B_Otaku のクルマ日記


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2021/6/16 (Wed)  中共の新規起業EV 理想汽車

中共では最近新規起業した EV メーカー、通称 EV スタートアップ主要3社として、蔚来汽車(NIO)(⇒2021/3/21 (Sun) 中共のテスラS NIO ET7)と共に理想汽車リ・オート、Li Auto)およびシャオペン(小鵬)汽車があるが、今回はリ・オートの EV について纏めてみる。

リ・オートの発売している車種は現在「ONE」のみだ。その理想 ONE は全長 5,030 x 全幅 1,980 x 全高 1,780 ㎜ 、ホイールベース 2,935 mm という堂々のビッグサイズで、同じ中共の BYD 社フラッグシップ SUV である 漢の全長 4,970 x 全幅 1,950 x 全高 1,725 ㎜ 、ホイールベース 2,820 mm よりも更に大きい。

スタイルは個性の欠片も無い無国籍風だが、まあブランド力は全く無いからアイデンティティ何て必要なく、これで良いのだろう。

ダッシュボードは幅いっぱいのディスプレイが特徴的だが、ドライバーから遥か遠いところにある右側ディスプレイは一体誰が見るのだろうか。

大柄なボディだけあって3列シートの7人乗りのようだ。

シャーシ―は何やらラダーフレームのようで、モノコックボディを設計する技術も生産能力も無いのが理由のように感じる。まあこの手の大型 SUV ならこれでも OK か。

理想ONE の販売価格は 33.8万元(581万円)というから、決して安い車ではない。BYD 唐の 29.6万元(419万円)よりも高い価格設定は、果たしてこれで売れるのだろか?

実はこの理想汽車は最近韓国ヒュンダイ自動車北京第一工場の売却先として有名になっている。これにより同社は生産手段を手に入れた事になり、今後は競争力を増すかもしれない。




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2021/6/14 (Mon)  Nissan Z Proto Concept (2020)

フェアレディZといえば 1969年発売の初代以来、半世紀以上続く名門ブランドだが、2シータースポーツカーというマイナーなカテゴリーである事から、途中何度か絶滅の危機を迎えたが、何とかここまで維持されてきし、最大の危機を救ったのはあの「逃亡中」のカルロス ゴーン氏だった。

とは言え、現行モデルが発売されたのは 2008年だから、既に13年が経過している事になり、新型はどうなるのかと気をもんでいたところだが、昨年辺りから次期モデルのコンセプトカーも公開されるなど、新型の発売が近づいている様子が見えたきた。

そして今回日産は 8月17日に新型フェアレディZをニューヨークで初公開すると公表した。

噂によると、昨年公開されたコンセプトカーが、殆ど市販型に近いと言われている。そこで今回はそのプロトタイプに注目する。

先ずは全体のフォルムだが、これはもう歴代からのキープコンセプトで、長いボンネットを持つ古典的なスポーツカースタイルに変わりはない。現行との大きな違いはドア下のプレスラインがより派手でマッチョになっている事と、L型のヘッドライトは全く異なる形状となった事だ。

フロント同様にL型のリアコンビネーションランプは可なり大人しいものに変更され、リアデザイン自体も穏やかになっている。

ではインテリアはどうだろうか?

メータークラスターは恐らくフルディスプレイと思われるが、イメージは極力アナログ的に表示されている。そして今やZのアイデンティティともなっている初代から続くダッシュボード・センター・トップの3つのアナログメーターも継続されている。

シートは現行以上にポルシェに似ている気もするが‥‥まあ、この手のシートも購入品であり、そのメーカーも世界的に何社もないから、殆ど同じもの‥‥何て事も考えられる。

公開されている写真のブレーキはフロントに6ポット対向ピストンらしきものが付いている。形状からブレンボ製だろうか。現行モデルは主にアケボノ製が付いていたが‥‥。なおポルシェは最新のタングステンコーティングブレーキ (PSCB) では逆にアケボノ製を使用しているが‥‥。

最近は PHEV や BEV などモーター駆動がトレンドであり、内燃機関もダウンサイジング4気筒が当たり前の時代に、V6ターボを長いボンネット内に積む古典的なスポーツカーコンセプトは、世間の偽善者からすれば環境破壊と危険性満点の反社会的なクルマと言われそうだが、クルマ好きにはホっとさせるニュースだ。

フェアレディZといえば、昔からプア―マンズポルシェと言われていたが、そのポルシェは今後 EV に舵を切る事は間違いなく、その意味ではこれを頑なに守り続ければ、フェアレディZの希少価値はより高くなるかもしれない。

正直言って、フェアレディZをケイマンと比べればボロ負けなのだが、そのライバルは極端な環境重視や中共との深過ぎる関係から、徐々にオウンゴール状態となっている状況を考えれば、日本メーカーにもチャンスはあるかもしれない。

とは言え、同じドイツでも中共と組んでボロボロになってしまったフォルクスワーゲンとは違い、同じグループとは言えポルシェの技術力やポリシーはそう簡単には崩れなさそうなのもこれまた事実だ。

なお、現行フェアレディZ (Z34) については
  ⇒
Nissan Fairlady Z NISMO 試乗記(2017/12)

そしてNissan Z Proto Concept (2020)の詳細については下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/nissan/2020-z_proto_concept/

 


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