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2022/4/24 (San) Lexus RZ 450e (2023)
世界的な環境詐欺の元で、EV への急速なシフトの流れとなっている現状だが、それに伴う充電や廃バッテリーなどのインフラも無いままに EV へシフトすれば混乱は必至であり、今すぐ焦って EV の量産化をする必要も無いのだが、まあ世論を無視する訳にもいかない。
そんな現状で、マスコミはトヨタの EV化が遅れているの何のと騒いでいるが、それに応えるように既にトヨタブランドの EV 専用モデル bZ4X を発表している。そして今回はトヨタの高級車ブランドである Lexus から新たに EV 専用モデルである RZ が発表された。
Lexus RZ のアウターサイズは全長 4,805 x 全幅 1,895 x 全高 1,635 ㎜ 、ホイールベース 2,850 ㎜ 、これは先に発売されたトヨタ初の EV 専用車 Toyota bZ4X の全長 4,690 x 全幅 1,860 x 全高 1,650 ㎜ 、ホイールベース 2,850 ㎜ と比べると全長と全幅は少し大きいが、ホイールベースは同一だ。
んっ、ホイールベースが同じって? 実を言えば、 Lexus RZ はぶっちゃけ Toyota bZ4X のレクサスバージョンなのだった。
Lexus RZ は EV だからラジエターグリルは必要とせず、その為に Lexus のアイデンティティであるスピンドルグリルは不要なのだが、イメージとしてはスピンドルのような形に黒く塗り分けて Lexus らしさを出している。
エクステリアデザインは兄弟車の bZ4X と極めて似ているが、よく見ればボディのプレスが異なる事が判る。
そしてリアは bZ4X とは異なるリアコンビネーションランプで差別化を行っている。
ダッシュボードを比較すると、基本的なデザインも異なるようで、金型は別物を用意しているようだ。まあ、室内の豪華さで大いなる差をつける必要のある Lexus だから、ここは当然ながら共通形状なんて許されない。そういうコストアップが高価格の原因でもあるのだが、言い代えれば高価格こそがオーナーの求めるものでもあるという、何やら複雑なところだ。
Lexus RZ には飛行機の操縦桿のようなステアリングホイールの写真もあり、恐らくオプションか特定のグレードに使用されるのだろうが、はて、操作性は如何なのだろうか?
Lexus RZ のパワートレインはフロントモーターが204ps、リアは109ps。兄弟車の Toyota bZ4X は 4WD モデルの場合前後共に 109㎰ 、FWD モデルではフロントに 204㎰ となる。すなわち、Lexus RZ のフロントモーターは Toyota bZ4X のFWDモデルと同じという事になる。
bZ4X が FWD と 4WD でフロントモーターのパワーが違ったのは、同じ 4WD でも Lexus ブランド車ではパワーに差を付ける差別化が必要な為だろう。
そのプラットフォームを比べると、バッテリーは明らかに異なるが、基本的には共通化されている。
下の写真を見ると、ステアリングシステムは機械的には全く繋がっていないバイワイヤ—システムとなっている。と言う事は、エレキが切れたら操舵不能だが、大丈夫なのか。尤も、自動運転を考えれば、この方法はメリットも多いのだが。
この RZ 450e は建前は未だコンセプトカーの状態だから、バッテリーの仕様なども未発表であり、価格も判らない。とはいえ、十分に実用状態になっているようで、正式な発売もそう遠くはないだろう。
なお、Lexus RZ 450e (2023)の詳細については下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/lexus/2023-rz_450e/
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2022/4/22 (Fri) Rivian R1T (2022)
何やら地球環境詐欺に乗っかって、世界中の自動車が電気自動車 (EV) になる傾向だが、その中で突然自動車業界に打って出て、何とか量産にまで漕ぎつけたのが、ご存知テスラーだ。
そのテスラーに対して「第二のテスラー」とも言われているのが リヴィアン(Rivian)というブランドで、2009年に設立された米国のリヴィアン自動車(Rivian Automotive, Inc.)で、現在 R1T というピックアップトラックを製造販売している。
R1T のアウターサイズは全長 5,514 x 全幅 2,014 x 全高 1,854 ㎜ 、ホイールベース 3,450 ㎜ というビッグサイズだが、これは米国のベストセラー小型トラックのフォード F150 の全長 5,890 x 全幅 2,459 x 全高 1,994 ㎜ 、ホイールベース 3,708 ㎜ よりは少し小さいが、米国ではベストセラーのアメリカンサイズのピックアップトラックであり、良い処を狙ってはいる。
R1T はピックアップトラックとしては居住性の良いダブルキャブであり、SUV としての用途も多い。上の写真を見れば、結構オーソドックスなスポーツトラックだが見る角度によっては、その異様なフロントマスクが個性的だ。
フロントの特異なマスクに比べれば、リアはオーソドックスだ。
実は R1T のもう一つの大きな特徴は、キャブ後方の荷台の前端部にあるトランクスペースで、確かに独立したトランクを持たないピックアップトラックでは、荷台では風雨にさらされる心配があるなど、旅行鞄などを置くスペースが無く極めて不便だが、これは良いアイデアだ。
ダッシュボードとメータークラスターはそれぞれ横長のディスプレイが配置されて、それ以外のスイッチ類は見当たらないから、これはタッチパネルによる操作となるのだろう。この方式はテスラが採用して以来 EV の定番となりつつある。
センターコンソールには当然ながらスイッチやレバー類は一切存在しない。
新興メーカーとなると内装の出来等が心配だが、この写真では判らない。
パワーに関してはモーター出力:835hp 、トルク:1,231N-m という凄まじさで、トランスミッションは無くダイレクトドライブで、加速性能は SS 1/4 mile 、いわゆるゼロヨンが11.9秒! 0 ~ 60 mph:3.3秒というから、これぁ テスラ モデル 90 以上だ。
価格は 7万4千ドルからで、まあ性能の割には買い得かもしれない。
リヴィアン社の経緯や R1T の販売状況などについては、近日中に姉妹ブログで取り扱う予定だ。
なお、Rivian R1T (2022)の詳細については下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/rivian/2022-r1t/