B_Otaku のクルマ日記

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2008年9月
2008/9/30(Tue) エクストレイル ディーゼル 後編


前編に続いて今回はインテリアを見てみよう。



基本的にはガソリンの最上級モデルと同等となっている。写真を見て判るようにディーゼルは今のところMTのみの設定となる。





メーター類も基本的には同一だが、当然ながらディーゼルの場合は回転数が低域側によっているし、レッドゾーンも4500rpmとガソリン車ならばこれからトルクが出始める辺りで、既に打ち止めとなってしまう。





ディーゼル版の特徴としてはシート表皮が欧州車のように織り目の粗いファブリックを使用していることで、ガソリンの上級車が使用するコンビシート(ニッサン車定番の安っぽいフェイクレザーをサイドに使用している)よりも余程好ましい。

さて、このクルマを一体どのように評価するべきだろうか?価格はガソリンの最上級グレードより50万円も高い300万円!しかも、MTのみでATはなし。一体誰が買うんだと突っ込みたくなるが、ニッサンだって早くATを出したいのはヤマヤマだろう。なにしろ3.7L並みの大トルクを伝えなければならないから、既存のATでは対応できないし、新型を開発するとなると膨大な開発費と期間も必要だし。それでも、多分ATの開発はやっていると思う。まさか、MTのみで終わる心算じゃないでしょうねぇ!?

--完--
 

2008/9/28(Sun) エクストレイル ディーゼル 前編


長く途絶えていた国産ディーゼル乗用車として、久々に登場したのがエクストレイル ディーゼル 20GT。 なぜディーゼルのグレード名がGTなのかと不思議に思うが、とにかくニッサンに言わせると 日本の排気ガス規制をクリアしたのは世界初だそうだ。価格は2,999,850円と、限りなく300万円に近い。
それでは、従来のガソリンエンジン搭載車と比べてみることにする。



先ずはフロントから。両車の違いはラジエターグリルのデザインが全く異なること、くらいだろうか。



後ろから見た明らかな違いは、ディーゼル版のGTは専用のエンブレムが付いているのと、ガラスに”CLEAN DIESEL”シールが貼ってある、という程度だ。





最大の違いは、当然ならがボンネットを開けたときの眺めとなる。新型ディーゼルの主要緒元をガソリン車と比べて見ると
 
    X-TRAIL X-TRAIL X-TRAIL
      20GT(ディーゼル) 25X 20S
寸法重量乗車定員 
全長(m)   4.630 4.590
全幅(m)   1.785
全高(m)   1.685
ホイールベース(m)   2.630
最小回転半径(m)   5.30
車両重量(kg)   1,660 1,530 1,430
乗車定員(   5 5 5
エンジン・トランスミッション
エンジン種類   4 DOHC ターボ 4 DOHC 4 DOHC
エンジン型式   M9R QR25DE MR20DE
総排気量(cm3)   1,995 2,488 1,997
燃料/燃料消費率(km/L) 軽油/15.2 ガソリン/11.6 ガソリン/14.0
最高出力(ps/rpm)   173/3,750 170/6,000 137/5,200
最大トルク(kg・m/rpm) 36.7/2,000 23.5/4,400 20.4/4,400
トランスミッション   6MT CVT CVT
駆動方式   4WD 4WD FF
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ストラット ストラット ストラット
  マルチリンク マルチリンク マルチリンク
タイヤ寸法 215/60R17 215/60R17 215/65R16
  215/60R17 215/60R17 215/65R16
価格 
  車両価格   2,999,850 2,531,000 1,995,000

同じ2Lの排気量でも新型のディーゼルは最高出力では2.5L並で、最大トルクに至ってはガソリンの3.7L級に匹敵する程だから、多少の重量増加分は帳消しの上で、相当なトルク感を披露してくれる筈だ。 ニッサンがGTというグレード名を付けた理由は、この大パワーと超大トルクにあるのだろう。
次回はインテリアについて比べてみる。

--続く--
 

2008/9/21(Sunn クルマの価格は上がっている


米国のサブプライム問題に端を発して、世界中がインフレへの加速を増してしまい、最近は目に見えての物価上昇が誰の目にも明らかだ。ところで、最近のクルマの価格はどう推移しているのだろう。
ということで、2000年から4年毎のクルマの価格を調べてみたのが下の表だ。
 
  価格は税込み(\) 200012 2004年9月 2008年9月  
3シリーズ4気筒 3,864,000     BMW318i(E46、1.9L)
    4,021,500   BMW318i(E46、2.0L)
      4,110,000 BMW320i(E90、2.0L)
3シリーズ6気筒 4,389,000     BMW320i(E46、2.2L)
    4,578,000 4,840,000 BMW323i(E90)
5シリーズ2.5L 5,565,000 5,985,000   BMW525i(E39)
      6,370,000 BMW525i(E60)
クラウン2.5L 3,255,000     2.5ロイヤルエクストラ(S170)
    3,371,000   2.5ロイヤルエクストラ(S180)
      3,680,000 2.5ロイヤルサルーン(S200)
クラウン3.0L 3,969,000     3.0ロイヤルサルーン(S170)
    4,347,000   3.0ロイヤルサルーン(S180)
      4,580,000 3.0ロイヤルサルーン(S200)
フーガ3.5L   4,200,000 4,515,000 350GT

こうして比べると、着実に値段は上がっていたのが判る。特に欧州車の場合、2000年当時はユーロが流通されてから間がなく、レートだって120円代だったと記憶している。それが2004年には135円を上回り、2008年の現在では160〜165円付近という極めて高い水準を維持している。
そんなわけだから、2000年当時の価格には充分なマージンがあったことと、当時の5シリーズ(E39)などは地味なスタイルから人気がなく、また2001年モデルからエンジンが新型となることなどで、売れ残りの2000年モデルならば新車の525iが乗り出しで500万円程度で買えた時期もあった。
そして今、特に欧州車の価格は大幅に上昇している。なにしろ1ユーロが160円を超えているのだから、輸入元としては値上げをしても以前に比べてマージンが少ないから、販売の現場でも値引き幅が少なく、だから売れないという悪循環となっている。8年前に525iを買ったユーザーは、そろそろ乗り換え時期とばかりに見積もりをとってみたら、アット驚く総額が700万円に迫るのを見れば、今度は国産にしようか、ということになる。そして、向かう先はフーガ350が定番とか。確かにフーガは先代5シリーズ(E39)を目標として開発されたから、E39オーナーからすれば受け入れ易いことは確かだ。
ところで、上の一覧表をみた一部の輩は、国産車の一部は途中からナビが標準となっているので、オプションだった頃の価格と比較するなんてインチキだと、誹謗中傷のネタを見つけて大喜びをしているかもしれないが、ナビがあっても値上げには変わりないし、ナビのレスオプションがないのだから、ユーザーは上がった価格で買うしかない。しかもクラウン/フーガクラスのナビはオプション価格だと40万円近い設定だったが、15万円も出せば超高性能なデスクトップパソコンが買えるこの時代に、それよりチンケなIT機器に40万円は無いだろう!ということで、ナビの標準化は実は値上げに他ならない。

てな、訳で。クルマを買うなら早いうち?今後益々値上がりするかもしれないが、いや既に手遅れか。
 

2008/9/16(Tue Porsche 911 新旧比較 番外編


今回はサーキット専用モデルであるGT3カップカーの09モデルを紹介してみよう。





エンジンは420psと標準のGT3とは大きく変わらないが、究極の軽量化により車両重量はGTカップ用で1150kgだから、パワーウウェイトレシオは何と2.74kg/ps!



コクピット内は鉄板むき出しで、エアコンがないので冷却用のダクトが見える(ステアリングの左側)。ミッションは6速シーケンシャル(たぶんドッグミッション)で、走り出してしまえばフルスロットルのままでクラッチを踏まずにシフトアップが出来るそうだ。
見てのとおり、ナンバーは付けられそうもないから、移動にはトランスポーターが必要となる。
サイドウィンドウはアクリル製で、窓もスライド式で僅かに開く程度だ。
値段は約2000万円。高いか安いか?でも、国産車でもコレだけの大改造をしたレーシングカーなら、同じくらいかかってしまうのではないか?これでも不満ならばRSRがあるし、更にはRSスパイダーだって市販している。こんな会社は世界広しといえども、ポルシェ以外にない。



展示車はカレラカップ用なのでブレーキはカーボンローターではなく鋳鉄製。そのためキャリパーは赤く塗られている。写真はフロントで、装着されている6ポットキャリパーは911ターボ用と共通のようだ。

さて、3日に渡って連載した911の2009年モデル紹介。如何だったでしょうか?えっ、ポルシェなんて全く興味がない?それよりもっと現実的なサルーンでも紹介しろ?確かに。
と、いうわけで何か皆さんの興味に答えられそうなサルーンはないかと探してみたら、最近MCされて、多少外観も変わったという例のクルマがあった。試乗もしてきたのだが、さて、とんなふうに紹介しようか。
ところで、このクルマ、何だか判りますか?
お判りの方は、例によってメールにて。
車名、グレードまでお答えください。


--完--
 

2008/9/14(Sun) Porsche 911 新旧比較 その2


前回に続いて、今回はインテリアを比較してみる。



一見すると、殆ど変化は無いように見えるが、当然ながらPDK(ポルシェ・ドッペルクッブルング)と呼ばれるツインクラッチ式の2ペダルミッションに関する部分は変更されている。



先ずはセレクターが全く異なる。今回のPDK化によって、コンソール上のセレクターでもマニュアルシフトが可能となった(写真の黄色→)。押してアップ、引いてダウンというレイアウトはストリートカーでは一般的だが、レーシングカーとは逆になっている。事実、GT3カップカーはシーケンシャルミッションとはいえ、押してダウン、引いてアップとなっている。 BMWの場合は、2002年頃からレーングスタイルに変更された。



ステアリング上のシフトスイッチも従来のティプトロニックSと形状が異なっている。従来はシーソースイッチの上を押すとアップ、下を押すとダウンとなっていた。今回からは、従来と同様にシーソースイッチとしても使えるが、人差し指で手前に引くことでダウンという操作も可能となった。



集合メーター内のシフトインジケーターも変更された。ただし、従来型の方が視覚的に認識し易い(新型はLEDの数字で表示)ように思うが、まあ慣れの問題かもしれない。



インテリアで他に大きな違いはセンタークラスターのパネルで、従来のシルバーからブラックを基調とすることと、オプションだったナビが標準装備されたことだ。ナビがオプションだったというのは如何にもポルシェらしく、一千万を軽く超えるクルマでも、オーナーによってはあんなものはいらないし使わない。それよりも、ディスプレイ何ていうのはポルシェに合わん!という頑固一徹なベテランオーナーも結構いたはずだが、流石に時代の流れなのか、ある面残念でもある。

今回、新型911を見て思ったのは、流石にキープコンセプトに徹していたことだ。運転席に座った感覚は、従来モデルと全く変わらなかった。室内全体がカチッとした感覚に満ち溢れていて、これこそ911という独特なフィーリングは全く変わらないから、買い替え時期にきていたり、これから911を所有しようというユーザーが心配することは全く無い。最良のポルシェは最新のポルシェとは、全くよく言ったものだ。

さて、次回は番外編として、09モデルGT3カップカーを紹介しよう。

--続く--
 

2008/9/12(Fri) Porsche 911 新旧比較 その1


8月28日の日記で紹介したポルシェ911の09モデルの写真を撮る機会があったので、08以前のモデルと比較してみる。





先ずはエクステリアから。
チョット見ると何処が違う?と思えるくらいに、例によってキープコンセプトだが、よ〜く見ると、違っている。フロントエアインテイクの上にあるウィンカー&ポジションランプが、新型は真上に一体化されている。ただし、このデザインは言い方によってはボクスターに似てしまったことになり、911オーナーは複雑な気持ちだろう。

エンジンは直噴化されて、全くの新型となった。こうして見ても全く別物なことが判るとおもう。
さて、次回はインテリアを比較してみよう。

--続く--
 

2008/9/7(Sun) 軽のコンプリートカー


街を歩いていて、ふと目に付いた軽自動車。
ハイトワゴン系にエアロパーツを付けているのだが、何故かキマッている。
本来、個人的には軽自動車、それも背高のハイトワゴン系にエアロパーツというは、決して良く思っていなかったのだが、これは見るからにイケてい た。



傍へ行って良く見たら、”無限”のエンブレム。そこで、無限のHPを調べてみたら、間違いなくライフ用のパーツを付けたものだった。今は生産されていないので、この状態でコンプリートカーとて発売されていたのか、それともオプションとして選択したパーツのみを付けたのかは判らない。 それに、足回りなどがオリジナルとどう違うのかも判らない。



最近は新型にモデルチェンジの度にワイド化が行われ、その為に折角性能が上がっても結局コーナーの通過速度は逆に落ちたりする例が多い。日本の普通の公道のコーナーは、全幅が1800mm級を超えたらば安全確保が先で、とてもじゃあないがコーナーを攻めて楽しむなんていう代物ではない。
そこで、極端な話、軽自動車の高性能なモデルはドンナものだろうか?なんて興味もある ので、最近は街を歩いていても軽自動車に目が行くようになった。まあ、軽とは言わずとも、5ナンバー枠を余裕でクリアするくらいの幅をもつ、高性能車は無いのだろうか?そんな意味では、マーチ12SRに期待したのだが、残念ながら期待外れだった。ティーダ18GのMTも、これまた違ったし。こうなると、今最も興味があるのは、VWポロ GTIなのだが、試乗車どころか展示車すら殆ど無い状態のようだ。しょうがないからポロの1.6にでも乗ってみようか、とも思っている。
 

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