| 2011年8月16〜31日 
 
              
              
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                      | 2011/8/31(Wed) | 米国の乗用車販売台数 <4> |  
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						4回目は米国での売れ筋である中型FFサルーンについて調べてみた。
 このカテゴリーは欧州のDセグメント車より大きく、場合によってはEセグメントに迫る大きさだが、駆動方式はFFで、エンジンも2.5Lクラスの4気筒が主流となっている。
 
 米国、中型FFサルーン販売台数
 2011年1〜6月  2010年1〜6月
 トヨタ カムリ     147,469台   154,239台
 ホンダ アコード    137,146台   160,970台
 ニッサン アルティマ  131,842台   112,115台
 スバル レガシィ     21,284台     18,993台
 マツダ 6(I)       15,572台     18,315台
 ヒュンダイ ソナタ   115,014台     89,249台
 キア オプティマ     36,617台     15,617台
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 フォード フュージョン 131,686台   111,175台
 シボレー マリブ    122,783台   108,317台
 ダッジ アベンジャー   30,473台    28,401台
 マーキュリー ミラン   9,155台    7,195台
 
 流石に売れ筋クラスだけあって、それぞれ半端じゃない数が売れているし、これらの車種で輸入車はマツダ6のみで、残りは全て米国生産車というのも、数の多さを物語っている。
 
 ソナタは新型から米国生産となり、スタイルも一新したことで、トップグループに迫る売り上げになってきた。まあ、米国人でも気の良い田舎のオッちゃん、オバちゃんなら、ホンダやソニーは米国の会社だと思っていたり、ソナタをホンダのクルマと勘違いして買ってしまったり、そんな冗談みたいな事が真実なんだとか。
 
 それにしても、米国車たちの見るからにイマイチなスタイルなど、ビッグスリーは落ちるべくして落ちたのだと納得できてしまう。
 
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
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                      | 2011/8/28(Sun) | 米国の乗用車販売台数 <3> |  
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						この企画も3回目となり、いよいよ一番人気のDセグメントを取り上げることにする。
 
 米国、Dセグメント車販売台数
 2011年1〜6月  2010年1〜6月
 BMW 3シリーズ  43,862台     47,214台
 MB Cクラス    29,981台     29,555台
 レクサス IS    13,015台     16,142台
 インフィニティ G  28,316台      27,536台
 アウディ A4    18,811台      17,989台
 レクサス ES    16,596台      22,009台
 アキュラ TL    15,414台      16,782台
 
 想像どおりにBMW3シリーズが1位となったが、Cクラスも結構頑張っている。以前は3シリーズの半分程度の売り上げだったCクラスだが、最近は70%程度まで迫っている。そして、これは日本国内の売り上げでも同様だ。そのCクラスと肩を並べてほぼ同様の売り上げを達成しているのがインフィニティG、すなわちスカイラインだ。インフィティGは昨年あたりから廉価グレードのG25を発売したのも売り上げアップになったに違いない。
 そして御三家の一角であるアウディは、ここでもイマイチで、レクサスIS,ESやアキュラTLなどの下位グループで争っている。あれっ?アウディが低く評価されているのは日本だけで、欧米ではベンツ、ビーエム以上の人気だ・・・・という話は、もしかして欧米ではなく欧州の場合であって、米国は別なのか?
 
 そう言えば、レクサス店の日本国内展開の時も、レクサスを評価しないのは日本人だけで、欧米ではベンツ・ビーエム以上の評価と実績を持っている、という手の話が、マスコミを賑あわせていたし、こういう話を本気にしたブロガーとかいう人種も、自分のブログで「日本人は“ホンモノ”を見る目がありません」なんて言い切っていたりしたものだ
						った。
 
 
  
 
  
 
  
 
   
						
						
						
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                      | 2011/8/23(Tue) | 米国の乗用車販売台数 <2> |  
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						19日(金)のEセグメントに引き続き、今回は最上級のFセグメントについて紹介する。
 
 米国、Fセグメント車販売台数
 2011年1〜6月   2010年1〜6月
 MB Sクラス      5,562台     6,405台
 BMW 7シリーズ    5,450台     6,835台
 レクサス LS      4,201台      5,650台
 ジャガー XJ      3,044台      906台
 アウディ A8      2,850台       353台
 ヒュンダイ エクウス   1,392台      − 台
 
 昨年はSクラスを多少上回っていた7シリーズだが、今年は
						少し負けてしまった。
						それでも、7シリーズがSクラスと同等の勝負をしているなんていうことは、10年前にはなかったことだ。
 レクサスLSは、まあ地道に頑張っているということか。
 ジャガーは今年は新型が確実に自分のユーザーを確保しているようだ。
 アウディA8は、去年の不振から何故か立ち直っているが、なぜ去年は半年で3桁しか売れなかったのか?
 そして、エクウスだが、これを同じカテゴリーとしていいのかという疑問もあるが、販売台数は思いの他検討しているように
						も思える。 
						ただし例によって価格は安く、メルセデスSクラスの $91,000 - $209,000 
						は別格としても、レクサスLSの $67,130 - $74,980 に対して もエクウスは $58,000 - 
						$64,500 であり、やはり1万ドル安いのが戦略のようだ。
 
 
  
 
  
 
  
 次回は本命のDセグメント車を調べてみよう。
 
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                      | 2011/8/20(Sat) | レクサス New GS |  
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						レクサスのEセグメントセダンであるGSの新型が発表された。
						今回発表されたのはGS350で、フルラインナップの発表は秋の東京モーターショーまでのお預けとなる。
 
 現行GS
						の発売は米国では2005年の初旬で、日本国内ではレクサス店が新展開されたと同時の7月だから、既に6年以上経過している。その間、日本は元より米国でも販売はイマイチである、とくにモデル末期となった最近では全くの鳴かず飛ばず状態だった。
 
 このクラスはオーナーカーとしては一般的に最上級であり、ユーザーだってそれなりの教養とポリシーを持ち合わせているから、ドイツ車のマネしてチョイと安い程度では全く相手にされないという、厳しい世界だ。そして、安いといえば昨日紹介したようにヒュンダイ ジェネシスが1万ドル安いということで、それなりに売れているようだから、今や安さで勝負は韓国車の独壇場になってしまったようだ。
 
 今度の新型で一気に挽回できるかどうか?
 
 
 
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                      | 2011/8/19(Fri) | 米国の乗用車販売台数 |  
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						早いもので今年も既に半分が過ぎてから1が月以上も経ってしまった。
 そして、気になるのは米国の自動車販売台数で、2011年上半期の米国乗用車販売台数を調べてみた。
 先ずは一番興味のあるEセグメントから。
 
 米国、Eセグメント車販売台数
 2011年1〜6月   2010年1〜6月
 BMW 5シリーズ   43,862台     47,214台
 MB Eクラス     31,960台     27,778台
 レクサス GS      2,080台      3,486台
 インフィニティ M    5,475台      6,602台
 アウディ A6      3,577台      4,079台
 アキュラ RL       825台       872台
 ジャガー XF      2,406台      3,796台
 ヒュンダイ ジェネシス 15,454台     12,891台
 
 5シリーズとEクラスという2強の戦いは、去年と同様Eクラスが勝っている。
 それ以外ではこれも相変わらずインフィニティMが頑張ってはいるが、今年は大分減らしている。その理由を想像すれば震災による生産ストップということか。売れないのではなくて、売る車が無かったということか。レクサスGSはモデル末期で、近々新型にFMCするので、売れ行き不振は仕方がない面もあるが、新型になって2強に迫れるか?というのは、まず無理だろう。
 アウディもモデル末期だが、これまた元々2強には全く及ばないクルマだった。
 アクュラRL、日本で言うところにレジェンドは、米国でも完全に終わっている。
 ジャガーXFは、まあ本来、こんなものだろう。
 そして、ヒュンダイジェネシスはといえば、結構健闘しているのがわかる。だが、しかし、ジェネシスは価格的に他車に比べて1万ドル以上も安いから、購入層は異なるであろう。言って見れば、プアマンズEクラスというところか。
 
 
  
 
  
 
   
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                      | 2011/8/17(Wed) | Mercedes Benz C200 <2> |  
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						今回、先ずはエンジンの写真比較といってみよう。
 
 
  
 どちらも1.8Lの過給エンジンだが、前期型はスーパーチャージャーを搭載しているのに対して、後期型はターボチャージャーに変更されている。エンジン自体の基本は変わらないが、こうして比べると補記類が大きく異なっている。
 
 そこで、スペックを比較してみよう。Cクラス同士で前/後期、そしてガチンコライバルのBMW320i、勿論アバンギャルドに対してMスポーツという性格的にも似ているモデルを選んでみた。そして、もう一台は残る御三家のDセグメント車であるアウディA4で、これもSラインパッケージと
						した。
 
 
			
				
				
				
				
			
			
				|  |  |  | ① Mercedes Benz | ② Mercedes 
				Benz | ③ BMW | ④ AUDI |  
				|  |  |  | C200 BlueEfficiency Avantgarde
 | C200 Compressor Avantgarde
 | 320i M Sports Package
 | 2.0 TFSI S Line package
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				|  | 車両型式 |  | DBA-204048 | DBA-204041 | LBA-PG20 | DBA-BKCDN |  
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				寸法・重量・乗車定員 |  
				|  | 
				全長(m) |  | 4.595 | 4.585 | 4.540 | 4.715 |  
				|  | 
				全幅(m) |  | 1,770 | ← | 1.600 | 1.820 |  
				|  | 
				全高(m) |  | 1,445 | ← | 1.425 | 1.420 |  
				|  | ホイールベース(m) | 2.760 | ← | 2.760 | 2,810 |  
				|  | 駆動方式 |  | FR | ← | ← | FR |  
				|  | トレッド(m) | 前 | 1.535 | ← | 1.505 | 1.550 |  
				|  |  | 後 | 1.535 | ← | 1.535 | 1.540 |  
				|  | 最小回転半径(m) |  | 5.1 | ← | 5.3 | 5.5 |  
				|  | 
				車両重量(kg) |  | 1,520 | 1,490 | 1,530 | 1,540 |  
				|  | 
				乗車定員(名) |  | 5 | ← | ← | ← |  
				|  | 
				エンジン・トランスミッション |  
				|  | エンジン型式 |  | 271 | ← | N43B20A | CDN |  
				|  | エンジン種類 |  | I4 DOHC TURBO | I4 DOHC S.C. | I4 DOHC | I4 DOHC TURBO |  
				|  | 
				総排気量(cm3) |  | 1,795 | ← | 1,995 | 1,984 |  
				|  | 
				最高出力(ps/rpm) |  | 184/5,250 | 184/5,500 | 170/6,700 | 180/4,000-6,000 |  
				|  | 
				最大トルク(kg・m/rpm) | 27.5/4,800 | 25.5/2,800-5,000 | 21.4/4,250 | 32.6/1,500-3,900 |  
				|  | トランスミッション | 7AT | 5AT | 6AT | CVT |  
				|  | 燃料消費率(km/L)(10・15/JC08モード走行)
 | 12.8/11.8 | 11.2/- | 14.4/13.8 | 12.6/- |  
				|  | 
				パワーウェイトレシオ(kg/ps) | 8.3 | 8.1 | 9.0 | 8.6 |  
				|  | 
				サスペンション・タイヤ |  
				|  | 
				サスペンション方式 | 前 | 3リンク | ← | ← | 5リンク |  
				|  | 
				 | 後 | マルチチンク | ← | 5リンク | トレベゾイダル |  
				|  | タイヤ寸法 |  | 225/45R17 | ← | Fr:225/45R17 Rr:255/40R17
 | 245/40R18 |  
				|  | ブレーキ | 前/後 | Vディスク/ディスク | ← | Vディスク/Vディスク | Vディスク/ディスク |  
				|  | 
				価格 |  
				|  | 
				車両価格 |  | 492.0万円 | 460.0万円 | 488.0万円 | 478.0万円 |  
				|  | 備考 |  | ブルーエフィシェンシーライト: 399万円
 | 価格は2007年6月 |  | 2.0TFSI:440万円 |  
						
						C200の場合は、エンジンの最高出力をみれば後期型も前期型と全く同じだが、トルクは随分後期型が勝っているし、勿論、燃費も向上している。Cクラスが1.8Lターボエンジンを採用しているのに対して、3シリーズは2.0Lの自然吸気であり、パワーこそ迫ってはいるが、トルクでは圧倒的に負けている。言って見れば、C200はトルクからいえば2.5Lどころか2.7Lクラスといえる程だ。
 
 アウディA4については、アウターサイズをみれば判るとおりで、前2車と比べれば一回りとは言わないが、1/2回りほど大きい。エンジンもパワーよりもトルクを重視していて、最大トルクからいえば3.2L並みという強大な値を誇っているが、320iが2Lが自然吸気であるのに、A4は同じ2Lにターボを付けているのだから、本来はエンジンからしたら別のカテゴリーというべきのものだ。それでは、買い得で売れるかといえば、残念ながら・・・・・。
 
 因みにアウディA4の諸元を調べるため公式サイトを見たら、今やA4は2.0TFSIのみで駆動方式がFFとクワトロ(4WD)の選択が出来るとはいえ、ベースモデルとしては一種類!と、表現したくなる。これって、どういう事だろうか?
						(って、理由は決まっているじゃあないか)
 A4自体は決して悪いクルマではないのだが、何しろコレといったセールスポイントが無いし、売れないからバリエーションも少ないし、販売網もイマイチ。だから、益々売れなくなって・・・・という、負のスパイラルに陥っているようだ。
 ただし、アウディでもA3の場合は1.4TFSI、1.8TFSI、2.0TFSI 
						quattro というバリエーションを揃えているところをみれば、アウディで何とか勝負が出来るのはA3のみということか?
 な〜んて事を書くから、アウディファンから恨まれるんだろうなぁ。
 
 さて、次回はインテリアを紹介する。
 
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