B_Otaku のクルマ日記

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2007年10月
2007/10/31 (Wed) IMPREZA STI その2


内装は以前に比べて良くはなっているが、一足先に発売されているGHと同じだから、決して高級感はない。



それでも、如何にもという穴あきペダルなどがファミリーモデルとの違いを主張している。



このクルマには4WDの配分を変えことが出来るSI−DRIVEという機構がついている。このご利益はぜひとも試乗で試してみたいものだ。



写真のシートは標準装備のスポーツシートで、座面がアルカンターラ、サイドが人工レザーという組み合わせで見かけは結構良い。一見してS−GTに比べて内装が高級に見えるのは、このシートと、更には同一素材をドアの内張りにも使ったことが原因のようだ。
ただし、このシートはサイド方向のサポートが良くない。これでは、強烈な横Gを受けたら体を支えきれないから、本格的な走りを求めるなら、オプションのレカロシートを視野にいれることが必要だ。

さて、この新型STIは、比較的大人しい外観から、オヤジが乗っても恥ずかしいという事もなさそうだし、ハッチバックの5ドアファミリーカーとして女房・子供を騙しやすいなど、上手くすればクルマ好きのお父さんとしては、憧れの高性能モデルを見事GETできる可能性がある。何しろ、加速性能だけなら、ポルシェカレラと比べても良い勝負なのだから。ただし、今のところはMTのみの設定だから、もしも偶には奥方も乗る場合は、そう簡単には購入許可はでないという難問もあるが・・・・。
 

2007/10/30 (Tue) IMPREZA STI その1


今年の6月のフルチェンジにより、新型となったインプレッサ(GH)に待望のSTI(GR)が追加された。やはりインプレッサといえば、STIのイメージが強いから、これなくしてはインプを語れないし、スバルファンにとっては待ちに待った発売といえる。



宿敵&良きライバルであるランエボに比べて、STI(GR、写真左)はベース車(GH、写真右)との違いは意外に少ない。ブリスターフェンダーによる車幅増やボンネット上のエアーインテーク、そしてフロントバンパーの形状などが違うが、クルマに興味のない人から見れば、特に判らない程度でもある。





ランエボのように派手なウィングや、ガンダムルックのフロントエンドではないから、いい年をしたオヤジが乗っても、それほどは恥ずかしくない。まあ、ハッチバックでは巨大なウィングを付けられないから、せいぜい”ひさし”程度という事実も原因ではあるが。もっとも、2ボックスのワゴンRなどで、GTウィングを付けているクルマを見るが、あれは一体何の効果があるのだろう。しかも、取り付けがいい加減なのか、グラグラと揺れていたりする。



フロントには4ポット(写真)、リアには2ポットのブレンボ製キャリパーを装着している。先代ではbremboのロゴだったが、今回からはSTIのロゴが入る。殿様商売との噂が高いブレンボではあるが、最近は少しは態度も軟化して、国産車でもカーメーカーのロゴを入れるようになった。やはり、最近国産品に強力なライバルが現れたことも原因だろうか?

- 続く -
 

2007/10/28 (Sun) GT-Rのカタログ


モーターショーの開幕にあわせて、今までベールに包まれていたGT−Rの全容が明らかになった。既にウェブではカタログの請求を受けている。
http://www2.nissan.co.jp/GT-R/CATALOG/
このサイトを見ると、16ページの簡易カタログであることを謳っている。そこで、ディーラーで聞いてみたら、今現在は、このカタログのみで、分厚い本カタログは12月の発売時点でないと、無いらしい。



それでも、とり合えず内容は判るので、興味があればウェブで請求するよりも(結構申し込みが多く発送に時間がかかるようだ)ディーラーで、もらった方が手っ取り早 いだろう。
素早く内容を知るには、専用サイトにアクセスすると、結構詳細な説明がある。
http://www.gtrnissan.com/index.ja.jp.html

さて、今度の新型GT−Rの性能は、確かにずば抜けてはいる。その昔、R32 GT−Rが発売された時、カタログの動力性能ではフェラーリすら追い越したことがあったが、その再来ともいえる。何れにしても、国産車に 世界のトップパフォーマンスカーが加わるのは、日本人としては嬉しいのは当然だ。ただし、今現在、GT−Rの最大の欠点は、安すぎた設定価格のような気がする。800万円弱という価格はサラリーマンで 、しかも強度のGT−Rファンであるユーザーが何とか買える価格という、日産としての良心を感じるが、反面として価格でしかモノを判断できない人々に対しては、1200万円位のほうが、喜ばれたかもしれない。
う〜ん、高級市場の商売って、難しいものだ。
 

2007/10/27 (Sat) 続ウィング


このネタ、好評につき、続編をかましてみます。

ウィングは恥ずかしいけど機能は欲しい。そんな場合は、必要な時に羽根が出てくるような構造ならOK。写真のクルマは120km/hで自動的にせり上がってくる。と、いうことは、この状態にするには、日本国の法律では違反を告白しているようなもの!
でも、ご安心を。スイッチでも上げることが出来るので、言い訳は、ちゃあんと立つ。



そういえば、勤務先の若手(入社3年目)が中古のランエボに乗っていて、半年くらい前だったか、覆面に狙い撃ちされて速度違反という臨時の税金を徴収されたそうだ。相手が一般車に偽装するなら、こちらもヤルっきゃない。普段は普通の大人しいセダンで、ボタンを押すとデッカいウィングが出てくる。ついでに、車高も低くなって、マフラーも爆裂音を轟かす。実に良いアイディアと思うけれど・・・・・・駄目かなぁ。



ところで、羽根といえば新型GT−Rはどうなのだろう。モーターショー開幕とともに全容が明かされて、話題の渦中にあるこのクルマに関しては、次回の話題としよう。
それにしても、自称ライバルで同価格帯のあのクルマは、その後世間では話題になっていないが?
 

2007/10/26 (Fri) ウィング


バブル華やかなりし1990年頃の国産サルーンといえば、何故かトランクの上に羽根が生えているクルマが多かった。立派な紳士が乗るはずのハイオーナーセダンのお尻にも、それ程馬鹿デカイ訳ではないが、ちゃあんと羽根が付いていた。

流石に今では少なくなったようだが、それよりもハイオーナーセダンという市場自体が縮小してしまったこともある。そこで、今回はリアウィングについて 考えてみよう。



国産高性能車の定番で20年近く経ったいまでも、人気は衰えていないのがスカイラインGT−R。写真①はその中でも一番人気のR32で、当時は結構派手なリアスタイルだった記憶があったが、今になってみれば、それ程でもない。写真②は 300台限定のフェアレディZ 380RSで、R32に比べると時代の差を感じてしまう。



ホンダのスポーツタイプといえばタイプR。写真③は最新のシビックで、結構背の高いウィングは翼の部分が黒い 、と言うことは、もしかしてカーボン?
の筈はないか。

国産4気筒ターボ車の定番の一つがインプレッサSTi。写真④は意外に大人しいウィングが見える。このクルマはWRX風のレプリカで、それにしても 、この太いマフラーはオリジナルラリー車に付いていたっけ?



写真⑤は発売されたばかりのランエボⅩ。結構デカいウィングが付いている。
そして、写真⑥はランサーの本物WRXマシーンで、スタイル自体は意外と大人しい。実際に中を覗けば、ストリートカーとはマルで次元の違うレーシングマシーンそのものだが。

ところで、羽根の生えた国産高性能車というのは、悪く表現すればガキっぽい。これに乗ってサマになるのは、これぞ若者の特権か。 う〜ん、若者が羨ましい。
あくまで個人的な見解として、
いい年したオジサンが羽根のオッ立った車に乗るというのは、いい年をしたオバサンが、女子高生みたいなチェックのミニスカ穿いて街を歩くようなもの だと思うのだが。
その中では、写真②が辛うじて中年が乗っても何とかなるかな。

そこで、いい年しても乗れる、デッカイ羽根の生えたクルマは無いモノかと、さる友人に尋ねてみたら、帰ってきた答えはコレ↓



またぁ、そんなモノだしてぇ。こういうのは庶民から見れば反則技ですなぁ。

こうなりゃ、我々貧乏人は強いぞ。どうせ買えないのだから・・・・・・これでどうだ!
















2007/10/21 (Sun) PORSCHE GT2


GT−R、IS−F、ランエボⅩそして、ニューインプSTiと、このところ国産ハイパフォーマンスカーの話題で持ちきりだ。いくらミニバンブームで最近の若者は高性能車なんて興味がないとはいっても、これら技術の粋を集めたクルマが世の中で話題になるのは、やはり独特の魅力があるからだと思う。

だが、この分野の本家といえば、当然ポルシェ。そのポルシェのニューモデルが997GT2で、911系が順次新型997となっていった中で、残る最後の大物GT2が発表され、遂に国内にもサンプルカーが到着した。



外観的には他の997に比べて大きな違いといえば、リアアクスル前方のフェンダーに開いたエアインレットくらいだ。写真はストリートバージョンなので、意外に大人しい形状をしている。フロントのボンネット先端にあるエアインレットはGT3と共通となっている。



エンジンは3.6L ツインターボで530ps/6300rpmの最大出力と680N・m/2200〜4200rpm の最大トルクという圧倒的な性能を誇っている。このエンジンと1440kgというGT−Rに比べて300kg!も軽量な車重によって、0〜100km/hが3.7秒、 0〜200km/hは何と11.2秒!最高速度は329km/h。ポルシェの凄いところは、全てのモデルで加速性能と最高速度をスペックとして発表していることだ。
この高性能エンジンは例によって一部分しか見えない。エンジンを眺めるためにガラス張りのリアハッチを持つフェラーリとはマルで逆の発想だ。



室内はカレラを始めとする997に共通で、特にGT3とは殆ど見分けが付かない。アルカンターラをステアリングホイールやシート座面の多用しているのもGT3と同じ。このシートは左右のサポートが完璧で、これなら超高性能なコーナーリング性能を充分に楽しめる(ただし、腕と場所があればの話)。
クラッチは流石に重いから、このクルマで大渋滞は勘弁して欲しいところだ。



メーターはGT3とほぼ同じ。最大の相違点は回転計のレッドゾーンが6800rpmと低い(GT3は8400rpm)ことと、当然ながらロゴはGT2と描かれている。



黄色いキャリパーはお馴染みのセラミックコンポジット(PCCB)の証。ホイールのセンターキャップにGT2のロゴが入っている。

ベース車でも千数百万円を軽く超えるGT3は、庶民は当然ながら、金持ちでも買える人は極々僅かしかいない。それなのにGT2は更に約2倍もする。我々から見れば1700万円も3000万円も似たようなものだが、GT3を買えるクラスのユーザーからみると悩みは多い。自然吸気のハイチューンで胸のすく高回転を味わうならGT3だし、圧倒的なトルク を求めるならばGT2で、これは価格もさることながら、どちらのフィーリングを好むかにもよるだろう。
GT2かGT3か?いや、そうなればF430は如何なのか?そんな悩みをしてみたいものだ。そこで、年末ジャンボに期待をかけよう!
 

2007/10/20 (Sat) LANCER EVOLUTION Ⅹ 第4回


ランエボⅩのラインナップは競技車両のベース として、改造前提のRS(5MTのみ、約300万円)と街乗り用に便利装備を付けたGSR(5MT:約350万円、TC−SST:約375万円)となる。RSは快適装備は勿論のこと、ブレーキは鋳鉄のピンスライド、タイヤは16インチ、シートも如何でもいいような普通のシートだが、これらは競技の種類などに合わせて最適なパーツに取り替えるから、標準装着品は単なる”陸送用”と思えばよい。このRSとGSRについては、 基本的なポリシーは変わらないので、ファンにとっては受け入れやすいだろう。今回の目玉はGSRに設定されているTC−SSTというセミオートトランスミッションで、構造的にはVWのDSGと殆ど同一で、こちらはゲトラグ製だ。ただし、 デリバリーは遅れるようで、今現在TC−SSTの実車は無い。

さて、ここで、RSには何故TC−SSTの設定が無いのだろうかという疑問が湧くはずだ。最近のレース界ではF1を始めとしてGTレースでも2ペダルのセミオートが常識だから、競技車ベースの RSの2ペダルがないのは納得できない、と・・・・。ところが、残念ながら、同じ2ペダルでも競技用 (下の写真はWRCのランサー)とDSG等のストリート用では全く性能が違う(価格も違う)。それでは、MTが5速なのは何故か?これまた、殆どのストーリートカーの6速は、クルージング用のギア比で、 競技用には無用の長物。そうは言っても、街乗り用のGSRにはカッコだけの6MTも用意してもらいたい気もするが。



歴代のランエボで、実際に競技車両として使っているユーザーというのは、どの程度の割合なのだろうか。恐らく、大部分が単なる街乗りで、実際にフルスロットルを踏んだことが無いクルマも多そうだ。

本来のランエボはフェラーリやポルシェ並み、どころか、それ以上の動力性能を持ちながら価格は一桁安いというのが、最大の売りだったし、これだけの高性能を300万円で買えるのが驚異的だった。しかし、今度の新型は事実上400万円超えで、装備によっては500万円に突入してしまう。それでも、マダマダ買い得感満点なのは変わらない。800万円に近いレクサスIS−Fと比べても、動力性能なら良い勝負ではないか?そう考えれば、チャチな内装も許されるし、IS−FのトルコンATに対してランエボは最新鋭のTC−SST装備という点では明らかに勝っている。しかも、IS−FのFRに対してランエボは4WD!15年の歴史は伊達じゃあない。

このクルマ、当然試乗を考えているが、近所には未だ試乗車が無い。それに注目のTC−SSTは、まだデリバリーされていない。まあ、焦らずに行こうかな。

−完−
 

2007/10/18 (Thu) LANCER EVOLUTION Ⅹ 第3回


今度のランエボ のベース車は既に述べたように国内向けはランサーではなく、ギャランフォルティスという名前で呼ばれる。そこで2車のダッシュボードを比べてみたのが下の写真だ。





なるほど、これは全く同じ。



この位置から見ると、これも当然ながらシートが違う程度で、他には大きな差は無い。
実はこのランエボの内装の質感といえば、いかにもプラスチック丸出しで、しかも安っぽい。それも何処かのメーカーのように確信犯的な手抜きではなく、一生懸命やっているのに、金型や射出の技術がイマイチで安っぽいものしか出来ないという感じだ。決して安い材料を使っているわけでは無いのかもしれないが、見かけはちょっと・・・・・。



実は2車の最大の違いがメーターで、ギャランの速度計の最大目盛りが180km/hなのに対してランエボは300km/hとなる。とはいっても、180km/hでリミッターが効くのだが、それでも気分が違う。このメーターの立派なところは0から100km/hは目盛りの間隔が広く、それ以上は狭いから、実際に使用する100km/h以下の常用域では実に見易い。この方式はBMWのM5も同じで、330km/hの速度計の中央真上は120km/hとなっている。以前、M5の試乗記で100km/h走行中の速度計に 、針が中央より少し左にあるのが判る程度にモザイクをかけてた写真を挙げておいた。この不等間隔目盛りの事実を知らないで、あれは如何見ても150km/hくらいだしていると騒ぐ奴がいるを期待していたのだが、結果はどうだったのだろうか?見事引っかかった輩がいたら大笑いなのだが・・・・・。
ところで、例の富裕層向け国産プレミアムブランドが新発表した5Lモデルの速度計はフルスケール300km/hは同じだが、何と目盛りは全て等間隔で、65km/hと70km/hの差が殆ど判らない。これでは、あっという間に免許の点数がなくなってしまいそうだ。こういうところで開発者が本当にクルマを運転しているクルマ好きか、クルマなんかに興味のないガリ勉君が、単に有名な会社だからと就職して、仕事だからと開発しているかの違いが出てしまう。ついでに言えば、ランエボの回転計は角度も大きく目盛りも適度に粗いから、一瞬ちらっとみれば大まかな回転数が判るのにたいして、例の5L車は100rpm間隔の目盛りを付けているので、実際の運転には全く適さない。そんな大パワー車なら、一瞬で1000〜2000rpmは飛び上がるであろうメーターに100rpmの目盛りなんてマルで無意味なのは、走り屋なら即座に判ることなのだが。

−続く−

2007/10/17 (Wed) LANCER EVOLUTION Ⅹ 第2回


ランエボの最大の特徴は、当然ながら2Lで280ps/6500rpmと422Nm/3500rpmを発生するターボで過給され4気筒エンジン。新型はエキマニを後方に出すことで、エンジン位置を下げている。



これにより、低重心化を達成できたメリットと共に、熱対策が必要になってしまった。写真にもあるように、断熱プレートが使われている。
しかし、こうしてみるとエンジンの搭載位置はストラットタワーの中心よりも前にあることがハッキリと認識できる。



キャリパーは御なじみの赤いブレンボで、写真のクルマはオプションのハイパフォーマンスパッケージ(約37万円)装着車のために、ビルシュタインの単筒式ダンパー(黄色い部分)とアイバッハのスプリング(赤い部分)が装着されている。



写真は標準タイプの245/40R18タイヤ&ホイールで、セットオプションでタイヤサイズは同一ながらBBS製の鍛造アルミホイールも用意されている。
車重は5MTで1520kgと、決して軽くない。やはり4WDは重いようだ。それでもレクサスIS−Fより100kg以上も軽いから、実際の動力性能は逆転するかもしれない。まあ、どちらも試乗していないので何とも言えないが・・・・・

−続く−
 

2007/10/16 (Tue) LANCER EVOLUTION Ⅹ 第1回


通称ランエボが新型となった。今回の10代目は完全なフルモデルチェンジとなる。ベース車両はギャラン フォルティス。
えっ?ランサーじゃないの?と思うのは誰しも同じ。今度のギャランは海外ではランサーだし、国内向けには政策的にギャランと名前を変えたが、まさかこちらもギャラエボにする訳にはいかないので、ランサーを継承する訳だ。

  

  

外観上は一見するとギャランと同じに見えるが、よく見ればランエボはブリスターフェンダーが張り出している。この張り出しはリアドアにも及んでいるから、サイドパネルのプレスは殆ど別物だろう。
ギャランそのものにオーバーフェンダーを追加という安易な方法をとらなかったのは、拘りか、性能のためか。確かに、滑らかなフェンダーラインによるワイドトレッド化は空力特性からすれば大いに有利になることは間違いない。



初代から始まって、世代を追うごとにガンダムチックになってきて、これじゃとてもじゃないが、いい年をしたオヤジには恥ずかしくて乗れないと思うほどに”進化”してしまった最近のエボに対して、今回の新型10代目は、オッサンが乗っても、何とか我慢できそうだ。リアのデカイ羽根が無ければ更に良いのだが、レスオプションは無さそうだ。
排気管は左右各1本で、楕円の太い出口は単なる見かけだけで、除くと中には細い丸管が見える。

−続く−

 

2007/10/13 (Sat) M3 vs 320iクーペ


BMW M3:996万円(写真上側)、320iクーペ Mスポーツ:480万円(写真下側)。
しかし、写真を見てみれば、余程のBMWマニアでないと、区別はつかないだろう。それなら、480万円で十分というか、480万円出せば憧れのM3と殆ど同じようなルックスのオーナーになれる。

  

エンジン性能でいえば
BMW M3:420ps
320iクーペ Mスポーツ:156ps
そうは言っても、420psなんて何処で使うんだ?街中を50km/h程度の流れに乗って走ったり、3車線の一番右側にある追い越し車線を110km/hの流れ(?)で走るには、156psで十分だ。
それにしても156psに255/35R18 なんて如何なんでしょう?と、いうユーザーもいるが、別に良いじゃないの。多少乗り心地が悪くたって、本当はハンドリングに悪影響があったり、轍でワンダリングしたって、カッコ良いんだから全ては許される。それでいて、価格的にはスカイラインクーぺと同クラス。
そのスカイラインといえば、R32時代にはフラッグシップのGTRは買えなくても、GTSなら何とか買える。スタイルは多少違いがあるけれど、素人には判らない程度だし、どうしてもフロントマスクの違いが気になるならば、ショップでグリル をGTRルックに改装もできるし・・・・。そう、BMWと同じ商売をしていた。と、言うよりも、本来この手の商売はハコスカ(GC10)時代から、日産の得意技だった筈。
それが、今度のGTRはスカイラインではなく別の車種で、スタイルも別!これでは、GTRルックに憧れて、スタイルだけでも似たようなモデルを手に入れたいと思っている、ありがた〜いお客様を切り捨てる事になる。何とも勿体無い商売をしているのは、どんなもんでしょうかねぇ。
 

2007/10/9 (Tue) オーリス vs ブレイド


既にブレイド(2.4)とブレイドマスター (3.5)を簡易試乗記で扱っているが、ベースであるオーリスとの比較は未だやっていなかった事に気が付いた。
そこで両車を写真で比較してみよう。



外観で比べると、形状はかなり異なっている。



ところが、内装はといえば、そっくり。写真では判り辛いがグローブボックスの蓋とメーターフードにアルカンターラが貼ってあることを除けば全く同じ。
ん、いや、他にもあった。ブレイドの方がフロアマットが高級感がある!

2007/10/7 (Sun) ヴァンガード


ブレイドマスター、マークXジオとともに世間での笑いもの3兄弟でもあるヴァンガードに試乗できた。 乗ったのは240S Gパッケージで価格は294万円。
言ってみればRAV4ロングということで、手抜きクルマの代表のように馬鹿にされていることもあり、どんなに酷い乗り味かと期待しながら乗ってみたら、あっと驚く・・・・・・・

結構良い乗り味をしていた。そんなバカな、と思うくらいに意外だった。
クルマというのは自分で運転して始めて納得すべきだと今更ながら思った瞬間でもあった。

詳細は近いうちに簡易試乗記にて。



最近は、それ程ショウモないクルマというのは少なくなったが、中には試乗はしたが、幾らなんでもこれじゃ試乗記にならないじゃないかということで、ボツにしたクルマもある ことはある。
なにが、そんなに酷かったかと言えば、RHDのMTは良いとしてもペダル配置の悪さは半端ではなく、クラッチペダルの左に足を置くスペースが無い!しかもシフトレバーはヤタラと手前にあってステアリングから離した手は、大きく手前まで移動しないとシフトノブに行き着かない。 しかも、シフトフィーリングは軽自動車顔負けの低剛性なリンクがハッキリ判る最悪のタッチで、これではMTの意味が全くない。そして、当然のように左側にあるブレーキのマスターシリンダによって、ブレーキフィーリングはグニャグャのズボズボ。
それでも胸のすくような加速でも味あわせてくれれば納得するが、ミニクーパーと共用しているというエンジンはターボで過給しているにも関わらず、何やらトロイ。低回転域は勿論、そのまま引っ張ってもモアーッと回転が上がるだけ。
とまあ、これを試乗記にまとめたら、ヒュンダイクーペ以来の笑い話になってしまうので、あっさりボツとしてしまった。ディーラーマンは更に高性能版がでるので、是非ともリベンジをといっていたが、何やらメゲてしまい、そのままになっている。



 

2007/10/5 (Fri) この秋は高性能車の当たり年

これから東京モーターショーに向かって、高性能車の発表が目白押しとなる。
先ずは期待の日産GT−R。もう、今更説明のしようがない程に、クルマ好きなら判りきっているであろうこのクルマ。既に予約を受け付けていて、今からでは来年春の納車には間に合わないかもしれない。それにしても、全容を発表する前に予約をとって、ちゃあんと予定以上の客がつくというのも、他に類が無い。まあ、新型のポルシェ、それも
RSモデルとかの部類や、フェラーリの新型ならともかく、国産車では唯一だろう。レクサスLS600hも結構な予約が入ったようだが、GT−Rの場合はエンジン出力やトルクと、肝心のフロントフェイスが未発表なのだから、ちょっと事情が違う。

つぎに控えるのは、レクサスIS−F。5L、500psをISに積んで、ポルシェがチューニングしたと言われるスーパースポーツセダン。この、場合はAMGやMがライバルというところか。

前2車ほどには高価ではないが、既に発表されたランエボⅩと年末といわれている、新インプレッサのSTiもある。普通は、ランエボとSTiといえば、国産高性能車の両巨頭なのだが、何しろ相手はどちらも400psを軽く超えるスーパースポーツだから、これらに比べるとエボやインプがショボくみえるのも、また事実。なんて、書くと、スバリストに袋叩きにあいそうだが・・・・。

GT−Rの車両価格はベースグレードで800万弱。IS−Fも、これに近いだろう。と、なると、価格的にはポルシェケイマンS辺りと競合することになる。どちらが、良いかはユーザーの考えかた次第だが、ネット掲示板での脳内オーナーバトルには、何とピッタリのネタでもある。

2007/10/2 (Tue) TOYOTA MARD X ZiO


ブレイド、ヴァンガードに続くトヨタのブランニューモデルがMARD X ZiOで、これもまた発売当初から、世間ではボロクソ言われているようだ。



外観からは低めのミニバンというところで、言ってみればオデッセイの対抗馬だが、流石に今回は(旧)ストリームに対するウィッシュ程に露骨ではない。
バリエーションは2.4Lが中心で2WDと4WDがあり、上級グレードとして3.5L(2WDのみ)も設定されている。ここで気が付くのは、このクルマ、もしやブレイドのロングバージョンではないか?ということで、噂によればブレイドの後半にイプサムをくっ付けたような構成らしい。
とすると、ブレイド→オーリス→カローラとなり、一体どこがマークXなんだ!と、世間でボロクソ言われているのも自業自得か。
価格帯は240(2.4L)のベースグレードが256万円、中間のFが271万円、上級のGが286万円で、3.5Lは350Gが330万円、そして240にはそれぞれ約20万円高で4WDがある。





MARD X ZiOのドアを開けた瞬間に、これぞトヨタという雰囲気で圧倒される。新品の時は高級感があるが、少し古くなると薄汚れ毛足は禿げてきそうで、雨が降ればジメジメと気持ちの悪い安物のモケット風表皮のシートは、大きさも小ぶりだった。3列目のシートが狭いのは、まあ許すにしても、2列目がセンターコンソールを挟んで二人乗車になっている。写真で見たときには、ゆったり豪華そうに見えたが、現物はチャッちいのは、コマーシャルがオプションのレザーシートであるため と、カメラマンの腕が良かったのか?



ダッシュボードは手の届く(写真ではグレー)部分は一応弾性樹脂を使用しているが、上部(写真のブラックの部分)は硬質樹脂を使用しているといセコさ丸出しでもある。センタークラスターのパネルは、ヴァンガード(というよりRAV4)で不評のアルミヘアライン風のブロンズアルマイト処理風プラスチックを使用している。

クラウンと共有点も多い本物のマークXに対して、カローラ家の出身のFF車にマークXと言う名前を付けて、値段も本物と同じ価格帯という ニューモデルは、これぞ素人騙しの典型車だから、成るほど世間のクルマ好きからみれば、文句の一つも言いたくなる。
このコテコテのトヨタ車の最上級モデルである350Gにナビとレザーシートを選ぶと、車両価格合計は400万円近くになり、総支払い額は軽く400万円を超えてしまう。あと、数十万円奮発すると、メルセデスの新型C200が買えてしまう! なんて考えるユーザーは最初からターゲットの外ではあるが。
いやはや、何とも言葉がでない。まあ、乗る前から乗り味が想像できてしまいそうなクルマだが、機会があれば試乗してみたいものだ。もっとも、世間では走行性能は 本家のオデッセイに比べれば月とスッポンなんていっているようだが、そのオデがまた、乗ってみれば何処がスポーツカー並だ?冗談だろう、という代物なのだが・・・・。
 

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