AIの急拡大に伴う巨大データセンターの建設ラッシュが引き起こす「電力と水」の危機


タッカー・カールソンのポッドキャスト番組(『The Tucker Carlson Show』)にニュースメディア「Redacted」のホストであるクレイトン・モリスが出演し、AIの急拡大に伴う巨大データセンターの建設ラッシュが引き起こす「電力と水」の危機について議論した。

主張された主な内容は以下の通り。

• データセンターの爆発的拡大:

米国には現在約4,800のデータセンターが存在するが、さらに約3,900規模の新設が計画されており、数が倍増する勢いだ。さらに、テキサス州で進む「Project Stargate」のように、施設そのものの規模も前例のないレベルで巨大化している。

• 水資源の消費と地域社会への打撃:

巨大AIサーバー群の発熱を冷やすため、膨大な冷却水が消費されている。これが米国内の各地で水不足を引き起こし、農家や牧場経営者(ランチャー)、周辺住民の生活用水を圧迫している。

• 「乾式冷却」と電力消費のトレードオフ:

テック企業が水を使わない蒸発・乾式冷却(Dry Cooling)技術を導入し「節水に成功した」とアピールすることに対し、モリス氏はこれを「問題をすり替えただけの誤魔化し(シェルゲーム)」と指摘している。水を節約した分、冷却に莫大な電気を消費することになるため、結局は深刻な電力不足と格闘することになる。

• ディーゼル発電機による汚染と法的対立:

停電対策として施設内に大量設置されるバックアップ用ディーゼル発電機が、定期試運転のたびに微粒子物質や大気汚染物質を排出する。地域住民や自治体が環境汚染を防ぐためゾーニング(土地利用)規制で抗議しても、政府機関や司法省のAIタスクフォースが建設を優先させて圧力をかける構図が生じていると警告している。

• 住民への負担転嫁:

ビッグテック企業がAI開発を優先する裏で、地域の電力・水インフラが酷使され、最終的に一般家庭の電気代高騰や環境悪化というコストを住民が支払わされていると批判している。

増々巨大化するデータセンターにより、今後膨大な電力と水を消費するとなると、一体世の中どうなってしまうのか。