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2020/6/25 (Thu) Toyota Corolla vs Prius <5>
またまた前回から間が空いてしまったが、それではドアのインナートリムから始める。
トヨタ車は一般的にドアトリムには金を掛けない傾向があり、今回の2車種もプラスチック感満点で安っぽい。それでもカローラの上級グレードでは一部にステッチが見えたりするが、プリウスではそれも無い。いや若しかして上級グレードにはレザーパッドでもあるかとも思ったが、どうやらそれは無いようだ。シートに本革表皮があるのにドアトリムには金を兼ねない。まあ運転中には見えないからここには予算が回ってこない、という事だろう。
なおカローラでは中間以下のグレードでは、ドアトリムは一際安っぽいものが付いている。
では更に拡大してみると‥‥
カローラの上級グレードでは確かにステッチが見えるし、パワーウィンドウスイッチのプレートはピアノブラックとなっている。
対するプリウスはスイッチプレートこそ最小限にピアノブラックを使っているが、ハッキリ言って安っぽい。
ではダッシュボードはどうだろうか。
カローラはオーソドックな配置で特に特徴も無いが実用性は十分だ。ではプリウスはというと、これは伝統的にメーターが中央にあり、これはドライバーによっては違和感を感じるだろう。しかしトヨタは何故にプリウスでこのセンターメーターに拘るのだろうか?
カローラのセンタークラスターとコンソールは最近流行りのディスプレイをダッシュボード天板位置より高く配置して視認性を向上させるタイプで、その下にはエアコン用のパネルがある。トップのディスプレイは7インチが標準、中位グレード以上ではオプションで9インチが装備されるが、ナビはキットとしてディーラーオプションとなる。とは言え、オーディオ一体ナビの後付では無い点は評価できる。
AT セレクターはコンソール上のオーソドックスな場所にある。
プリウスではダッシュボードのトップにはセンターメーターが居座るためにセンタークラスターは少し低い位置から始まる。全グレードでオーディオレスが標準となる(写真右下)が上位モデルには大型ディスプレイのパノラミックビューモニターという、テスラーみたいな縦長の大型ディスプレイが装着できるが、価格はナビも含めて40万円程となる。
AT セレクターはカローラでは直線式のメカタイプだが、ハイブリッド車という事もありDから横に押してマニュアルというティプトロタイプでは無く、Dの手前に降版用のBがある。
そしてプリウスはお馴染みの小さな電子式で、このパターンが慣れないと間違いやすく、高齢ドライバーの誤操作による急発進事故の原因とも囁かれているが、トヨタはこれを止める気配はない。
次回はやっと最終回に辿り着く予定だ。
つづく