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2019/8/20 (Tue) 煽り運転暴行犯のポルシェは中古で190万円?
煽り暴行事件の宮崎容疑者は逮捕容疑の暴行時に乗っていた白い BMW X5 を借り出す前には、自ら所有する (ただし会社名義のようだが) カイエン ターボで煽り運転を繰り返していた事も判明している。
そのカイエンターボは本人がインスタに画像をアップしていて、これがネット上で拡散されている。そこで、このカイエンターボの実売価格を調べてみる事にした。
先ずは年式の特定だが、カイエンは初代 9PA が 2003~2009年、そして2代目 92A は 2010 ~ 2017年で、両モデルの最大の違いはテールランプの形状で、初代は正方形に近く2代目は横長でリアゲートにまで渡っているので直ぐわかる。
それでインスタの宮崎容疑者のクルマはといえば初代と言う事になる。
そして初代は前期型と後期型でも内容的に大きく変わっているが、インスタの写真のフロント側をみるとヘッドライトの下にウィンカーが見えるので、これは後期型と判明する。
そして初代カイエンは最終モデルでも 2009年だから10年経っている。ポルシェオーナーの中には新車で購入して10年以上に渡って大事に乗っている例も多いが、宮崎容疑者の場合はどう考えてもそんな知的なオーナーの訳が無く、あのカイエンも中古で、それも最近買ったものだろう。
そこで後期型 9PA の中古価格を調べてみると、特別なモデルや走行距離が劇的に少ないなどを除けば100万円代の後半くらいが一般的だった。要するに宮崎容疑者が偉そうに他車を煽っていたポルシェは中古価格100万円代だった!
なお前期型だとカイエン ターボとはいえ100万円を切ったものも売られているで、こりゃ事故車じゃねぇ、とか思ったが何れも修復歴無しだった。
まあ、そんな事だろうとは思ったが、他にも自宅マンションの駐車場 (住人の自転車置き場を占領したことで有名な) の写真を見れば、如何見てもボロボロの AMG E クラスも移っているが、これも100万円クラスだろう。
ところで上記のインスタ画面で側面が大きく破損しているのは、大型トラックを煽った揚句に急ブレーキをかけてワザと追突させたもので、この行為により宮崎容疑者は当たり屋の常習犯だったのではないか、とも言われている。たしかにボロい中古外車で相手に追突させ、修理代に法外な金を要求するのは当たり屋の常套手段ではある。
更に宮崎容疑者が狙う相手は大人しそうな庶民も多そうだが、何故か大型トラックを煽る事も多いようだ。普通はあんなデッカくて重量も1桁多いような大型貨物車を煽るなんて聞いた事が無い。これはこの容疑者の特徴のような気がする。
そこで考えてみるとトラックドライバー → 低学歴 → 底辺層。自分は高学歴・超一流会社に就職 → エリート層、という気持ちではないか。ところがそのエリート生活は就職後僅か半年で退職により底辺に落ちたが、だからこそ自分がエリートである事を納得したいのでは無いだろうか。
そしてエリートの証は高級輸入車だが、1500万円の新車は買えず、190万円の中古車というのが情けないが、本人にしれみれば (新車なら) 1500万円のクルマに乗るエリートだ!という気持ちなのだろう。
ディーラー騙して借り出したり、ポンコツの中古車で虚勢を張るという何ともカッコ悪い男だし、逮捕される前の威勢の良さに対して、逮捕後のクルマから降りる時は報道陣から顔を隠すなど、みっともない事この上ない。ここは毅然として、報道陣には「撮るんじゃねぇ、バカやろう、ぶっ殺すぞ!」くらい言わないとねぇ。しかも身柄確保の時の映像を見る限り、体格も華奢だし、背も低そうだった。
それ以上に滑稽なのは共犯として逮捕された例のガラケー女だが、あの女の詳細はそのうち明らかになるだろう。
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2019/8/19 (Mon) 煽り運転暴行犯、指名手配で逮捕
昨日辺りからニュースのトップとなっているのが BMW 代車の煽り運転暴行犯、宮崎文夫容疑者の逮捕で、その前日に指名手配された事で動画類のぼかしも消えて素顔が見られるようになった。うーん、まあ何と言うか、やっぱりハングレのチンピラという感じだ。
そして宮崎容疑者の逃亡を支えたとして ”交際相手” の喜本奈津子容疑者も逮捕された。この喜本容疑者こそ話題の "ガラケイ" の女だった。そしてこれまた逮捕によって画像のぼかしが消えて、ガラケイの女の素顔を拝めるようになった。
ほーう、まあ何と言うか、良いコンビだわなぁ。
ところでこの宮崎容疑者は自身のポルシェカイエンターボでも煽り運転を繰り返していたらしく、突然大型トラックの前に出て急ブレーキを掛け追突された事もあったようで、これって当たり屋もやっていたんじゃないの。写真下がそのカイエンで、本人がインスタに投稿していたものだ。
なーる程、だからガラケイ女が画像を撮っていた訳で、もしも相手に反撃されたらば逆に暴行を受けたと言って法外な治療費を請求するためだった、と思えば納得がいく。
この宮崎容疑者の実家は資産家だったらしく、母親が無くなった時に相続した賃貸マンション (写真左上) の収入が満室なら月に100万位くらいになるらしい。10万 × 10部屋ということかな。しかし年に1,200万円としても、管理費などの経費を引けば 1,000万円以下になるだろうし、ましてやその何室かを自分で使用していたようだから収入はそれ以下であり、これではカイエンターボに乗るのは無理な筈だ。
まあ考えれみれば年収900万なら大手企業の正社員程度だから、彼らがカイエンターボ買えるかと考えれば判るだろう。
加えて宮崎容疑者の経歴を知ると驚くのが、大阪の有名な進学校である大阪府立天王寺高等学校 (偏差値75) を卒業し、同志社、立命館と並んで関西の私立御三家の一角である関西学院大学に入学し、同大学卒業後は大阪に本社を置く自動制御機器メーカーのキーエンスに就職した。このキーエンスは勿論一部上場企業だが、それ以上に有名なのは給与が日本一高い会社であり、平均年収は何と 1,500万円!
そんなエリート街道まっしぐらの宮崎容疑者は、しかし勉強は出来ても他人との協調性が全く無く、キーエンスも半年で退職したと言う。その後は定職に就かなかったようだが、親の資産のお陰でこれまで生活してきたようだ。
と言う事で、何とも特異な性格の犯罪者だった訳だが、BMWディーラーが何故に特別待遇をしたかと言えばカイエン ターボに乗っている不動産会社の社長という事になれば、危ないのは承知で対応するのは当然だ。実際ポルシェオーナーの多くはパチンコ屋やソープの社長と言われている。因みに残りは開業医‥‥というのが定番だ。あっ、勿論クルマ好きで多少無理して買った真っ当なオーナーもいるので念の為。
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2019/8/16 (Fri) 煽り運転BMW試乗車は乗り逃げだった!
今まさに話題の中心となりつつある BMW 試乗車による煽り運転と暴行事件だが、8月14日の日記「BMW X5 試乗車で煽り運転」で述べたように7月23日と8月10日に事件を起こしている事から、普通に考えればこの19日間以上も試乗車を借りていた事になる。
そんな疑問の持っていたところ、昨日の夕方頃からのニュースで7月21日に3日間の約束で修理の代車として貸し出したが返却日を過ぎても返さず、途中連絡が取れないなどで結局8月11日に代理人が返却しに来たという報道があり、その辺の事情が判った。
そしてこのクルマのナンバーは 48-28 の筈なのだが、下の写真では 49-29 に見える。ところが良く見ると"9" の文字の左下に白いガムテープを貼ってあるようだ。要するに"8"の左下部分に白いテープを貼って"9" に偽装していたのだった。
借りたクルマで更にナンバー偽造して、煽り運転をくり返した犯人の意図は何なのだろうか?
まあ世の中、おかしな奴がいるもんだ。
それにしてもこれだけ大騒ぎになっていて、煽り運転のみならず暴行のシーンの動画が一般にも公開されているのに、未だ容疑者の身柄が確保できないのはどういう事か、と世間でも騒ぎ始めている。これを考えると暴行が茨城県警、新東名での煽りは清水市の事件が静岡県警で岡崎東は愛知県警の管轄であり、更に茨城の事件では煽り運転は交通課で暴行は刑事課という、警察組織の弱点を突かれた形で、各部署の連携のマズさというか組織の問題が明るみに出たという感じだ。
米国のように州を跨った犯罪の為に米連邦警察 (FBI) があればこれで対応出来るのだが、日本では以前から指摘されているが、今のところはこれが現状だ。
という事で、今回の事件は数々の問題点も炙り出したが、さてこの容疑者は何時逮捕出来るんだろうか?