今回のイランに於けるF-15搭乗員救出作戦では、海軍の特殊部隊「シールズ」も出動したという。この部隊を扱ったアメリカのテレビドラマ『SEAL Team/シール・チーム』は、装備の考証が非常にリアルであることで知られている。
そこで、主人公のジェイソン・ヘイズ率いる「ブラボー・チーム」が劇中で使用している主要な武器、スコープ、サイレンサー(サプレッサー)の型番をカテゴリー別に整理してみた。

1.主力のライフル(アサルトライフル / カービン)
隊員たちが最も頻繁に使用している、スコープとサプレッサーが付いたメインウェポン。
• 銃本体:HK416D
◦ ドイツのヘッケラー&コッホ社製のライフル。DEVGRU(海軍特殊戦開発グループ)の象徴的な武器だ。
◦ 銃身長(バレル): 主に10.4インチのショートバレルモデルが多用されている。

• サプレッサー: SureFire(シュアファイア)SOCOM556-RC
◦ 銃口に装着されている円筒形の消音器。

• スコープ / 光学サイト:
◦ EOTech EXPS3: ホログラフィックサイト。

◦ EOTech G33 Magnifier: ホロサイトの後ろに配置されている、3倍率に変更するためのブースター(拡大鏡)。

◦ Sig Sauer TANGO6 1-6×24: シーズンが進むと、倍率可変のショートスコープ(LPVO)も頻繁に登場する。

2.近接戦闘用の短い武器(サブマシンガン / 短機関銃)
室内突入などの狭い場所で使用される、よりコンパクトなモデル。
• 銃本体:SIG Sauer MCX Rattler(ラトラー)
◦ 非常に短いバレルを持つマルチキャリバーライフル。サブマシンガンのようなサイズだが、ライフルの弾丸を撃てる。

• 銃本体:MP7A1
◦ H&K社製の小型サブマシンガン。防弾チョッキを貫通する特殊な弾丸を使用する。劇中では非常にコンパクトな姿で登場する。
• サプレッサー: SIG Sauer SRD762(MCX用)や、専用の小型サプレッサーが装着されている。

3.長距離狙撃用の武器(スナイパーライフル)
ブラボー4のレイや、スナイパー担当の隊員が使用する長距離用武器。
• セミオート狙撃銃:Knight’s Armament SR-25 (Mk11 Mod 0 / M110 SASS)
◦ 7.62mm弾を使用する高精度なセミオートライフル。

• ボルトアクション狙撃銃:Accuracy International AXMC または Mk13 Mod 7
◦ 一発ごとにボルトを操作するタイプで、超長距離の狙撃に使用される。

• スコープ: Nightforce(ナイトフォース)ATACR シリーズや Leupold(リューポルド)Mark 5HD
◦ 高倍率で非常に精密な狙撃用スコープ。

• サプレッサー: SureFire SOCOM762-RC2
特徴的なアクセサリー
ドラマをよりリアルに見せているのが、銃の上面や側面についているデバイスだ。
• レーザーデバイス:L3Harris AN/PEQ-15 / LA-5
◦ 夜間戦闘時に暗視ゴーグル(ナイトビジョン)で見える赤外線レーザーを照射する装置。

これらの装備は、実際の特殊部隊のトレンドに合わせてシーズンごとにアップデートされており、ファンにとっては非常に見応えのあるポイントとなっている。
今回の救出作戦で、実際に米特殊部隊とイラン革命防衛隊の戦闘があったのかどうかは定かではないが、こんな装備と特別な訓練を受けた特殊部隊と、農民に毛が生えたような革命防衛隊では、まるで勝負にならないのはよくわかる。
今回米軍に死傷者は出ていないようだが、革命防衛隊は一体どのくらいの被害があったのだろうか。一説によると、現場近くの病院には多くの負傷者が救急搬送されていた、とも伝えられている。