B_Otaku のクルマ日記


4月1~10日←  [2021年3月21~31日]  →3月11~20日

---------------------------------------------------------------------

2021/3/26 (Fri)  Tesla Model 3 (2018)

中国版テスラと言われている NIO について、テスラSに相当する ET7 は 3月21日に日記で取り上げたが、さて次はテスラ3に相当する EC6 を取り上げようとした時点で、おっと、テスラ3について、未だこの日記では取り上げていなかった、という事に気が付いた。そこで、今回はテスラ3について、テスラSとの違いなどを主に比較してみる。

フロントビューはモデルSのようなグリルが無く、全くのカエル顔だ。まあ EV の場合はそもそもラジエターが無いのだから、グリルそのものが必要無いのだが、クルマの ”顔” としては何となく間抜けに見えるのが辛い。ただし、このカエル顔は本家のポルシェのお陰で、本来ユーモラスなのに高性能イメージがあったりもする。

リアについては細かい点では異なるが、結構キープコンセプトとなっている。

両車のサイドビューを比べて見ると、全長が 282㎜ 短いモデル3はどうしても寸詰まりに見えてしまうが、まあモデルSは BMW で言えば7シリーズ相当のFセグメントであり、モデル3は3シリーズ相当のDセグメントと、2ランク違うのだから、比較しては可愛そうな面もある。

しかし全体のフォルムはそっくりで、特にサイドウィンドウの形状はよく似ている。

ダッシュボードを比べると、モデル3にはドライバー正面のメータークラスターが見当たらない。センタークラスターの大型ディスプレイはモデルSの縦長に対して横長となった。

全体的にモデル3はシンプルというか、コストダウンンの跡が見て取れる。

パワートレインはモデルS P90Dの フロント 500㎰ リア 257 ㎰ 合計757㎰ に比べれば、最上位モデル (日本国内価格 717万円) でも 490㎰ とイマイチパワー不足では、な~んて、感じるが、いやいや 490㎰ だって大したものだ。なお廉価モデルでは 306ps (同 429万円)で、これでもDセグセグメントサルーンとしてはトップクラスだ。

なお詳細は何時ものように下記にて。
  ⇒https://www.netcarshow.com/tesla/2018-model_3/

 




---------------------------------------------------------------------

2021/3/21 (Sun)  中共のテスラS NIO ET7

前回取り上げた五菱宏光 MINI EV は、その名の通り日本の軽自動車を短くしたようなミニサイズだったが、現在中国では大型サイズの EV メーカーであるニーオ (NIO) のモデルも売れているという。このメーカーはサイズや性能がトップクラスを狙ったものであり「中国のテスラ」ともいわれている。

実はこのメーカー、本来はバッテリーメーカーでその後 EV に参入したのだが、業績は悪く倒産寸前に至ってしまった。ところが、中共政府が全面的の資金援助を行った事で復活したものだが、基本的に高級路線は変わらず、政府資金で持っているようなものだが、そこは共産主義国家だけあって、国家戦略のためには赤字何ていとわない、という理由で存在しているメーカーだ。

ラインナップは大型サルーンで最新の ET7 、2ドアクーペでスーパーカーカテゴリーの EP9 、中型サルーンの EC6 、EC6 のステーションワゴン ES6 、そして近日発売の SUV タイプ ES8 がある。

今回はその中から最も注目されている ET7 を取り上げる。

ET7 のアウターサイズは全長 5,098 x 全幅 1,987 x 全高 1,505㎜ 、ホイールベース 3,060㎜ という堂々たるサイズで、これはテスラ モデルSの全長 4,970 x 全幅 1,950 、ホイールベース 2,960㎜ よりも大きいくらいだ。

エクステリアデザインは当然欧州製高級車のパクリ的だが、如何にもトップクラスのサルーンという雰囲気はある。

インテリアは当然ながら最近の電子化されたものだ。テスラではセンタークラスターには大きなLEDパネルがあるのみで、メカスイッチの部類は一切無かったが、さて NIO ではどうだろうか?そこでセンタークラスター付近を拡大して見ると‥‥

これもテスラー同様のLEDディスプレイのみの方式で、マルで iPad PROをオッ立てただけ、という雰囲気だ。また運転席正面のメータークラスターもディスプレイのみで、メカメーターの部類は存在していないように見える。

これだけの大型サルーンだから当然 VIP 用となるリアパッセンジャーエリアも、それなりに高級感はある。とは言え、実際の質感や耐久性は判らないが‥‥。

シャーシ―は当然ながら EV 専用設計であるから、床下の低い位置にバッテリーを搭載するなど、考慮はされている。サスペンションもそれなりに最新設計のようではある。が、これもマトモに動くのかは判らない、所詮はパチものだ。

ブレーキはブレンボの4ポットのように見える。この点でもテスラと同等であり、まあ可なり意識はしているのだろう。

肝心の動力性能はというと、フロントが 240ps 350N-m 、リアが 400ps 500N-m 、前後後継では 640㎰ と強力で、テスラS P90Dの フロント 500㎰ リア 257 ㎰ 合計757㎰ には及ばないが、まあ数字上は近いところにある‥‥数字上は‥‥。
  ⇒ 
Tesla Model S 試乗記 (2016/7)

なお今回の画像は下記のメーカーサイトから転載している。詳細はこちらから、と言いたいが、メッチャ重いので覚悟は必要だ(笑
  ⇒ https://www.nio.com/et7

次回は NIO の他のモデルも取り上げてみる。

 


4月1~10日←  [2021年3月21~31日]  →3月11~20日