2017/6/9(Fri) BMW 330e <5>
今回は引き続きインテリアについて見ることにする。
今回のクルマは M Sport という事もあり、ステアリングホイールには立派なパドルスイッチが装着されている。なお M Sport の価格は 330e の場合、ベースグレード (正式には i Performance 579万円) に対して (正式には i Performance M Sport 624万円) 45万円高い。
ダッシュボード右端には BMW に共通の、というよりもドイツ車に共通の回転式ライトスイッチが配置されて、その下にはドライブアシスト関連のスイッチがある。
メーターについては既に見飽きた (?) 感のあるお馴染のものだ。しかしこのクルマはプラグインハイブリッド (PHV) なのだが、こうしてみるとメーターには如何にも PHV らしい雰囲気は見当たらない。
ただし、右側メーター (回転計) の下端には、よーく見るとバッテリー残量表示や、燃費計はチャージメーターになっているのが判る。
サイドミラーに仕込まれたインジケーターは側面に他車が近づくと黄色い▲マークを表示して警告する。ただし視線を多少ミラーに向けないと確認できないから、サイドミラーなんて全く見ないようなヘボいドライバーには無意味かもしれない。まあ、幾ら最近は BMW が大衆化してきたとはいえ、流石にそんなスキルの低いドライバーが買うか? と思うだろうが、いやいや、そうでも無さそうですよ。
ペダルは例によって M Sport のクセにショボいウレタンパッドだが、新型5シリーズではお洒落なデザインのアルミバットになったから、これも次期 FMC では変更されるかもしれない。
現行3シリーズ (F30) が FMC されたのは 2012 だから既に5年が経過しているので、そろそろ次期モデルの噂も出ることだろうし、最近の BMW のモデルサイクルから言っても来年中には新型が発売されるであろう。ということで、今回は末期モデルとなった 3シリーズ の中でも一番コンセプトの新しハイブリッドモデルを取り上げてみた。それで試乗については‥‥勿論既に実施済みだからそろそろ試乗記の準備をしようと思っている。
乞うご期待!
2017/6/8(Thu) BMW 330e <4>
ダッシュボードは勿論見慣れた最近の BMW そのもので、例えば国産車から乗り換えたユーザーは「おおっ、これぞBMW だーっ!」と歓喜の声を上げる‥‥かどうかは判らないが、兎に角それっぽくて、やっぱりこの本物感は国産車には無いモノが有る。と、思うかどうかは個人の感性の問題で、別に高いだけで国産と変わらないじゃんかぁ、というならそれもまた幸せというものだ。
センタークラスターはこれまた BMW らしくディスプレイをダッシュボードから飛び出した形で運転中でも最小限の視線移動で確認できる。と言っても、今時はこのレイアウトが特に珍しいのもでも無く、他社でもよくあるものだ。エアアウトレットを挟んでその下のオーディオ及びエアコンのパネルも高さ方向を最小限にして極力上方にまとめているのも最上部のディスプレイと同じ思想だが、これまた最近では他社も採用している方式だ。
そのオーディオおよびエアコンのパネルは、ぶっちゃけ1シリーズと共通で、これが5シリーズ以上では違うユニットが付いている。
10年以上前の5シリーズ (E60) から続いている横長のディスプレイは国産車ユーザーからはこんなに細長くては使いづらいと批判されていたが、勿論この連中はオーナーでは無く、実際にオーナーとなって使いこなせばパソコンのマルチウィンドウと同じで、例えば地図ならば広域と詳細を並べれば特に問題無く使える。
センターコンソールにはこれまた BMW でお馴染の AT セレクターやコマンドダイヤルが並んでいる。その手前のパーキングブレーキレバーについては最近としては珍しいコンベンショナルな方式だが、恐らく次回の FMC で廃止されるだろう。
コンソール後部のアームレストの天部を持ち上げると、そこには小物入れが出現するのは想定通りだが、最近のクルマらしく USB 端子とオーディオ入力プラグがある。 このオーディオ端子はステレオミニプラグだからハッキリ言ってそれ程音質重視という訳でも無さそうだが、まあ所詮カーオーディだからコレで充分ということか。
コンソール上のコマンドダイヤルとATセレクター周辺を拡大すると、いや、まあ、お馴染過ぎて写真を出すのが恥ずかしいくらいだが、初めての読者もいると思うので拡大してみた。
オーバーヘッドコンソールは最近の傾向に沿って結構質素で実用本位だ。またフロアコンソール後端にはリア用のエアアウトレットが有るのも定番だが、3シリーズではそれ以外のスイッチなどは一切ない。それじゃあショーファードリブンの時に困らないか、って、まさか3シリーズに運転手付きで乗ることは無いだろう。
それにしても今時のクルマの内装のベンチマークとも言えそうなインテリアデザインだが、そろそろ見飽きてきたというのも正直なところで、恐らく時期 FMC では大幅に雰囲気が変わるような気もするが、ハテ? 予測としては最近発表された 8シリーズコンセプトのインテリアがそれを暗示しているような気もする。
つづく
2017/6/6(Tue) 文科省でPC交換
いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。
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