B_Otaku のクルマ日記

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2010年12月16〜31日 ⇒ 12月1〜15日

 
2010/12/31(Fri) 今年もあと一日


早いものでリーマンショックに始まる大不況と、その結果として特に自動車関連企業による派遣社員の雇い止め、寮を追い出されて住む家が無いという大変な社会問題となった’08年末から、もう2年経ってしまった。 クルマの売り上げはといえば、エコカー補助金が9月で終了したことから、10〜11月は前年同月比で大きく落ち込んだ。要するに巷で噂されていたとおりで、補助金で何とか需要を保っていたわけだ。

そんな中で、来年のクルマの話題は、年頭に発売のレクサスCT200hだろう。今年も注目車の多くがHVやEVだったが、これはもう、時代の流れが変わっているのだから止めようがない。そして、CT200h発売によって注目されることで、国内展開以来の不振が続いているレクサスブランドが、上昇機運に乗れるかどうか、 等、等・・・・興味は尽きなさそうだ。

まあ、ネタが尽きたら、このサイトも終了となってしまうが。

と、いうことで、来年もよろしくお願いいたします。



 


 
2010/12/30(Thu) ニューヴィッツ 2


引き続きニューヴィッツを紹介する。

今回はインテリアから



先代とは全くイメージの異なるダッシュボード。センターメーターが廃止されて、真っ当なメータークラスターとなったのは歓迎したい。中級グレードのU以上は回転計も装備される。




 

スポーツモデルのRS(写真左上と下)は欧州調のファブリック表皮のスポーツシートが装着されている。



下の写真のように、RS(左側)はホイールの大径化(16インチ、他のグレードは15インチ)と共に後輪にもディスクブレーキが装着される。写真右側の15インチホイールでは、左側のディスクブレーキに干渉して装着できない事に注意。



このRSというモデルにはMTも用意されている。 クルマ好きとしてはRS MTの走りが気になるところだ。まあ、見かけだけで中味はコンパクトカー丸出し、という事も充分に考えられるが・・・・。  


 


 
2010/12/29(Wed) ニュー ヴィッツ


兄弟車のラクティスから約1ヶ月遅れで発売されたヴィッツを紹介する。

先ずはフロントビューから



写真上がベーシックな1.0F(119.5万円)、下は最上位の1.5RS(179万円)でフロントグリルとバンパーのデザインが異なる。RSは流石に格好も良い。



そしてリアビューは



RSはスポイラー、テールランプ、バンパー、排気管などがよりスポーティーとなっている。勿論RSはアルミホイールが標準だし、リアもディスクブレーキとなる。



次回はインテリアを紹介する。  
 


 
2010/12/28(Tue) ニッサンのフラッグシップとモドキは??


先日紹介したレクサスIS Fスポーツは、言ってみればIS−Fモドキ。そして本家は御存知MモドキのBMW Mスポーツで、この成功によりAMGモドキのAMGスポーツパッケージやアウディのSモドキのSラインなど、続々と他社が追従したのは、それだけ商売になるからだろう。

そこで、ニッサンのモドキは?
少し前までのニッサンはスカイラインにGT−Rモドキのモデルが必ずあり、BMWより前からモドキの商売をしていたのだが、今はどうだろうか?ニッサンのフラッグシップスポーツは誰が何と言おうとGT−Rだが、それではGT−Rモドキはというと・・・・無い!要するにGT−Rは単独の車種かだらベースのクルマが無い。 従ってもモドキも出来ない、というジレンマがある。

  

  

ニッサンは性能的にはポルシェ911ターボのライバルを作ってしまったために、BMW M3のライバルがなくなってしまった。という事は、レクサスIS−Fのライバルも無い訳だ。結局、プレミアムブランドの中で唯一インフィニティはフラッグシップのスポーツモデルを持たないという、情けない事になってしまった。
ここで、上の写真でGT−Rとスカイラインクーペを見比べて見ると、違うとは言っても全体のラインは似ている。そこで、ラジエリルとフロントフェンダーを少し直してみたら、GT−Rモドキは出来ないだろうか。名前はスカイラインGT Rスポーツなんてところで、どうでしょうかね?  
 


 
2010/12/26(Sun) 中国のクラス別販売ベスト5 (2)


前回に引き続き2回目をお送りする。

2.サブコンパクト(Bセグメント)

   

 サブコンパクト(Bセグメント)

2010/10
販売台数
2010/1-10
販売台数
  1

Honda City

11,142   105,520  
  2

Xiali Xiali

13,5566   104,618  
  3

Volkswagen Polo

10,695   95,264  
  4

Nissan Livena

8,434   90,737  
  5

Changan Yuexiang

8,8877   86,924  
    セグメント合計 188,006   1,684,519  


 

1位のホンダシティは日本で言えばフィットアリアで要するにフィットの4ドア版。中国では広州本田で製造されていて、中国名は”広汽 锋范”。エンジンは1.5Lと1.8Lで価格帯は9.68〜14.98万元 (122.0〜188.7万円)。
2位の夏利(Xiali)は第一汽車(天津一汽)で製造されている旧型のダイハツシャレード(G100)ベースのセダンで、エンジンは1.0Lと1.3L、価格帯は4.49〜5.19万元 (56.6〜65.4万円)とシティに比べれば圧倒的に安い。

 

3位のフォルクスワーゲンポロは、言うまでも無くポロその物で、既に現行の新型になっている。製造は上海大衆で中国名 は波羅。エンジンは1.4と1.6で流石にターボは作っていないらしい。価格帯は8.58〜12.39万元 (108.1〜156.1万円)でホンダシティより少し安い。
4位のニッサンリベナはノートベースの中国専用車で、製造は東風ニッサンで中国名は骊威。エンジンは 1.6Lと1.8Lで、価格帯は8.58〜12.98万元(108.1〜163.5万円)。

そして5位の長安 悦翔は提携先のマツダの技術によるもので、ベースは旧型ファミリアのようだ。エンジンは1.5Lで価格は5.39〜7.29万元 (67.9〜91.9万円)と日系ブランドに対して約半額というのが売れる原因だが、クルマとしての内容はハテ?




次回はCセグメント以上について調べてみる。
<つづく>
 


 
2010/12/25(Sat) 中国のクラス別販売ベスト5 (1)


中国の自動車販売状況の後編として、同じく今年1月から10月までのセグメント別のベスト5について調べてみる。オリジナルデーターはAutomotive Newsによる。

1.ミニカー(Aセグメント)
このセグメントの主なユーザーは若い独身者だそうで、低価格のこともあり中国の独自開発ブランドが多い。
 
   

 ミニカー(Aセグメント)

2010/10
販売台数
2010/1-10
販売台数
  1

Chery QQ

13,929   131,681  
  2

BYD F0

13,981   119,763  
  3

Chevrolet Spark

8,016   63,265  
  4

Suzuki WagonR+/Beidouxiing

5,247   57,757  
  5

Eagle Panda/GX2

2,816   33,177  
    セグメント合計 63,457   537,749  




1位のチェリーは民営最大手の奇瑞汽車のブランド名で、QQを含めて全てが外国企業との提携無しに自主開発されている。0.8および1.0Lで価格は3.02〜5.08万元 (38.1〜64.0万円)と価格の安さが人気で、いってみれば安かろう悪かろうということか。



2位のBYDオート(比亚迪汽車)も中国の民営大手で自主開発車を発売している。F0は1.0Lで3.69〜5.39万元 (46.5〜67.9万円)。

   

3位のChevrolet Spark(斯帕可)は上汽通用五菱にて現地生産されているクルマで エンジンは1.0L、価格は7.78〜8.88万元(98.0〜111.9万円)と中国自主開発車に比べれば高価だ。

4位のスズキワゴンR(北斗星)は写真の通りで、日本では2年前に販売終了した旧型だ。 エンジンは1.0および1.4Lと日本の軽よりも大きい。価格は3.74〜5.56万元(47.1〜70.1万円)と中国自主開発車並に安い。

5位の吉利汽車(Geele)はボルボを買収した事で一躍有名になった中国民営系の大手。パンダといって もフィアットとは関係ない。まあ、中国車にパンダという名称があっても当たり前でもある。
中国名は”熊猫”。エンジンは1.0、1.3および1.5Lで価格は3.38〜6.28万元(42.6〜79.1万円) 。
 


次回はBセグメントについて調べてみる。
<つづく>
 


 
2010/12/24(Fri) GT3vsLAMBO  


パリ市内の公道で、ポルシェ911GT3とランボルギーニガヤルドの軽量バージョン、スーパーレジェーラがバトルを行うという動画が 話題だそうだ。



しかし、これって合成?
 


 
2010/12/23(Thu) BMW325iは3リッター?


最近のドイツ車は車名から排気量が推定できなくなっている。何を言いたいかといえば、例えばメルセデスE250といえば、誰でも考えるのは2.5L エンジン塔載と思うだろうが、実は直4 1.8Lターボだし、BMW-535iは3.5Lではなく3Lターボ、などターボの過給により本来の排気量よりパワー・トルクともに勝るから、性能から逆算した自然吸気(NA)エンジンの排気量で表示している例が多くなった。

そして高級ファミリーカーの定番であるBMW325iはといえば、これは長年、直6NA2.5L塔載と決まっていたのだが、2011モデルからは3Lをデチューンして2.5Lクラスということで、325iとはいえ3Lとなった。



BMWの場合はエクステリアにはそれ程大きな変更がなくても、中味は大いに変わっている場合が多い。今回も2.5から3.0となったことで
排気量: 2,496 ⇒ 2,996cm3
最高出力: 218/6,500 ⇒ 218ps/6,100rpm
最大トルク: 25.5/2,750ー4,250 ⇒ 27.5kg・m/2,400−4,200rpm
と、変わっている。



それにしても、パワーは同じとはいえトルクからみれば、これで325iというのは過少表示で、328iと呼ぶのが本当だろう。
 


 
2010/12/22(Wed) 電気自動車の暖房


ガソリン自動車(勿論ディーゼル車も)の暖房というのは、元々捨てている冷却水の熱の一部を使っているから、事実上はロハ。しかし、効率の良い電気自動車はモーターの発熱なんてガソリン車に比べれば無きに等しいから、暖房には使えない。となると、只でさえ足りないバッテリーの電力を走行とは関係の無い暖房用にも回さなければならない筈だ。 実際にi−MiVEやリーフの航続距離は暖房を使うとたちどころに短くなるそうだ。

実は今から半世紀程前に、父親が当時出たてのパブリカを買ったのだが、空冷2気筒エンジンは冬場になると暖房が殆ど効かなかった。 水冷のように暖まった水(というか沸騰寸前のお湯)を室内に回して熱交換するということが出来ずに、エンジンを冷却した空気 を車内に取り入れていたのだが、冬場は暖かくなるのに30分以上も走らなければならなかった。

  



ここで自宅の暖房を考えてみると、最もランニングコストが低くて暖かいのは灯油ファンヒーターということになる。灯油以外ではガスもイケるとうことだが、使った経験がないので判らない。 それに対して電気の暖房といえば、先ずはエアコンのヒートポンプが思い浮かぶが、これが大して暖かく無い割りには電気代が掛かる。特に外気が下がってくるとお手上げで、殆ど効かなくなってしまう。そして、最悪なのが電気ヒーターで、1kwも電力を喰うくせに殆ど効かない。

そこで考えるのが、EV用の暖房に小型の灯油ファンヒーターを組み込むというのは如何だろうか?折角のゼロエミッションを灯油の燃焼で汚すのは、とか考えるかもしれない 。それに、別に灯油を給油するのが面倒とかいう問題もあるが、家庭用のファンヒーターをみれば5リッターも入れれば10畳程度の部屋で1日中焚いても充分に持つくらいだから、狭いクルマ用なんてもっと容量が小さくて良いだろう。 実は空冷時代のパブリカも、ある時点からオプションでガソリン燃焼式のヒーターが装着できた覚えがある。元々ガソリンタンクがあるから、暖房用の燃料を供給することが無く、実現は簡単だったのだろうが、揮発性の高いガソリンを燃やすというのはちょっと恐ろしいものもある。その点では灯油なら家庭用で充分な実績がある。

まあ、そんなことはメーカーサイドでは既に検討済だろうが・・・・。
 


 
2010/12/20(Mon) GTRが欧州GT選手権で活躍


GT-Rは2010年FIA-GT選手権のGT1にエントリーして活躍している。GT1の出場車種は他にマセラティ MC12、アストンマーチン DBR9、シボレーコルベット C6R、ランボルギーニ ムルシエラゴ R-GT、フォードGTという超一流の陣容だ。そんなクルマに混じってGT-Rは見事に戦っている。
ほれ見ろ!日本の外車オタクが「GT-Rなんか」と馬鹿にしているが、MC12やムルシエラゴと同格だったんだ。欧州ではちゃあんと評価されているんだ・・・・という、声が聞こえてくる。なるほどねぇ。
でも、ちょいと、待てよ。FIAのGT1って・・・・。

そこで、このシリーズに参戦しているニッサンGT−R GT1を調べてみたら

  

エンジンはV8 5.6LのVK56DEで600ps、656Nm。
ミッションはニッサンのGR6からリカルドの6速に変更され、トリプルプレート・カーボンクラッチを経てリアホイールのみを駆動する。要するに オリジナルの4WDではなくRWD。
ブレーキは6ピストンキャリパー(レース用の削り出し)とカーボンセラミックディスクで、 ボディーはカーボンファイバー製で、ウィンドウはポリカーボネート(ガラスから透明樹脂に変更)を使用するなどして、市販車の 1,720kgから1,350kgへと大幅な軽量化がなされている。 ということは、パワーウェイトレシオでは2.25kg/ps!

そして実を言うと、FIAの規定では優勝マシーンは次回のレースではハンディとしてウェイトを課せられる、所謂イコールコンディションなので、フロントエンジンのGT-RがミッドシップエンジンのMC12などと対等に戦えるという裏もある。

これって、言ってみれば化け物レーシングカーに市販車風のカーボンファイバーボディを被せた日本のスーパーGT500マシーンを元に、FIA規定に合わせたのがGT−R GT1と いうことじゃあないか?
ところで、このGT-R GT1は、この手のレーシングカーには珍しく、エンジンや足回りの写真が公開されている。オーストリアのThe Mortor Report TMRというサイ トで見られるので、興味のある方は  ⇒こちらをからリンクを貼っておくので参照願おう。
 
まあ、GT-Rが欧州ではマセラティ MC12やフォードGT、ランボルギー ニムルシッラゴと同等を思っていれば幸せな事には違いない。自分の愛車であるGT-Rに誇りを持つのは良い事だ。 えっ?GT-Rのオーナーにはそんなアホは居ないって?確かに、そうだ。GT-Rが世界一と信じているのは、実際には脳内オーナー だけだろうから。


 
2010/12/19(Sun) New セレナ


ニッサンの小型ミニバンで言ってみれば売れ筋のセレナがFMCされた。
写真は最上級グレードのハイウェイスターのために高級感があるが、廉価グレードだと雰囲気が変わる可能性はあることに注意願いたい。



スタイルはニッサン得意のエルグランド風ミニバン顔で、小型とは思えない中々の迫力だ。



室内はシートアレンジが多才なのが売りで、この面ではライバルのノアよりも進んでいる。



大きな特徴はメータークラウターがダッシュボードの上部にあることで、ステアリングの上のメーターを見ることになる。



エンジンは先代からキャリーオーバーした4気筒2リッター。



詳細は近日中に簡易試乗記にて公開予定。


 
2010/12/18(Sat) BMW 1シリーズクーペ 2012  


2011年春に発売(2012モデル)の1シリーズクーペが発表された。
バリエーションは3リッターバルブトロニック、アルミ/マグネシュウムブロックの230ps、27.6kgmの128iと、3リッターシングル(ツインスクロール)ターボで300ps、41.4kgmの135iの2種類がある。
128iは0〜60mphを6MTで6.1秒、6ATでは6.7秒という加速性能を持っている。同じく135iは7速DCTで5.0秒、6MTでは5.1秒の性能を持つ。こうしてみると、先日発表された1シリーズMクーペとの違いが気になるが、あちらは同じ3リッターでもツインターボで335ps、45.9kgmだから一枚上手だが、数値的には10%程度アップしているだけだ。 例えば335iとM3ならば306psと420psという大いなる違いがあるのだが、本当に1シリーズMクーペというMモデルが335ps程度の違いなのだろうか??

ところで128i(230ps、27.6kgm)のエンジンは日本仕様では325i(218ps、27.5kgm)と528i(258ps、31.6kgm )の中間となっている。また535i(835万円)と528i(715万円)のの価格差は120万円で、その殆どがエンジン分だとすれば、135i(6MT:559万円)より120万円安 い439万円で128iを販売できる事になる。 念のために325i(3L:547万円)と335i(696万円)の差をみると149万円で、これと同じ価格差なら128iが414万円でも売れそうだ。ただし、これは6MTでファブリックシートとなるが、走り屋ならそれで充分だ。もしも、128iが414万円で発売されたら、これこそ庶民のクルマ好きが無理しても手にしたいクルマとなるし、ランエボやインプSTIのユーザーが乗り換えてくるかもしれない。
いや、まてよ。そんな事をしたら、120iクーペの385万円は如何なる?と、いうよりも、今回の情報によると、欧州では120iクーペというのは設定されなていようだが。
 


 
2010/12/17(Fri) ハイブリッドの機構


今や一つのトレンドとなったハイブリッド車だが、その方式も色々ある。そこで、代表的な方式について調べてみた。

本格的なHVであるプリウスとSAI(レクサスHS)についてはリダクション機構つきのHVシステムであるTHSⅡが使用されている。 といってもイメージが湧かないだろうから、システム図とコンポーンポーネントの写真を下に作ってみた。



発電機とモーターを別に持ち、モーターにはリダクション機構を組み合わせるなどメカ的にも結構凝っている。このタイプはトヨタの独壇場だ。
 


 
2010/12/16(Thu) 中国の自動車販売状況


中国の今年1月から10月までの企業集団別自動車販売台数が発表されたので、それを以下にまとめてみた。なお、オリジナルデーターはAutomotive Newsによる。
 
   

海外企業グループ

2010/1-10
販売台数
マーケット
シェア(%)
  1

フォルクスワーゲン

1,601,141   11  
  2

GM

909,464   7  
  3

ヒュンダイ

882,511   6  
  4

トヨタ

681,453   5  
  5

ルノー・ニッサン

633,993   5  
  6

ホンダ

532,055   4  
  7

PSA

295,019   2  
  8

フォード

286,878   2  
  9

スズキ

231,424   2  
  10

マツダ

191,955   1  
    合計 6,245,893   45  

先ずは海外企業グループ別の結果だ。
フォルクスワーゲンが強いのは一番早くから中国に進出していたから当然ではある。ヒュンダイは起亜を吸収したことで約2倍となっているから上位に進出しているし、地理的にも近いという有利さもある。
下表の中国企業の順位については、海外企業との合弁でのノックダウンもカウントされているために、上表と重複している部分がある。
 
   

中国国内企業集団

2010/1-10
販売台数
マーケット
シェア(%)
  1

SAIC

上海汽車 2,858,560   20  
  2

DFM

東風汽車 1,919,108   14  
  3

Changan

長安汽車 1,829,568   13  
  4

FAW

第一汽車 1,719,680   12  
  5

BAIC

北京汽車 1,123,229   8  
  6

Guangzhou

広州汽車 597,947   4  
  7

Chery

奇瑞汽車 539,378   4  
  8

BYD

比亜迪汽車 426,792   3  
  9

Brilliance

華晨汽車 422,855   3  
  10

JAC

江淮汽車 332,225   2  
    合計   11,769,342   83  

そして結果を見ると、中国ではNo1集団の第一汽車が意外と振るわないし、上海汽車の躍進が凄い。上海汽車はVWと合弁の上汽大衆とGMとの合弁である上汽通用を傘下に持つのが他集団を圧倒している理由だろう。
東風汽車はニッサンおよびホンダとの合弁企業を持つなど、強力な海外企業と結びついた集団が強いことになる。7位以下は中国オリジナルブランドの企業で、これらも地道に売り上げているようだ。
上記の表から逆算すると本年10月までの累積販売台数は約1,400万台となるから、月平均で140万台!これはもう、米国を完全に追い越して、世界最大の巨大市場であることは間違いない。

なお、中国の自動車企業集団については、2010年5月〜6月の日記で取り上げているので、そちらを参照願うか、左上のINDEXからメーカー別をクリックして「Other (Asia)」のタブをクリックすることでも参照が出来る。
 



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