B_Otaku のクルマ日記


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2022/10/30 (Sun)  トヨタ ハイエース Welcab

トヨタ ハイエース ワゴン & コミュータをベースとした車両には幼稚園バスがあるが、もう一つ、同じく特殊な用途ではあるが最近街で結構見かけるのがハイエース ウェルキャブ(Welcab)で、要するに福祉用車両だ。

ウェルキャブには車いすのまま乗車できる8ナンバーの「車いす仕様車」と基本はワゴンと同様だが施設などへの送迎に便利な装備を架装した「ウェルジョイン」がある。ウェルジョインは車椅子を必要としないデイサービスの送迎でよく見かけるタイプだ。

とはいえ、福祉車両としてのハイライトは車いす仕様車だ。これにはワゴン同様にロングとスーパー・ロングがある。ロングは車幅が1,695㎜ と5ナンバーサイズとなっているのは、狭い道に入る事を想定しているのだろうか。

車内レイアウトは多くの種類が用意されているが、ここではロングとスーパー・ロングの代表的なものを見てみよう。

まずはロングから…

乗車定員5名に加えて車いすに乗ったままで2名が乗車できる。また、 車いすの代わりにストレッチャーでの乗車も出来るから、寝台車としての用途にも対応しているという事か。

そしてスーパー・ロングはというと、下の例では車いす2名は変わらないが、ロングよりも2名多い7名が乗車できる。これは施設などで介護度の違う入所者を一度に移送する等に使うのだろうか。例えば提携している病院に検診に行くとか…?

ロングの場合は介護タクシーとしても使われているようだ。

何しろ日本は少子高齢化時代であり、介護の需要は今後増々増えていくだろう。そんな状況で、介護用車両といえばこのハイエースが一強であり、日産キャラバンも相当する車種があるが、幼稚園バス同様でハイエースの牙城を崩す事は出来ない状況だ。

詳細は出典元のトヨタ ハイエース カタログ  ⇒ https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/hiacecommuter/hiace_welcab_202204.pdf
にて。

 




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2022/10/26 (Wed)  トヨタ ハイエース ワゴン & コミューター

幼稚園バスに3歳の女の子が置き去りにされ熱射病により死亡する事故に関して、9月18日の日記ではその時使われていたトヨタ ハイエース 幼児バスについて取り上げたが、今回はそのベースとなったトヨタ ハイエース ワゴン & コミュータについて纏めてみる。

ハイエース乗用仕様にはそのバリエーションとして、標準ボディで普通免許で運転できるワゴン(3ナンバー)と中型免許(8t限定では不可)が必要となるコミューター(2ナンバー)があるのは幼児バスと同様だ。

コミューターは最近まで12人乗りだと思っていたが、現行モデルは14人乗りとなっている。このため、ワゴンの10人に対して4人定員が増えることで、以前よりは2ナンバーの価値が上がった。

さて、3ナンバーのワゴンだが、これにはコミューターのボディを使って乗車定員を4人減らす事で、普通免許での運転を可能にしているスーパーロングという車種がある。ボディサイスはコミューターと全く同じであり、座席配置を見ると最後部の4列をそのまま取っ払っている。空いたスペースはラゲージエリアという事か。

畳んだ車いすを載せる等には有用かもしれない。

そして本来のワゴンは全長が短くルーフも低い。座席は2つの配置があり、一つは上記のスーパーロングと共通で、後端のラゲージスペースが無くなったタイプ。

そしてもう一つは後端を4列としたタイプがある。

こうしてみると、全長の違いで 4,840㎜ のロングと 5,380㎜ のスーパーロングがあるようだが、それではもう少し短い標準車は無いのだろうか、と思ってカタログを調べてみたらば、貨物仕様のバンも含めると…

無かった!

恐らく、以前はあったのだろうが廃止となり、しかし名称は以前のままなのでロングとスーパーロングのみなのだろう。

なお、幅についてはバンには 1,690㎜ という4ナンバー仕様が存在する。

⇒ https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/hiacecommuter/hiace_main_202205S.pdf

 


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