B_Otaku のクルマ日記

 
2011年4月16〜30日
 
2011/4/30(Sat)  7AT搭載の E250


メルセデス E250は最近流行の小排気量+過給エンジンを採用しているために、”250”とは言え直4 1.8Lターボエンジンを採用していることはご存知と思う。 確かにスペックを見れば184ps/5,250rpm 27.5kg・m/4,600 という性能は自然吸気の2.7L並みのものだが、実際に試乗した感想は、折角の性能を生かしきれないとう感じだった。その一番の原因 は旧型から使いまわした5速ATで、シフトスケジュール自体の悪さも加えて、日本の市街地では低速度の巡航から加速が必要な際のレスポンスが極めて悪く、苛々がつのってしまった。

それでもメルセデスのことだから2年もすれば劇的に改良されているのではないか、と当時の試乗記(2009年12月)で述べた覚えがある。それから1年半たった今、E250に最新の7Gトロニックプラス(7AT)が搭載された。これはE300以上には以前から搭載されていたもので、これによりE250のATセレクターも現行のコンソール上のフロアシフトタイプから、ステアリングコラム右側のセレクターバーに変更される。



これだけ進歩しても価格は全くの据え置きというのが嬉しい。このクラスはBMW523iの出来が良く、E250のレスポンスの悪さでは勝負にならなかったが、これで互角に勝負できる可能性が出てきた。と、いっても、本当の結論は実際に試乗してからのことだが、期待は充分に持てる。


 


 
2011/4/28(Thu)  E63 AMGのエンジン変更


AMG E63がマイナーチェンジによりエンジンがV8 6.3リッターNAから、V8 5.5リッターターボに変更される。今まではどちらかと言うと大排気量のNA路線だったAMGが、世界的な流れである小排気量ターボ化の波に乗って方針を変更したようだ。
これにより性能は、 最高出力は524から525psと同等だが、最大トルクは62.4から71・4kg・mと大幅にアップしている。新しいE63の動力性能はサルーンが0〜100km/hを4.3秒と、アルピナB5の4.6秒よりも0.3秒上回ったことになる。




 


 
2011/4/27(Wed)  マークXに再び注目 <5>


今回は最終回として、ステアリングホイールとメータクラスター、そしてフロンドドアのアームレストおよびパワーウィンドウスイッチ付近を比較してみる。

ステアリングホイールには、3車ともスポーク部分にオーディオの操作スイッチなどが仕込んである。ドライバーが毎日触れる事になる、リムに巻かれたレザーの質感は3車を比べても大きな違いはないようだ。

 

メーターに関してはマークXの場合はトヨタの上級車にお馴染みの自光式で、これには好みの問題もあるだろうが、ドイツの2車とは明らかに違う部分だ。まあ、それでも、一時期程にはギンギラギンでケバいという訳でも無くなったが。



今回比較したのはベースグレードということもあり、ドアのインナートリムも質素だから、マークXの木目調スイッチパネルやステッチの入ったレザー貼り風の樹脂の上手さで、結構 良い勝負をしている。この辺がトヨタの内装技術の強さだろう。

これまで5回に渡って連載してきたマークXの特集だが、マークXは倍以上(場合によっては3倍!)の価格であるEクラスや5シリーズに比べて、それ程違わないといえば違わないし、全然違うといえばそれもまた正解だ。ただし、クルマに限らず工業製品というのはあるところを過ぎると価格と性能・内容が比例しなくなってくる。150万円のワゴンRと300万円のマークXとでは、性能も内容も大いに違うが、300万円のマークXと600万円のE250の差は、ワゴンRとマークX程ではない。

と、まあ、当たり前のことを言うために5回もの連載をしてしまったことになるが、この話に興味を持ったならは、ぜひとも皆さん自身で実際にマークXとEクラスでも5シリーズでも、乗り比べをしてもらうと面白いだろう。
 


 
2011/4/26(Mon)  VW Beetle


VW Beetle のレプリカであるNew Beetleは1998年に発売され2010年に販売終了となるまでに100万台以上を売り上げた。そのBeetle の次期モデルが上海オートショー(アジア)での世界デビューと同時にベルリン(欧州)とニューヨーク(北米)でも発表され、3大陸同時発表、となった。

それにしても、世界の自動車業界の最重要国は中国(上海)、ドイツ(ベルリン)そして米国(ニューヨーク)ということになる。ところで、米国に次ぐ自動車大国だったアジアの島国は、いまどうしているかっ?って。地震と津波の巨大な天災に加えて、4機の原発が炉心溶融するという人災で、国が無くなるかどうかの瀬戸際に立っているにも関わらず、歴史上最低最悪の指導者が私利私欲で権力にしがみ付いているという、 信じられない事態に陥っている。
と、いう話もあるが、クルマおたくである B_Otaku は一切 、そういう事は言わないが・・・・・。

話を新型ビートルに戻して
新型のアウターサイズは全長4,278(+152)、全幅1,808(+84)、全高1,486(−12)mmで、旧型に対してより広く、低く、長いプロポーションになった。
ガソリンエンジンは1.2TSI(105ps)、1.4TSI(160ps)と2.0TSI(200ps)の3種類、ディーゼルエンジンは1.6TDI(105ps)と2.0TDI(140ps)の2種類が用意される。


 


 
2011/4/25(Mon)  マークXに再び注目 <4>


第4回目はダッシュボード、センタークラスターそしてコンソール上のATセレクターを比べてみよう。

ダッシュボード全体の眺めは3社ともウッドトリムを使ったりして、ハイオーナーカーとしての豪華さも表現している。とはいっ ても、マークXの場合はトヨタ得意のフェイクウッドである木目”調”だが、まあ一見してだけでは判らないから、気にすることは無い。

 

センタークラスターには3社ともナビのディスプレイがあるが、マークXのみが少し位置が低い。走行中の視認性の良さを考えればエアコンアウトレットの分とはいえ、ギリギリ一杯まで上げるべきだが、恐らく次のFMCでは改良されるだろう。オーディオとエアコンのコントロールパネルは3車3様で、各メーカーの考え方が反映されている。
そして、ATセレクターはといえば、どれもみなマニュアルモード付きのティプトロタイプで、マニュアルミッションのシフトレバーを模したノブが付いているが、5シリーズは電気式で、レバー自体は単なるスイッチのために、 操作は押したり引いたりするだけで、レバー自体は操作が終わると中点に戻るようになっている。なお、EクラスはベースグレードのE250のみが写真のようなオーソドックスな フロアー式で、それ以上のグレードではステアリングコラム右側面のレバーを使い、コンソール上にセレクターは存在しない。
ATセレクターについては、明らかにドイツ車が進んでいる。ジグザクゲートもティプトロタイプも常にドイツ車から採用が始まり、数年〜10年後に日本車が真似をする、という状況だ。

と、何だ、かんだ言ってはみたものの、実際に使用する面での大きな違いは無く、ダッシュボードの見かけだってマークXが大きく劣っているとは思えない・・・・・と、思うユーザーが多いのではないか。まあ、何度も言うようにこの辺は個人の感性の問題だから、何とも言えない分野でもある。
 


 
2011/4/24(Sun)  Scion FR-S Concept


ニューヨークオートショーで発表されるScion FR-S Conceptはフロントエンジン、リアドライブのスポーツクーペで、要するにFT−86の市販バージョンということになる。
・アルターサイズは
全長4,272×全幅1,816×全高1,204mm(168.2”×71.5”×47.4”)
ホイールベース2,570mm(101.2”)
フロントトレッド1,570mm(61.8”)、リアトレッド1,521mm(59.9”)
・フロントの2Lエンジンは勿論フラット4でミッションは6速MTかパドルシフト付きの6速AT
・ホイールはフロント20×8.5インチ、リア20×10.5インチが装着可能なフェンダーを備えている
・フロントには4ピストンキャリパーと18インチ、カーボンセラミックローターを装着している

2012年にScionブランドで発売されるということだ。米国Scionブランドは若者向けのブランドで、xB(日本名bB)、xD(ist)、iQや米国専用のクーペであるtCなどをラインナップしている。 FT−86の国内向けも基本的には、このFR−Sコンセプトと共通となるだろうが、販売ルートはどうなるのだろうか?
クルマのコンセプトからするとネッツ店だろうか。噂では全チャンネルで販売するとも言われているが。そして、スバルブランドもあることから、当然スバルディーラーでも買えることになる。

あと、1年ちょっと。まあ、楽しみに待つことにしよう。発売直後は相当の混乱は覚悟が必要だし、品薄でバックオーダーを抱えることは間違いない・・・・・筈だが。


 


 
2011/4/22(Fri)  マークXに再び注目 <3>


3回目はインテリアに目を移して、主にシートを比較してみる。
昔から日本車のアキレス腱の一つがシートだった。柔らかすぎで直ぐにへたるし、形状が悪くて体全体を支持せずに、一点支持となり疲れるはサポートは悪いはで、欧州車の疲れないシートと比べると、まさに月とスッポン状態だった。それでも最近は大分進歩したし、新車の時だけは見かけが良いが、直ぐにボロボロになるベロアの表皮なども、徐々に減ってはきている。

そこで、先ずはシート形状の比較から。MarkXのシート形状は、写真で見る限りではEクラスや5シリーズと大きく変わらないように見える。ただし、MarkXの座面長は幾分短く見える。表皮はといえば、MarkXも以前のような田舎のキャバレーシートというか、安物ベロアからは脱却しているようだが、表面の短い毛足に多少面影は残っている。

 

と、まあ、何だかんだ言ったが、最後は自ら座ってみるのが一番だ。Eクラスや5シリーズ、いわゆるEセグメント車が、Cクラスや3シリーズなどのDセグメント車と大きく違うのが、シートの座り心地で、評判の良い欧州車のシートとはいえ、長時間の疲れなどはEセグメント車が圧倒的に勝っている。まあ、その面でもMarkXは本来Dセグメント車だから、Cクラスや3シリーズのシートと比較するべきで、そうすればこれほどの差は出ないだろう。
 


 
2011/4/21(Thu)  マークXに再び注目 <2>


2回目はエンジンとブレーキ、要するに”走る”と”止まる”についての比較をしてみる。

エンジンはといえば、最高出力はほぼ同一値であり、トルクも2.5NAのマークXと5シリーズは同等で、1.8LターボのEクラスのみが3.2L並みの強力なトルクを発生している。
最近のクルマらしく、エンジンには樹脂製のカバーがあり、エンジン本体はよく見えない。そして3車のエンジン外観を比べると、どれも似たようなもの・・・・と、言いたいが、マークXは少しチャチだ。まあ、エンジンカバーなんて性能には関係ないし、ボンネットを開けない限りは見えないし、今時ボンネットの中なんて見るユーザーはいないだろうから、いく ら見掛けの良いカバーを付けても所詮は自己満足だから、・・・・どうでもいいっすよねっ!

 

標準ホイールはマークXのみ16インチで、他の2車は17インチを装着している。しかもマークXは60扁平だから、今の基準では随分とハイトが高く感じるが、一昔前なら60タイヤが標準なんていったら、結構なスポーツタイプだったのだが。
マークXはホイールが小さいのに、内部のローターは更に小さい。これはブレーキキャリパーの形状にも問題がありそうで、ホイールいっぱいのローターが使えないことになる。そのキャリパーは3車とも片押しのシングルピストンのようだが、欧州の2車はアルミのボディー (シリンダーハウジング)を使用しているのに対してマークXは鋳物製のようだ。

という訳で、止まるについては、流石に欧州2車には敵わなかったという結果を素直に認めざるをえない。最近の国産車のブレーキは随分良くなっえいるが、マークXの下位グレードの場合は、止まるまでコストダウンしてしまっている。まあ、これが、このクルマのユーザー層を暗示してはいるのだが。
 


 
2011/4/20(Wed)  マークXに再び注目 <1>


先日アップしたばかりのアルピナB5試乗記後編で、B5の試乗車に装着されていたオプション価格で、殆どマークXが買えてしまうという話に触れたが、確かにマークXのコストパフォーマンスには驚きだ。マークXの試乗としては09年11月にアップしているが、簡易試乗記ということもあり写真は小さいから、車内のディテールは判りにくいだろうし、他車との比較もイマイチ突込みが足りなかった。

そこで今回は、何をやらかすかと言えば、マークXとは倍以上も価格の違うメルセデスE250とBMW523iを、恐れ多くも比較ひてしまうという企画を考えてみた。
輸入車なんかボッタクリだ、ベンツやビーエムなんかよりも国産車のほうが余程出来は良いし値段も安い、という一部の方々の意見を尊重して、やってみましょうこの企画。
先ずはスペックの比較から。
 
    TOYOTA Mercedes
Benz
BMW
      MarkX 250G
リラックスセレクション
E250 CGI 523i
 

車両型式

  GRX130 212047 DBA-FR35

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.730 4.870 4.910

全幅(m)

1,795 1.855 1.860

全高(m)

1,435 1.470 1.475

ホイールベース(m)

2.850 2,875 2.970

駆動方式

FR
 

最小回転半径(m)

  5.2 5.3 5.5

車両重量(kg)

  1,520 1,680 1,770

乗車定員(

  5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  4GRFSE 271 N5B25A

エンジン種類

  V6 DOHC I4 DOHC TURBO I6 DOHC

総排気量(cm3)

2,499 1,795 2,496
 

最高出力(ps/rpm)

203/6,400 204/5,500 204/6,300

最大トルク(kg・m/rpm)

24.8/4,800 31.6/4,300 25.5/2,750-3,000

トランスミッション

  6AT 5AT 8AT
 

燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行)

  12.4 11.2 11.4/11.2
 

パワーウェイトレシオ (kg/ps)

7.5 8.2 8.7

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ダブルウィシュボーン 3リンク ダブルウィシュボーン

マルチリンク インテグラル・アーム

タイヤ寸法

  215/60R16 225/45R17 225/55R17

ブレーキ方式

前/後 Vディスク/ディスク Vディスク/Vディスク

価格

車両価格

269.0万円 634.0万円 610.8万円

備考

Fパッケージ:238万円    

アウターサイズはマークXが全長も幅も少し小さいのは仕方がないが、それでも充分な室内サイズはあるから良しとしよう。まあ、本来はEセグメントのクラウンと比較するべきかもしれないが、クラウンの場合は同じ2.5Lでも400万円超えとなり、それどころかくだらない上級装備をテンコ盛りにすると、5シリーズに迫 る価格となったりして、これじゃあ話題つくりという面では面白くない。
それにしても、スペックで見る限りではマークXだって決して負けてはいないように感じる。

次に各部を写真で比較してみよう。

 

それで、エクステリアはといえば上の写真のように、マークXだって頑張っているじゃあないか。
クルマに全く興味の無い人から見たら、どれも似たようなものだ。こうしてみると、少ない予算でドイツプレミアムサルーン的な雰囲気を上手くぱくって、ではなく表現しているのも大したものだ。
とうことで、先ず第一ラウンドのエクステリアはマークXもイーブンの戦いとする(本気か?という声が聞こえるが)。
 


 
2011/4/19(Tue)  3月の輸入乗用車販売台数


既に国産車の3月販売台数については、17日に取り上げたので、今回は輸入車について調べてみた。
 
  3月の輸入乗用車販売台数と前年(%)  
      販売台数 前年比(%)
1  

VW

5,221   83.5  
2  

Mercedes-Benz

3,731   79.7  
3  

BMW

3,450   91.7  
4  

Audi

2,296   101.9  
5  

BMW MINI

1,336   95.8  
6  

Volvo

1,058   110.2  
7  

Peugeot

702   110.4  
8  

Fiat

554   81.1  
9  

Citroen

378   304.8  
10  

Renault

339   77.9  
11  

Ford

313   98.4  
12  

Porsche

298   76.0  
13  

Jeep

286   122.7  
14  

Alfa Romeo

256   124.9  
15  

smart

166   122.1  
16  

Jaguar

165   131.0  
17  

Chevrolet

162   16.7  
18  

Land Rover

132   171.4  
19  

Cadillac

127   208.2  
20  

Chrysler

66   52.8  
21  

Other

272   84.5  
   

Total

21,308   88.2  


何故か国産車と違って、落ち込みが少ない。常陸のモータープールを津波が襲って、輸入された新車の多くを失ったといわれているメルセデスが一番落ち込んでいるのは、三月末に納車すべきクルマが無かったからだろうか?それでも、昨年の2割減程度で、国産の普通車のように半分近くに落ち込んでいる訳ではない。
 


 
2011/4/18(Mon)  Lexus LF-Gh Concept


Lexus LF-Gh Concept は次期GSと言われている。
LF-Ghという名称から判るようにハイブリッドシステムだが、後輪駆動を採用しているようだ。
エンジンやモーターなどの詳細は不明で、スペックとしては下記の項目のみが発表されている。

駆動: レクサス ハイブリッドドライブ
全長: 4,890mm
全幅: 1,869mm
前高: 1,450mm
ホイールベース: 3,104mm
タイヤサイズ フロント:P245/35R2 リア:P285/30R20
動画は↓から
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=pyfQU3mFZeQ 


 


 
2011/4/17(Sun)  3月の 国産乗用車販売台数


3月といえば会計年度の期末だから、どこの業界もラストスパートの状態だが、取り分け自動車の販売ディーラーにとっては最後の追い込みであり、例年ここで一気に販売台数を伸ばして年度目標を達成するのが常だった。

ところが今年の3月は、いよいよ最後の追い込みである3月11日に、なんと例の大震災が勃発して、クルマを売るどころでは無くなってしまった。

そこで調べてみたのが3月の販売台数と前年比で、結果は下表のようだった。
 
乗用車販売台数前年比(%)    
    普通 小型

トヨタ

台数

50,567   47,585   0   98,152  

 

前年比

46.0   58.7   0.0   51.4  

レクサス

台数

4,417   0   0   4,417  

 

前年比

89.8   0.0   0.0   89.8  

ニッサン

台数

16,925   23,233   12,624   52,782  

 

前年比

80.7   52.8   71.7   63.9  

ホンダ

台数

3,503   39,767   12,100   55,370  

 

前年比

47.6   75.1   82.3   73.8  

マツダ

台数

6,453   7,218   4,140   17,811  

 

前年比

59.4   63.4   76.0   64.3  

ミツビシ

台数

3,647   2,779   8,500   14,926  

 

前年比

38.2   95.7   77.9   63.9  

スバル

台数

6,315   1,259   3,604   11,178  

 

前年比

45.0   68.8   58.4   54.8  

ダイハツ

台数

0   295   43,221   43,516  

 

前年比

0.0   31.4   67.3   66.7  

スズキ

台数

333   8,179   35,599   44,111  

 

前年比

52.2   118.4   60.9   66.9  

合計

台数

92,160   130,315   119,788   342,263  

 

前年比

51.7   64.5   67.5   61.4  

こうしてみると普通車(3ナンバー車)が例年の半分程度と一番落ち込みが激しい。軽は70%弱と一番影響が少ないようだが、それでも3割以上の減少となった。

旧知の国産車ディーラーで聞いた話では、2月は順調に売れて、3月の第一週も予定より良いくらいで、これから月末に向けて最後の追い込みを掛ければ、例年の 経験から年度の目標達成は間違いない、と思っていた矢先の大震災! 最大の山場の筈の春分の日3連休も全てパァとなり、結局は年度目標の80%で終わったそうだ。そして、4月に入っても需要は回復せず、というよりも工場が被災して部品も集まらず、生産も大幅減少しているから、売るものが無い。なんとか在庫車を売るくらいだそうで、これはもう努力で何とかなる範囲を完全に逸脱しているとのこと。リーマンショック以来、やっと回復してきたのに、今年のボーナスは既に諦めたという状況だった。

次回は輸入車についても調べてみることにする。
 


 
2011/4/16(Sat)  AUDI Q3


AUDIの新型SUV、Q3が発表された。名称から判るようにCセグメントのSUVで、これでアウディはCセグ(Q3)、Dセグ(Q5)、Eセグ(Q7)というラインナップが揃ったことになる。ライバルのBMWはいち早くCセグのX1を発売し、Dセグ(X3)もFMCしたばかりで、アウディとは真っ向から勝負というところだ。

そのQ3の概要は
エンジンはガソリンの2.0TFSIが170psと211psの2種類でどちらも4気筒直噴ターボ方式を採用している。
211ps版は 0→100km/hが6.9秒で最高速度は230kmという性能を持っている。

ディーゼルの2.0TDIも直噴ターボで、140psと177psの2種類があるが、当初は177psのみが発売される。 140ps版はFWDで燃費は5.2L/100km(19.2km/L)、これは少し遅れて発売される。 また、211hpのTFSIと177psのTDIはクワトロドライブと7速Sトロニックが組み合わされる。
日本国内での発売時期や価格は未定のようだが、アウディやBMWのドイツプレミアムカーブランドの勢いの良さに比べて、国産メーカーは何故か元気が無い。それに加えて、3月11日の大震災で大勢の犠牲者をだして、更には福島第一原発は未だに収束の目処すら立たない。全く、日本の産業はどうなってしまうのか?自動車産業までメルトダウンしてしまうのだろうか?   


 



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