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2018/1/19 (Fri) Volkswagen Up GTI (2018)
Volkswagen (VW) Up といえば同社のボトムラインとなるAセグメントハッチバックだが、このクルマは実に出来が良く、 VW のラインナップ中でも Golf に勝るとも劣らない良いクルマだと思っている。ハッキリ言って Polo よりも良いし、新型になって益々ダメになった Passat とはこれが同じ会社のクルマかというくらいの差を感じる。
その辺の詳細は以下の試乗記にて
⇒ Volkswagen up! 試乗記 (2012/10)
⇒ Volkswagen POLO GTI 試乗記 (2012/8)
⇒ Volkswagen Golf GTI 試乗記 (2014/3)
⇒ Volkswagen Passat Variant 試乗記 (2014/8)
その Up に GTI が追加されると言う事は判っていたが、遂に正式発表された。これは久々に気になるクルマだ。
エクステリアはそれ程派手な "化粧" はしていないが、それでも大径アルミホールやその中には赤いキャリパーが見えているなど GTI のセオリーに従っていし、リアには太くてクロームメッキされた排気管が‥‥ただしシングルだが。
インテリアを見ると GTI の証しであるチェックのシートが見える。
エンジンは 3気筒 1.0L Turbo 115ps/5,000-5,500rpm 200Nm/2,000-3,500rpm を発生する。
この Up GTI のコンセプトは初代ゴルフ GTI の再来というところだろう。写真で見てもサイズ的に近いように見えるが、スタイルは流石 42年前 (1976年) という事で時代の流れを感じるところだ。なおこの初代ゴルフ GTI は日本では排気ガス規制により販売されなかったから、当時雑誌 (CG) の海外取材で (小林エディターに) ベタ誉めされる記事を見て、涎を垂らしたモノだった。
その天下の GTI が販売されなかった後進国日本の 1976年とは‥‥
クルマに関しては軽自動車が 360cc から 550cc となり、ホンダアコードが発売されたのもこの年だ。
政治に関してはロッキード事件の捜査が開始された年であり、ソ連のベレンコ中尉が Mig-25 で函館に着陸し亡命した。
ヒット商品としてはパイオニアからラジカセが、ビクターからは VHS 方式の家庭用ビデオテープレコーダーが発売された。
ヒット曲としてオリコンヒットチャートでは
1位 子門真人:「およげ!たいやきくん」 2位 ダニエル・ブーン:「ビューティフル・サンデー」 3位 都はるみ:「北の宿から」‥‥ という具合で、因みに年間売上金額のトップは荒井由美だった。
なお詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/volkswagen/2018-up_gti/
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2018/1/18 (Thu) イルミナティカード <2>
前回はイルミナティーカードゲームの 1995年版について概要を説明したが、今回はもっと現実的な価格で入手できる 1998年版を紹介しよう。
実はこの 1998版は色々調べてみたが詳細が判らなかったところ、amazon で検索したらば下記のように五千数百円でスターターセットが購入できるようなので先ずはこれを購入する事にした。このリンクを辿って内容を見れば判るように多くの業者が出展しているのだが、これらは全て米国より発送のために納期が3週間程かかるようで、amazon 自身は直接販売してはいない。まあそれで、その中から実績のありそうなところへ購入手続きを行ったのだが、翌日の連絡で米国の仕入れ先で品切れのためにキャンセル手続きをしてほしい旨の連絡が来た。となると他の出展者に再度注文するかと思ったが、どうせ海外からの発送で時間がかかるなら自分で米国 amazon から購入した方が安いのではないか、と気が付いた。
そこで amazon.com で調べてみたらば同じ商品が $25.81 + $6.92 (送料&税金) = $32.73 で、これをクレジットカード決済すると約3,800円となった。と言う事は国内の業者から買うよりも 1,500円程安かった事になる。
なおこの商品のページは amazon.com をアクセスして検索欄で Departments を Toys & Games として入力欄には "Steve Jackson Games Illuminat" と入力することで見つけられる筈だ。米国アマゾンでの登録と購入方法はネット上で検索すれば色々な説明が出てくるが、一例としては下記サイトが判りやすい。
http://cthulhu.hatenablog.jp/entry/20120723/p1
それで注文が確定すると日本のアマゾンと同様にトラッキングが確認でき、そのフォーマットは日本とは異なるが寧ろ判り易さでは上という感じだ。下記に今回の例を示す。とはいえ海外だからリスクがゼロとは言えないのでその辺は各自の自己責任ということで。
結局注文後20日程で到着したが、最後に自宅に配達される時はどんな方法かと興味を持っていたが、何の事は無い普通に佐川急便が配達に来た。梱包は箱では無く内部に緩衝材 (要するにプチプチ) が貼ってある厚めの封筒で早速開けてみると写真左下の箱が出てきた。勿論表にはネットでお馴染みの例のロゴとイラストが付いている。
箱を開けてみると中には写真右上の説明書 (ルールブック) 、そして写真左下の疑似通貨とカード、サイコロが入っている。
一番の興味となるのは 1995年版との違いだが、カードデザインが縦長から横長なりイラストも小さくなっている。さらにカードによってはイラストが多少違うモノもあるが同じ場合も多い。例として 911の予告と言われている有名な "Pentagon" について新旧を比較する。まあ文章で書くよりもこれを見てもらえば判るだろう。何せ 1995年版のスターターキットよりも一桁安く手に入るのだから、単なる興味程度で買ってみるには十分だ。
上の写真を見てやっぱり 1995版を手に入れたいが、どうせ話の種なので何枚かあれば良い、という読者には 16枚がランダムに入っている写真下の 1995版ブースターパックをお勧めする。これはスターターキットなどを持っているプレーヤーがもう少しカードを買い足したい時とか、単にコレクターとしてゲームをやらないがいくつかのカードだけは欲しい、何ていう場合には便利だし価格も比較的買い易い。ただし何が入っているか判らないので、もしかすると超有名なレアカードがあるかもしれないし、ハタマタ気に入ったものは殆ど無いかもしれないが‥‥。
実はこれと同じものを米国アマゾンで調べたらば何と本体価格は $7.74 だったが、送料を考えると1つだけでは元が取れるかどうか疑問もある? そこである程度の数をまとめ買いしよう、何てぇ場合は十分なメリットがあるだろうし、ある面ハイリスクハイリターン的‥‥と言うには金額が少な過ぎてショボいが。
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2018/1/17 (Wed) Ford Mustang Bullitt (1968)
1968年に公開された米国映画「ブリット (Bullitt) 」の最大の山場は主演のスティーブ マックイーンが操るフォード マスタング GT390 と敵方のダッジ チャージャーとのサンフランシスコ市街の急坂でのカーアクションで、当時この場面が予告編で流れていたのでこれはもう何が何でも見るっきゃない、との思いで正月休みに東急文化会館の渋谷パンティオン (懐かしい!) まで見に行ったが、兎に角もの凄い人で場内に入ってみればぎゅう詰めで、当然立ち見だがその立ち位置の確保すらままならないくらいだった。
今回はそのオリジナルの 1968モデルを紹介する。ただし映画の時の車両は2台製作されてその後解体された (一台は再生されたとの噂もある) 事から、写真のクルマはその後製作されたレプリカであろう。
インテリアを見ると写真とはいえ半世紀前の雰囲気がムンムンと伝わってくる。
速度計なんて完全なメカ式で、当時のオドメーターは5ケタしか無くて 10万キロ走るとゼロに戻ると言う代物だった。要するに当時のクルマは 10万キロなんて持たないのが普通だったからだ。その中でボルボだけは6ケタのオドメーターが付いていて、こう言う演出がボルボ=耐久性抜群というイメージに繋がったのだろう。しかし現実は 10万キロどころか 1万キロでボティ各部の溶接部分が緩んでガタガタになるという評判だったが‥‥。
エンジンはこれまた懐かしいアメリカン V8 で、エンジンの上部にでっかいエアクリーナーが見えるのも懐かしい。当時は国産車も多くはこのような大径のエアクリーナーが付いていて、それを外すと下にはショボいシングルキャブレターがついていたりした。
下の写真で右奥に見えるのはその往年のブリットモデルを現代に再現した 2019年モデル Ford Mustang Bullitt で、このクルマについては次回に取り上げる予定だ。
ところでブリットが公開された 1968年当時を思い出して、この年のヒットソングを調べてみた。
オリコン 1968年1月4日付 - 1968年11月25日付
1位 千昌夫:「星影のワルツ」 2位 ザ・フォーク・クルセダーズ:「帰って来たヨッパライ」 3位 ピンキーとキラーズ:「恋の季節」‥‥ 7位 サイモン&ガーファンクル:「サウンド・オブ・サイレンス」
洋楽で一番上位に入ったのはサイモンとガーファンクルのサウンドオブサイレンスであり、これは二人のハーモニーの美しさに当時嵌ったのを思い出した。そこで例によって打ち込みとボカロでカバーしてみた。興味のある方はお聞き下され。
なお Ford Mustang Bullitt (1968) の詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/ford/1968-mustang_bullitt/
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2018/1/16 (Tue) イルミナティカード
1982年に米国のスティーブ ジャクソン ゲーム社より発売された「イルミナティ」というカードゲームは、秘密結社イルミナティをカードゲームにしたもので、特に 1995年に発売されたバージョンには、カードの中のテロがその後に現実となった事から、これは本物のイルミナティーによる予言書 (カード) だとも言われている。
それではそのカードの一例を示すと、写真左下は2つ並ぶ高層ビル (ツインタワー) が爆発している絵で、その題名は Terrorist Nuke だから、核爆弾によるテロとでも解釈するのだろうか、要するに 9・11での WTC ツインタワーを表している事になり、しかもご丁寧に核兵器を使用する事まで暴露している。
そして右下は Pentagon という名称のカードで、これまた 9・11ではハイジャックされたうちの1機はペンタゴンに突っ込んだと言われている事件そのものだ。どちらも飛行機が無いのはこれが本当と言う事で、WTC の旅客機が激突する画像は CG によるものとバレているし、ペンタゴンに突入したのも旅客機ではなく恐らくミサイルであろう、という事も今では常識になっている。
そして最大の関心事は 9・11が発生したのは 2001年であり、このカードが発行されたのは 1995年、すなわち事件の6年前だったと言う事だ。それにしてもこのカードゲーム、誰が何のためにこんなモノを販売したのか?
更にその後発売された拡張セットには原子力発電所が爆発していたり、大津波で街が流されていたりと、要するに 3・11 の東北大震災とそれに伴う津波、そして福一原発の事故が予告されていたという事になる。
この他にも現在進行中の謀略と思えるものが予告されているという、何とも不気味なカードだ。
ところでこのカードの本来 (表向き) の用途は、これを使って2~5人くらいで行うボードゲームで、各プレイヤ―は何処かの秘密結社を選んで自分がその組織の首領となり、引き当てたカードのテロや謀略によって相手を痛めつけ、最後に残ったものが勝ち! という、何とも危ない設定というかブラックジョーク満載のゲームだ。
だだしこの 1995年バージョンは現在販売はされていないから言わばコレクターズアイテムで、全てのカード (5百数10枚) セットなんて十万円代の値札が付いている。なおこのゲームにはスターターキットというのがあって、500枚以上のカードの中からランダムに 100枚 選んで、これに専用のサイコロ2つとゲームで使う通貨 (実は紙製) 、そしてルールブックが同梱されているものがある。
このスターターキットは現在日本でも販売されているから、これに3万円程出そうと言うモノ好きな読者はどうぞお買い求め下され!
ただしこれを買っても上記の 911 関連カードが入っているとは限らず、その為にまた他のセットを買うとか、まるでガキどものポケモンゲームみたいだが、実はあのポケモンゲームのオリジナルこそ、このイルミナティーゲームだったのではなかろうか?
このゲームはその後改訂版である 1998年版が発売され、これはカードのデザインが 1995年版のように不気味なイメージからスタイリッシュになってしまったが、内容は概ね同じだ。そしてこのスターターセットは日本でも五千円強で購入できる。更に米国のアマゾン (amazon.com) から買えば送料や税金を加えても三千円代で購入できる。実は昨年これを米国アマゾンに発注し、20日程で無事我が家へ届いているから、次回はその現物を使いながらもう少し細かく説明しようと思う。
しっかし、このところタロットとかイルミナティーとか、何やら危ない方向に興味が湧いてしまい、一体どうなるのかとビビってもいる今日この頃、こうなったら少しでも多くの読者を道連れにしてやろう!