B_Otaku のクルマ日記


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2020/4/20 (Mon)  2020年2月 中国乗用車販売台数 <2>

前回に続き中国における合弁メーカーの2月販売台数を31~60位について纏める。

通称名を見ると、お馴染みのものも多いが懐かしい名前もあるし、何だか判らないものもある。特に知らない名前の車種の多くは中国専用車だろう。なおオリジナルの車名は多くが中国語であるため漢字表記となっている。

メーカーについては1~30位同様にフォルクスワーゲン、日産、トヨタ、ホンダというように日本車が圧倒しているし、マツダも頑張っている。ドイツ車についてはフォルクスワーゲン以外にはメルセデスと BMW という高価格車が検討している。これって日本国内と殆ど同じじゃあないか。

米国メーカーではフォードとGMがボチボチ見受けられるが、フランスやイタリア車は見られない。そして韓国は現代車が何とか一車種は入っているが、世界的な生産台数からすれば中国での韓国車は随分と少ない。以前はかなり健闘していたようだが、最近はその内容がバレた事と、実は日本以上に国民の韓国に対する嫌悪感が強いという噂を証明するかのようだ。

それにしても中国共産党直営という感じの第一汽車 (一汽) は大衆(VW)、トヨタという世界のビッグメーカーと、これに加えてマツダとも合弁しているという圧倒的な強さを見せつけている。

次回は中国独自のメーカの売り上げに目を移すことにする。

   ⇒ 2020年2月 中国乗用車販売台数 <3>




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2020/4/18 (Sat)  2020年2月 中国乗用車販売台数 <1>

新形コロナウイルス騒ぎで今や全世界から注目されている中国だが、それでは中国の自動車販売台数はどうなっているのだろうか。今回は第1回として先ずは2月の販売台数上位30位について調べてみた。

中国の国内生産車には合弁メーカーと自主メーカーがある。中国で海外の自動車メーカーが製造する場合は必ず現地の企業と合弁する事が義務付けられている。そのため日本や欧州の有名メーカーも必ず中国メーカーと合弁している。その中国メーカーは国営もしくは準国営であり、完全な民間企業というのは事実上無いと思ってよい。

というのは中国の自動車メーカーは国営以外でも事実上は地方政府の経営であり、地方といっても一つの州が一国以上の規模という中国のスケールの違いを考慮する必要がある。

今回は合弁メーカーの売り上げ上位を見てみると、1位は日産シルフィだった。日本ではパッとしない日産だが中国ではトップメーカーだ。 なお提携相手の東風汽車集団は中国3大メーカーのうちの一角を占める国有メーカーだ。

2位はフォルクスワーゲンボーラで、合弁相手の第一汽車も3大メーカだ。

驚くのは4位が GLC 、5位がEクラスという、何れもメルセデスベンツの高級車が上位に入っている事だ。まあ富裕層が日本の人口くらいいる国だから判らないでもないが、それにしても中国バブルの凄まじさを象徴している。

それ以降もコンパクトカーの間に高級欧州ブラント、それも BMW 5シリーズやアウディ A6 などEセグメント車が入っているのだから、恐れいってしまう。

なお上記には輸入車は含まれていない。すなわち3月は前年同月比で90%以上の落ち込みと言われているヒュンダイ車は別統計となる。そういえば上記のランキングにヒュンダイ車は入っておらず、唯一起亜のコンパクトカー ぺガスが23位に入っていた。

ヒュンダイは北京汽車と合弁で北京現代という企業があるが、北京汽車は他にメルセデスベンツとの合弁で北京ベンツという企業があり、上記のように日産やVWと売り上げ上位を争っているくらいだから、まあヒュンダイなんて切ってしまっても全く影響ないし、むしろベンツの格を落とす事が無くなって好都合だろう。

   ⇒ 2020年2月 中国乗用車販売台数 <2>



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