B_Otaku のクルマ日記

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2008年2月
2008/2/24(Sun) クラウンのモデルチェンジ


日本を代表する高級サルーンであるクラウンがフルモデルチェンジされた。



先ずは外観から。う〜ん、何処がモデルチェンジなんだと言いたいくらいのキープコンセプト。もっとも、ポルシェだって外観上は変わらないのに、外板のプレスを殆ど変えていたりするから、そういう意味ではクラウンは伝統の定番モデルであるともいえる。



展示車は布シートだったが、シート表皮はこれぞクラウンという雰囲気だ。



そして、ダッシュボードの眺めも、一目でクラウンと判る雰囲気に満ち溢れている。

日本人が創った、日本人の為の、日本で乗るクルマこそ、クラウンでもある。

クラウンは折を見て試乗しようと思うが、試乗記は本編で扱うべきが、簡易試乗記で簡単に流すか?さて、皆さんはどちらを希望されますか?
是非とも、ご意見をメールにて。
 

2008/2/23(Sat) 中型自動車免許


昨年の6月から新たに中型自動車免許制度が施行された。車両総重量5トン以上、11トン未満。最大積載量3トン以上、6.5トン未満の トラックを運転するには、中型免許が必要となる。
ただし、それ以前に普通免許を取得したドライバーに対しては、既得権により、従来の普通免許で運転できた車両は、そのまま運転が出きる。
具体的にいえば、従来は最大積載量5トン未満、車両総重量8トン未満ならば、普通免許で運転できた。通称”4トン車”と呼ばれている車両で、現在の物流の主役ともなっている。



上の写真が典型的な”4トン車”。えっ?普通免許でこれが運転できるの?と、驚くドライバーも多いけれど、平成19年6月以前に普通免許を取得していれば、合法的に運転できる。実際にはATの4トン車は無いに等しいから、AT免許では事実上は乗れないが、それにしても、MT免許を取得していれば、近所のオバちゃんも美人のネエちゃんも、セレブの奥様も、法律上はみ〜んな運転できる。

中型免許が新設された大きな理由は、事故が多いから。そりゃそうだ、精々クラウンあたりで練習して取得できる免許で、上の写真のトラックが運転できてしまうのだから。
ところで、中型免許制度施行以前の普通免許取得者は免許書き換えとともに、中型限定免許となり、条件欄に8トン限定と記載されるようだ。
そう、あなたの免許も、普通免許だと思っていたら、いつの間にやら中型限定免許となっている訳だ。



それでは、従来からの大型トラックというは、どんなモノかといえば、上の写真をご覧あれ。4トン車も乗用車からみれば恐ろしくデカイが、大型は更にデカイ。総重量は25トン未満なので、最大積載量は15トン程度となるが、写真のクルマは後輪が小さいので総重量は20トン級(低床)だろう。
ここで、気が付くのは、中型だの大型だのというのは、大きさが中や大なのではなく、重さが重いクルマだということだ。これは軽自動車が軽い車ではなく、小さい車であることと似ている。本当は大型車→重量車、軽自動車→小自動車ということになる。
   

2008/2/17(Sun) VIPカー


と、いっても、ポンコツの大型セダンにシャコタン、フルスモークという、あの手でなくて、本物のVIP、すなわち政府の要人とか財界のトップ、例えば国務大臣や 政権政党の三役、大企業のトップなどが乗るクルマの事だ。
こういうVIPたちは普通は立場上から輸入車に乗る事はない。と、なると国産の最高級、いや最高価格車が相応しいわけで、調べてみれば 、レクサス600hL 後席セパレートシートパッケージ 4WDが1510万円と一番高そうだ。



しかし、ニュースで見る大臣達がレクサス600hLで乗りつける姿は見たことがない。考えてみれば、このスタイルには全く威厳がなく、後席の天井も低いなど、真のVIPには相応しくないのも事実だ。それに、防弾ガラス仕様とかも無さそうだし・・・・。



となれば、やはりこれが正解だろう。価格こそ1144.5万円と、600hLより安いが、国産唯一のV型12気筒エンジンや、基本的に数十年来変わらぬスタイル(実は一度FMCを実施しているが)は、これぞ正に政財界の要人が乗るに相応しい。
現行G50に対して、先代にあたるG40に乗ったことがあるが、国産最高級車というイメージとは全く裏腹に、乗り心地は昔のメルセデスのように硬く、シッカリした足腰による安定性重視の設定だった。考えてみればVIPがテロ行為に遭遇した際には、安全に危険を脱出するためには、フニャ足のヨレヨレでは話にならないから、多少の乗心地よりも安全性をとって、スポーツセダン顔負けのクルマに仕立てあるような気がする。

と、なると、レクサスLS600hLって、だれが乗るのだろうか?
 

2008/2/15(Fri) 年度末


3月末は多くの企業にとって年度末となる。これはカーディーラーもカーメーカー、輸入元もみな同じ。特にディーラーでは3月の販売が最後の追い込みとなる。クルマの場合、販売実績は登録をして始めてカウントされる。
普通、クルマの購入を決めて契約してから納車までの期間で、一番時間が掛かるのが車庫証明の取得のはずだ。そこで、3月末に超買い得車を狙うのなら、そろそろ自分で車庫証明を用意しておく事をすすめる。なぜかといえば、3月の最後の週になって、どうしてもあと一台を売らなければならない場合が生じたとする。まあ、理由としては、あと1台売ると来年度のマージンが上がるとか、今年度の売り上げに対してバックマージンがもらえる台数 まであと1台など・等・等・・・・。そして、最後の週になったということは、ここで一般のユーザーなら、喩え買う気になっても車庫証明に一週間かかるから、既にタイムアウトとなる。
ところが、既に車庫証明をもっていれば、後は登録するだけだから、今週中には確実にナンバーが付いて、見事に販売実績にカウントされるという訳だ。
これは、もう、持ってけ泥棒的な特別割引が期待できる。
さあ、そろそろ警察に行って車庫証明の申請をしてくる時期ですよ。
 

2008/2/10(Sun) ニッサン ティーダ


ノートに続いて兄弟車でもあるティーダがマイナーチェンジ(MC)を実施した。



上の写真のように、グリルの格子が変わったくらいで、ノートのような大々的なフェイスリフトは実施されていない。
クルマ好きとしては、今回のMCで新たにラインナップされた1.8Gの6MTというのが気になる存在だろう。オヤジ車のイメージがある、ティーダとホットハッチはイメージが合わないようだが、中国ではツーリングカーレースで活躍しているから、決してミスマッチでもなさそうだ。若い頃は峠でならしたオジサンが、昔を思い出して偶には頑張れるクルマというのも、良いかもしれない。既にNISMOからコイル、ダンパー、ストラットタワーバー、ステンレスリアマフラーなどが発売されている。


中国のツーリングカーレースで活躍するティーダは1.6ℓで160ps、車重は1015kg。
 

2008/2/7(Thu) ニッサンvsポルシェ


今、クルマ好きの話題を独占しているのが、ニッサンGT−Rの高性能ぶりで、その中でもニュルでポルシェ911ターボの記録を抜いたという事が大きく報じられている。しかし、何故ポルシェなのか?実はこれには、四十数年の歴史がある。



1963年の第1回日本グランプリで惨敗したプリンス自動車は、イメージダウンで大きく販売実績を低下させてしまった。そのリベンジを目的に1.5ℓ級のファミリーセダンであるスカイラインのフロントノーズを200mm延長して、グロリア用の直列6気筒を押し込んだスカイラインGTを100台限定で発売した。そして万全の体制で臨んだ第二回日本グランプリだったが、結果は、なんと急遽エントリーしたポルシェ904GT(写真右)に優勝をさらわれてしまった。ミッドシップの本格的なレーシングモデルである904GTに対して、ファミリーカーベースのスカイラインGTでは、本来勝負にはならないのだが、それでも904GTがプライベートチームだったこともあり、レースの本戦では結構健闘した。
このスカイラインGTこそが、その後のGT−Rのルーツとなるのは、今更言うまでもない。


写真は左がプリンス(ニッサン)R380、右がポルシェ906(カレラ6)

第二回日本グランプリで本格的なミッドシップレーシングカーである904GTに敗れた事から、プリンスも同様な構成によるレーシングモデルの開発に本腰を入れる。これがR380で、初代のモデルは1964年に完成し、翌年の1965年には国際スピード記録を更新した。しかし、その後僅かな期間でポルシェに記録を塗り替えられてしまった。
そして、1966年の第三回日本グランプリでは、万全の体制で臨んだプリンスは上位独占を果たし、ライバルのポルシェ906を退けたのだった。その後1966年秋にはプリンスとニッサンが合併したことから、以後はニッサンR380と呼ばれる。
1967年の第4回日本グランプリでは、ポルシェ勢が906で大挙出場し、見事にR380から優勝をさらって行った。それにしても、当時2ℓ級では世界最高のカレラ6と十分に渡り合える、当時世界レベルに達していたR380は、プリンスの目論見ではルマンに出場してポルシェと対決し、クラス優勝を狙うつもりだったそうだ。ところが、合併した日産の役員は、「クラス優勝なんか狙って如何するつもりだ。総合優勝を狙えないクルマなんて意味がない」と、却下したとか。なんという、見識の無さかと呆れてしまうし、そんな経営陣で大丈夫だったのかという疑問も湧くが、あっ、なるほど、今のトヨタとニッサンの状況を見れば、確かに半世紀近く前の経営陣の能力差が今になって結果となったのかもしれない。
1965年にR380が出した国際記録を、あっさり破ったポルシェ906。何やらニュルでGT−Rが7分38秒という新記録を達成した直ぐ後に、ポルシェはGT2で7分32秒を叩き出したのと、状況は全く同じだ。そういう意味ではGT−R はポルシェがあってこその存在であるのも、また事実。年末には話題のVspが発売されるから、恐らくGT2の記録を抜くだろう。その時ポルシェは、如何出るのだろうか?そういえば、現行のGT2はストリートバージョンだから、さらに軽量化したRSモデルでも出したくるのだろう か?当然ながら、ストリートモデルでないとGT−Rをカテゴリーを同一に出来ないから、まあ、カリカリのルマン級のモデルに内装をくっつけて、ナンバーが付くようなモデルでも出せば、またまた、大金持ちのマニア達が必死で手に入れようとするだろう 。その時には、憧れのGT3も大量に中古市場に出回ったりするのだろうか??
 

 

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