一昨年の夏に華々しく開店したレクサスチャンネルは、残念ながら話題になった割には決して成功とはいえなかったのはご存知のとおり。
その最大の原因は、開業当時はアリスト改めGSとソアラ改めCS、少し遅れてアルテッツア改めISというラインナップだったために、とてもではないがライバルのドイツ御三家などとは勝負にはならなかった
ことが大きな原因だったのも周知の事実。
その後約一年遅れてセルシオ改めLSが発売された。流石にフラッグシップのLSにより、何とかレクサス本来の路線を維持し始めたが、誰もが皆、
「何で最初にLSを出さなかったのだ」、いや「LSが出るまでレクサス店の開業を待つべきだった」なんて言っていたが、もう後の祭り。そして今、トヨタのお家芸であるハイブリッドを搭載したLS600hが発売された。
これぞレクサスの本命。これでメルセデスのSクラスと勝負できると胸を撫で下ろしたいる関係者の姿が目に浮かぶ。と、いうわけで、今注目のLS600hを紹介しよう。
写真のモデルはロングホイースベースのLS600hLの中でも最上級の“後席セパレートシートパッケージ”で車両価格は1510万円也!

600hLの“h”は当然ハイブリッドを、Lはロングを表す。ホイールベースは従来のLS(2,970mm)より120mm長い3,090mmとなる。
写真のクルマは新色のブラックオパールマイカという塗装色で、一見するとソリッドブラックのように見えるが、よ〜く見れば細かいブルーのマイカが散りばめられていて、
光の具合により微妙にブルー系に変化するという、事故ったら板金塗装はどうなるのかと心配になるくらいに凝った色合いだ。

ハイブリッドの見分け方はリアトランクリッドの“LS600hL”(写真左上)とリアドア下端の“HYBRID”(写真左下)というエンブレム。更にレクサスのLマークは良く見ればブルーとなっている。
そして、ロービームには世界初のLED式ヘッドランプ(写真右の3連プロジェクター)を備えている。LEDはキセノンより明るいのかといえば、そんな事はないらしく、最大のメリットは世界初という
先進性。

ボンネットの中(写真左)を見ると、最新のハイブリット機器を見ることが出来・・・・・ない!完全にカバーで囲われていてエンジンや電気装置などは狭い隙間からもほとんど見えない。
ハイブリッドセダンの場合、リアシートのバックレスト後方には電池がある為にトランクが狭くなるが、LSはGSハイブリッド程は狭くない
(写真右)。これでもゴルフバッグが3個入るそうだ。
なにっ?4人でゴルフには行けないのかって?普通は運転手も一緒にゴルフをやる事はないでしょう!
と、いうわけで、次回の驚きのインテリア編に続く。
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