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2017/8/30(Wed) Volkswagen T-Roc (2018)
VW の SUV はポルシェ カイエンと共通部分の多い トゥアレグ (Touareg) 、それより少し小さい弟分のティグアン (Tiguan) 、そして日本では未発売だが米国および中国向けで一足先に発表された最も大型のアトラス (Atlas 、日産の2トントラックでは無い) の3種類だが、これに今回は最も小さい T-Roc (東京流通卸センターと間違わないように!) が発表された。
全長 4,234 x 全幅 1,819 X 全高 1,573 ㎜ 、ホイールベース 2,603㎜ で、これがどの程度のサイズかというと、前回のマツダ CX‐3 と比べると全長が-41㎜ 、全幅+54㎜ 、全高 +23㎜ 、ホイールベース +33㎜ と全長以外は一回り大きいが、今や世界的に売れ筋と成りつつある小型 SUV の市場に VW も参入開始という事だ。
外観上の特徴はリアクウォーターウィンドウが無い、要するにゴルフのような構成であることで成程、だから全長が短いのだった。
ダッシュボードを見ると特徴的なのはメータークラスター内は横長のカラー液晶ディスプレイを採用し、アナログデザインのメーターなどは CG によって表示される事だ。VW もメルセデスに次いでフルディスプレイメーターに踏み出したようだ。
この T-Roc は欧州では今年の秋から販売されるようだが、日本向けはどうなるのかは判らない。これが BMW だったら船便の輸送機関 (1か月) 遅れ程度で日本でも販売開始されるのだが、VW の何時ものパターンからすれば実際のデリバリーは結構遅れるような気がする。まあ、そんな事をやっているから輸入車でトップの座を疾うの昔に明け渡し、今では3位争いをするまでに転落した訳だが‥‥。
なおもっと詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/volkswagen/2018-t-roc/
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2017/8/29(Tue) 北ミサイルが上空追加
本日早朝に北朝鮮のミサイルが北海道上空を通過して大騒ぎ。という事でこのネタは特別編でお届けする。
いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。
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2017/8/28(Mon) Mazda CX-3 <5>
今回は残る最後の部分として先ずはリアシートに移ってみるとセンターコンソールの後端にはお馴染みのエアアウトレットが‥‥あれ、向きが上を向いている。実はこれ単なるモノ入れで、マツダでは "コンソールマルチトレイ” と命名している。ダッシュボード右端には国産車の定番である各種制御系スイッチが並んでい。その上のエアアウトレットというのは国産どころか世界中のクルマが装着しているが、これをマツダではエアコンルーバーと呼んでい。そして外周の円形のリングはエアコンルーバーべゼルと呼び、この色は写真のダークレッドが下の2グレードに装着され、一番高いヤツ (L Package) はサテンクロームメッキとなる。
スタートスイッチはメータークラスター左端というかセンタークラスタ-右端というか、要するに一番メジャーな場所にある。ステアリングスポークにはオートクルーズ用スイッチが組み込まれ、更にはマニュアルシフト用のパドルスイッチも見えるが、これは PROACTIVE 以上に標準でベースグレードではオプションとなる。
ステアリングホイール越しに見たメータークラスターは安モノ感を感じないのは立派。
メーターは大径回転計とそれに組み込まれたデジタル速度計のみで、それ以外では右側ディスプレイに燃料計が電子式で表示される程度だ。そしてブラックの盤面に白い文字や目盛という地味な出で立ちは、トヨタ C-HR のケバいカラーの自光式とは対称的だ。
ペダル配置はマツダのポリシーに従ってブレーキペダルが右足で自然に踏める配置、すなわち全体を極力右よりに配置し、アクセルはオルガンペダルを採用している。そういえばある時期頻繁に報道された (特に高齢ドライバーの) ブレーキとアクセルの踏み間違い事故は最近マルで静かになっているが‥‥一歩踏み込んで踏み間違いはペダル配置が原因‥‥なんて報道する根性のあるテレビ局はマズ無いだろう。
という事で CX-3 のガソリンモデルについては既に試乗も済ませているので近日中に試乗記とする予定だ。えっ、簡易試乗記じゃあ無いのか? って、いやまあ、この出来ならマジに扱っても良いかな、と。
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2017/8/27(Sun) Mazda CX-3 <4>
室内の雰囲気は欧州車と言われても納得できるような、最近のグローバル基準という雰囲気だ。
シート表皮は写真の中間グレードである PROACTIVE ではサイドと前後が人口皮革でセンターがクロスとなっているが、この人口皮革は如何にもフェイクという感じで本革と見紛うという事は無い。因みにベースグレードではクロス、トップグレードの L Package ではセンターにパーフォレーションレザー、サイドにはスエードの何れも人口皮革を使用している。
ポジション調整は L Package に10Way パワーシート、その他は写真の PROACTIVE も含めてラチェット付きシートリフターを持った手動式となっている。
ドアトリムはクラスの割にはマトモで、プラスチッキーという感じはしない。マツダの内装も進化したものだ。
中間グレードとは言えアームレストはレッドのレザー仕上げで、ステッチも入っている。ドアノブ付近のパネルの艶消しシルバーも高級感を感じる。
リアドアもフロントと同等のデザインや質感で統一されている。そんなの当たり前だっ、って? いやいや、安モノはリアを手抜きする場合が結構あるんスよ。
ダッシュボードはエアアウトレットが左端とセンタークラスター右端にある。普通はセンタークラスターの左右にあるのが定番だが、これを外した事から見た目でユニークさが目立っている。ディスプレイは流行の高い位置で全グレードに標準であり、数万円のメモリーを追加すれば即座にナビが使るのもマツダならではだ。
センタークラスターのエアコン操作パネルはディスプレイから大分離れた (低い) 位置にあるが、その中間にはレザー仕上げのレッドステッチの入ったパッドがある。なおエアアウトレットは実はセンタークラスター左にも小さく目立たない形状だがちゃあんと装着されている。
センターコンソールは前部に AT セレクター、後部にはコマンドダイヤルがあるが、このクラスでダイヤル入力とディスプレイによる総合システムを全グレードに装備しているというのも最近のマツダの大きなメリットだ。トヨタなんてDセグメントクラスでさえ2DIN のブランクパネルが標準で、市販ナビのポン付けというのが普通だ。
AT セレクターのパターンは直線式のティプトロタイプで、マニュアル操作は引いてアップという現行BMWと同じタイプだ。コマンドダイヤル周辺はオーディオやナビのスイッチが見える。
ここまで見たところでは B セグメントのコンパクト SUV としては充分に質の高い内装で、いやいや最近のマツダは本当に大したものだ。なんたってアバルトブランドでの OEM 供給までやっているくらいだから。
次回も引き続き内装の残りを見ることにする。
つづく
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