点があり、これは中間価格帯のクルマには無いものだ。

 


 
2011/9/20(Tue)  Mercedes-Benz F125 Concept


開催中のフランクフルトモーターショーで発表されたMercedes-Benz F125 Concept
は自動車の生誕125年を記念して、未来の高級車の技術的な見解を示したものだという。

動力源はエミッションフリーの水素(H2)を提案している。クルマの一世代を7〜8年として2世代先の2025年には、このコンセプトカーが最新の技術として現実となる そうだ。



それにしても、十数年後のSクラスはこんなになっているのか?
いや、その前に、放射能汚染で苦しむ日本が、その頃存在しているのだろうか?
考えたくは無いが、これは現実だ。
 


 
2011/9/19(Mon)  米国のSUV販売台数<7>


日本以外の海外メーカーによるSUVはプレミアムブランドを覗くと韓国のHyundai と、その傘下のKia およびドイツのVolkswagen で、今回はこれらについて紹介する。

米国、SUV販売台数
        2011年1〜6月  2010年1〜6月   価格帯
Hyundai Santa Fe  34,821台     44,376台   $23,225 - $30,925
Hyundai Tucson   23,537台     19,689台   $19,045 - $26,395
Hyundai Veracruz   4,165台      3,354台   $28,345 - $36,095
Kia Sorento    61,778台     50,021台   $21,250 - $34,850
Kia Sportage    25,369台      8,743台   $18,500 - $28,400
VW Tiguan      14,031台     10,390台   $22,840 - $38,080
VW Touareg         3,094台      2,031台   $42,975 - $61,110



Hyundai Santa Fe $23,225 - $30,925 I4 2.4L/V6 3.5L 4,676x1,890x1,725mm
Hyundai Tucson $19,045 - $26,395 I4 2.0L/I4 2.4L 4,399x1,821x1,656mm

Santa Fe は米国生産で
スペック的にはToyota 4Runner に近いが、価格は2割ほど安い。この安さのお陰か、4Runner よりも1.7〜2倍も売れている。このクルマは朝鮮日報にインフィニティFX(旧)に酷似していると指摘されたが 、右下の写真をみれば確かにフロントグリルやライトの形状などソックリだ。
韓国の場合、マスコミがシッカリと体制側の批判を忘れていないという点では、体制ベッタリで政府の代弁者として嘘八百を平気で並べ立てる、どこかの国の腐ったマスコミとは大違いだ。
Tucson は韓国生産でクラスとしてはToyota RAV4 に近い。価格はやはりRAV4 より2割安いが売れ行きはRAV4 の1/3程度となっている。


 

Hyundai Veracruz $28,345 - $36,095 V6 3.8L 4,841x1,946x1,806mm

Veracruz も韓国生産でSanta Fe よりも上級となっている。サイズ的にはToyota Highlander に近く、価格も同じくらいだから流石に売れていない。



Kia Sorento $21,250 - $34,850
 I4 2.4L/V6 3.5L 4,671x2,014x1,885mm
Kia Sportage $18,500 - $28,400
 I4 2.0L/I4 2.4L 4,440x1,854x1,636mm

Sorento は米国生産の中型SUVで、キアではベストセラーとなっている。
Sportage はHyundai Tucson と基本コンポーネントを共有した小型SUVで韓国で生産されている。




VW Tiguan $22,840 - $38,080 I4 2.0L Turbo 4,432x1,808x1,666mm
VW Touareg $42,975 - $61,110 V6 3.0L/V6 3.6L 4,796x1,941x1,732mm

VWの2車は日本でも御馴染みだから、今更説明の必要も無いだろう。Touareg は価格的にはプレミアムブランドに近い設定になっている。そのためか、数量的には決して売れて はいない。

以上、7回に渡って米国で販売されているSUVを紹介してきたが、実を言えば、これでも未だプレミアム系の一部は未紹介となっている。それにしても、コレだけの車種があって、それぞれが大いに売れているし、中には超ベストセラーすらあるのだから、米国のSUV市場の大きさには驚くばかりだ。
しかし、こうして見れば、この巨大市場で米国以外の外国系SUVというのは、その殆どが日系ということになり、何だかんだ言っても日本と米国の関係は切っても切れない、いわば腐れ縁みたいなもののようだ。
 


 
2011/9/17(Sat)  米国のSUV販売台数<6>


引き続き、日本製の大衆ブランドSUVについて、今回は残るホンダ、マツダ、スバル、ミツビシ、スズキについて紹介する。

米国、SUV販売台数
         2011年1〜6月  2010年1〜6月   価格帯
Honda CR-V     110.916台     86,870台   $21,895 - $30,095
Honda Pilot     51,618台     50,111台   $28,320 - $40,670
Mazda CX-7        15,586台     12,882台   $21,990 - $33,340
Mazda CX-9      15,539台     13,345台   $29,135 - $34,535
Mazda Tribute     1,353台      1,770台   $20,555 - $29,065
Subaru Tribeca    1,274台     1,311台   $30,495 - $35,795
Mitsubishi Endeavor  5,431台      1,903台   $28,299 - $33,599
Mitsubishi Outlander 4,799台      6,335台   $21,995 - $27,795
M. Outlander Sport  7,843台       -     $18,495 - $22,995
Suzuki Grand Vitara  2,551台      2,324台   $19,199 - $24,849



Honda CR-V $21,990 - $33,340 I4 2.4L 4,554x1,819x1,679mm
Honda Pilot $28,320 - $40,670 V6 3.2L 4,862x1,994x1,803mm

CR-Vは月平均2万台という、日本メーカーのSUVとしてはダントツの販売数を誇っている。
Pilotは国内では未発売車種で、CR-Vとともに米国で生産されている。



Mazda CX-7 $22,475 - $28,785 I4 2.5L 4,681x1,872x1,646mm
Mazda CX-9 $29,135 - $34,535 V6 3.7L 5,085x1,935x1,727mm

どちらも日本生産ではあるが、月平均で2,500台程度という、まあまあの売り上げを達成しているから、インポートモデルとしては良い方だろう。



Mazda Tribute $20,555 - $29,065
 I4 2.5L/V6 3.0L 4,442x2,014x1,725mm
Subaru Tribeca $30,495 - $35,795
 H6 3.6L 4,864x1,877x1,687mm

以前は日本でも販売されていた Tribute は現在2代目となり米国で販売されている。なお、東南アジアでは初代モデルが今でも売られている。
Tribeca は数年前に国内販売されるという噂が出て、日本のスバルファン(というか、スバルおたく)の間では大いなる期待がもたれていたが、結局販売には至らなかった。水平対向6気筒 3.6Lというスペックがファンには堪らなかったようだ。




Mitsubishi Endeavor $28,299 - $33,599 V6 3.8L 4,846x1,869x1765mmt>
Mitsubishi Outlander $21,995 - $27,795
 I4 2.4L/V6 3.0L 4,666x1,801x1,720mm

Endeavor はギャランをベースとする北米専用車でSUVというよりもクロスオーバーに近い。Outlander は日本生産だが、売れゆきは良くない。



NM. Outlander Sport $18,495 - $22,995 I4 2.0L 4,295x1,770x1,631mmt>
Suzuki Grand Vitara $19,199 - $24,849
 I4 2.4L 4,501x1,811x1,684mm

Outlander Sport は写真でも判るようにRVRで、これも日本生産品。
Grand Vitara はエスクードの米国名で、日本で生産されているが米国販売は振るわない。

ということで、流石に米国で販売されているSUVの種類の多さには驚いた。始めは代表車種のみを紹介するつもりが、いつの間にかビッグ3と日本車まで手を伸ばしてしまった。しかし、こうなると残る欧州と韓国メーカー製SUVについて も紹介する必要がありそうだ。
てな、訳で、これで終わるはずが、もう少し続くことになってしまった。

 


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