今話題のフィアット500を見てきた。


外観的には、最近の国産軽自動車だって、この程度のデザインはあるぞ、というモノでフィアット500という名前を別にすれば、どうってことは無いように感じた。

それで安っぽいドアを開けると、確かにイタリアンセンスには違いないが、これとて、国産コンパクトカーや軽と比べて、特に勝っている訳でも無い。フィアット500のミッションはアルファでもお馴染みだったセレスピードというセミオートが搭載されている。これも国産のCVTなどと比べたら月とスッポンくらいに出来が悪いのは、1年ほど前のプジョー1007で痛感した。ところで、あの時の1007は、その後高速道路で突然ニュートラルに入るというトラブルがあり、オーナーは恐ろしくなって叩き売ったそうだ。
そんな訳で、見るからにチャチいセレスピードのセレクターや、クルマ全体の出来を見ただけで、とても試乗する気にはなれなかった。オマケに、このディーラーの営業マンも大はずれで、まあ、この件はフィアット500に責任はないが・・・・・。
それでも、フィアット500という名前と、この雰囲気が大好きで、1.2ℓのこのクルマに225万円を出そうという人がいても不思議ではない。クルマというのは、そういうものだから。むしろ、これが好きなら、早いところ買っておいたほうが良いかもしれない。そのうちに輸入が途絶えることだって十分に有り得るから。
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